Topic
サプリ全般
エビデンスのあるサプリと、そうでないサプリ。研究の裏付けの強さで整理します。
Research
関連する研究
- ランダム化比較試験信頼度: 低2017
シトルリンマレートは未トレーニング者の筋回復を改善しない ― RCT
da Silva DK, Jacinto JL, de Andrade WB, Roveratti MC, Estoche JM, Balvedi MCW, de Oliveira DB, da Silva RA, Aguiar AF / Nutrients
主要ポイント: 未トレーニング男性9名(24.0±3.3歳)による二重盲検クロスオーバー試験。12名を組み入れ、3名が研究と無関係の理由で脱落した。シトルリンマレート6gとプラセボを7日間のウォッシュアウトを挟んで摂取。
- レビュー信頼度: 中2018
クレアチン補給が健常者の認知機能に与える効果 ― RCTの系統的レビュー
Avgerinos KI, Spyrou N, Bougioukas KI, Kapogiannis D / Experimental Gerontology
主要ポイント: 組み入れたのはRCT6件・計281名。ベースライン特性・補給プロトコル・測定した認知領域が研究ごとに異なるため、定量的統合(メタ分析)は実施できなかったと著者らが明記している。
- レビュー信頼度: 中2017
クレアチン摂取の安全性と有効性に関するISSN公式見解
Kreider RB, Kalman DS, Antonio J, Ziegenfuss TN, Wildman R, Collins R, Candow DG, Kleiner SM, Almada AL, Lopez HL / Journal of the International Society of Sports Nutrition
主要ポイント: 筋内クレアチン濃度を最も効果的に高める方法として挙げられているのは、クレアチンモノハイドレート5g(体重1kgあたり約0.3gに相当)を1日4回、5〜7日間という方法。
- ランダム化比較試験信頼度: 中2024
単回のクレアチン摂取が断眠下の認知課題成績に与える影響(二重盲検クロスオーバーRCT)
Gordji-Nejad A, Matusch A, Kleedörfer S, et al. / Scientific Reports
主要ポイント: 21時間の断眠下で、プラセボと比べて処理速度が言語課題で29.1±5.3%(p=2.0×10⁻⁶)、数的課題で24.0±4.9%(p=1.02×10⁻⁵)、論理課題で16.0±4.0%(p=0.0002)改善した(3つの測定時点をまとめた値)。
- ランダム化比較試験信頼度: 中2003
ベジタリアンを対象としたクレアチン補給とワーキングメモリ・推論課題の改善(二重盲検クロスオーバーRCT)
Rae C, Digney AL, McEwan SR, Bates TC / Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences
主要ポイント: 1日5gのクレアチンを6週間摂取したベジタリアン45名で、ワーキングメモリ(逆唱課題)の成績がプラセボより有意に改善した(p<0.0001)。
- レビュー信頼度: 中2009
運動・サプリメント研究におけるプラセボ効果と期待効果の大きさ(系統的レビュー)
Beedie CJ, Foad AJ / Sports Medicine
主要ポイント: 検討したのは12件の介入研究で、いずれも被験者がエルゴジェニックエイドだと信じている不活性な物質を投与したもの。
- ランダム化比較試験信頼度: 中2015
経口グルタチオン補給が体内のグルタチオン貯蔵量に与える影響(6か月RCT)
Richie JP Jr, Nichenametla S, Neidig W, Calcagnotto A, Haley JS, Schell TD, Muscat JE / European Journal of Nutrition
主要ポイント: 非喫煙の健常成人54名に、経口グルタチオン250mgまたは1,000mg/日を6か月投与した二重盲検プラセボ対照試験。血中グルタチオンは両用量とも1・3・6か月時点でベースラインより上昇した。
- ランダム化比較試験信頼度: 中2011
経口グルタチオンが全身の酸化ストレス指標に与える影響(4週間RCT・陰性)
Allen J, Bradley RD / Journal of Alternative and Complementary Medicine
主要ポイント: 急性・慢性疾患のない成人40名(39名が計画どおり完了)に、経口グルタチオン500mgを1日2回・4週間投与した二重盲検プラセボ対照試験。
- ランダム化比較試験信頼度: 低2012
経口グルタチオンの美白作用(4週間RCT)
Arjinpathana N, Asawanonda P / Journal of Dermatological Treatment
主要ポイント: 健常な医学生60名に、経口グルタチオン500mg/日(分2)を4週間投与した二重盲検プラセボ対照試験。60名全員が完了した。
- メタ分析信頼度: 中2015
DHAと成人の記憶(システマティックレビュー・メタ分析)
Yurko-Mauro K, et al. / PLOS ONE
主要ポイント: 対象は「軽度の記憶の訴え(MMC)」がある人であって、「軽度認知障害(MCI)」ではない。 組み入れ基準はベースラインで神経疾患が無いこと。MCIは臨床的な診断名であり、主観的な物忘れの訴えとは別のものである。
- ランダム化比較試験信頼度: 中2004
ZMA補給がトレーニング適応と同化・異化マーカーに与える影響 ― RCT
Wilborn CD, Kerksick CM, Campbell BI, Taylor LW, Marcello BM, Rasmussen CJ, Greenwood MC, Almada A, Kreider RB / Journal of the International Society of Sports Nutrition
主要ポイント: 血清亜鉛の上昇は11〜17%にとどまり、有意ではなかった(p=0.12)。 摂取しても亜鉛の状態がはっきりとは変わっていない。
- メタ分析信頼度: 中2023
ベルベリンが血糖・インスリン関連指標に与える影響(メタ分析)
Zhao JV, Huang X, Zhang J, Chan YH, Tse HF, Blais JE / The Journal of Nutrition
主要ポイント: 空腹時血糖が0.52 mmol/L低下(95%CI −0.72〜−0.33、18研究n=1,522)。
- ランダム化比較試験信頼度: 低2008
2型糖尿病患者に対するベルベリンの有効性(メトホルミン対照RCT)
Yin J, Xing H, Ye J / Metabolism
主要ポイント: 著者らはこれを「パイロット試験」と明示している。 確証的な試験ではない。
- ランダム化比較試験信頼度: 高2026
糖尿病でない肥満・MASLD患者におけるベルベリンと内臓脂肪(6か月RCT・陰性)
Lei L, et al. / JAMA Network Open
主要ポイント: 主要評価項目の内臓脂肪面積はプラセボと有意差なし(1.4%、97.5%CI −2.4〜5.2)。CTで測定。
- メタ分析信頼度: 中2018
カフェイン摂取は筋力・筋パワーを向上させる(メタ分析)
Grgic J, et al. / Journal of the International Society of Sports Nutrition
主要ポイント: 最大筋力が有意に向上した(標準化平均差 0.20、95%CI 0.03〜0.36、p=0.023)。効果量は小さい。
- レビュー信頼度: 高2011
新しい形態のクレアチンの有効性・安全性・規制状況の分析(レビュー)
Jager R, et al. / Amino Acids
主要ポイント: クレアチンモノハイドレートは筋内クレアチン・ホスホクレアチン濃度を約15〜40%高め、無酸素運動能力とトレーニング量を増やす。
- ランダム化比較試験信頼度: 中2008
クレアチン摂取後の胃腸症状は1回あたりの用量に左右される ― RCT
Ostojic SM, Ahmetovic Z / Research in Sports Medicine
主要ポイント: 10g/日を2×5gに分割した群の下痢発生率は28.6%だったのに対し、1回10gの単回摂取群では55.6%と有意に高かった(p<0.05)
- その他信頼度: 中1996
クレアチンローディング(高用量6日)と低用量28日摂取の筋内飽和比較
Hultman E, Söderlund K, Timmons JA, Cederblad G, Greenhaff PL / Journal of Applied Physiology
主要ポイント: 20g/日×6日間の急速ローディングで筋内総クレアチン濃度が約20%増加した
- メタ分析信頼度: 高2017
高齢者においてクレアチン補給はレジスタンストレーニングによる除脂肪量・筋力の増加を高める(メタ分析)
Chilibeck PD, et al. / Open Access Journal of Sports Medicine
主要ポイント: 除脂肪量の増加はクレアチン群のほうが平均1.37 kg大きかった(95%CI 0.97〜1.76、p<0.00001)。
- ランダム化比較試験信頼度: 中2012
睡眠制限下の健康成人におけるグリシン摂取が日中のパフォーマンスに与える影響
Bannai M, Kawai N, Ono K, Nakahara K, Murakami N / Frontiers in Neurology
主要ポイント: 視覚アナログ尺度で、翌日の疲労感が有意に減少した。
- メタ分析信頼度: 中2018
トレーニング経験者・競技アスリートにおけるHMB補給が筋力と体組成に与える影響:メタ分析
Sanchez-Martinez J, Santos-Lozano A, Garcia-Hermoso A, Sadarangani KP, Cristi-Montero C / Journal of Science and Medicine in Sport
主要ポイント: ベンチプレス筋力(効果量0.00)・レッグプレス筋力(0.09)・体重(-0.01)・除脂肪量(0.16)・脂肪量(-0.20)のいずれも些少かつ有意でなかった(すべて p>0.05)。
- レビュー信頼度: 低2015
間欠的断食が体組成と臨床的健康指標に与える影響(レビュー)
Tinsley GM, La Bounty PM / Nutrition Reviews
主要ポイント: 隔日断食(3〜12週間)は体重を約3〜7%、体脂肪を約3〜5.5kg減らした。
- ランダム化比較試験信頼度: 中2009
ロイシン摂取量と筋タンパク質合成(MPS)の用量反応関係
Moore DR, et al. / American Journal of Clinical Nutrition
主要ポイント: 筋タンパク質合成は用量に応じて増え、20gで最大に達した(10gではない)。
- レビュー信頼度: 中2004
ビタミン・ミネラルの充足状態が身体パフォーマンスに与える影響
Lukaski HC / Nutrition
主要ポイント: 十分な食事を摂っている人では、ビタミン・ミネラルのサプリメント使用はパフォーマンス指標を改善しない。
- メタ分析信頼度: 高2017
野菜由来の硝酸塩(NO3−)補給が持久力パフォーマンスと酸素効率に与える効果(メタ分析)
McMahon NF, et al. / Sports Medicine
主要ポイント: 統合した効果は些少かつ有意でなかった(効果量 -0.10、95%CI -0.27〜0.06)。
- ランダム化比較試験信頼度: 中2011
オメガ3脂肪酸がインスリン・アミノ酸刺激への筋タンパク同化反応を高めるか
Smith GI, Atherton P, Reeds DN, Mohammed BS, Rankin D, Rennie MJ, Mittendorfer B / Clinical Science
主要ポイント: インスリン・アミノ酸投与時の筋タンパク質合成率が、補充後に0.062から0.083 %/時へ上昇した(p<0.05)。
- メタ分析信頼度: 低2014
過敏性腸症候群と慢性特発性便秘に対するプレ/プロ/シンバイオティクスの有効性(メタ分析)
Ford AC, Quigley EM, Lacy BE, Lembo AJ, Saito YA, Schiller LR, Soffer EE, Spiegel BM, Moayyedi P / American Journal of Gastroenterology
主要ポイント: プロバイオティクスにより、IBSの症状が持続するリスク比は0.79(95%CI 0.70〜0.89)だった。
- メタ分析信頼度: 高2018
タンパク質補給はレジスタンストレーニングによる筋量・筋力増加を高める(メタ分析)
Morton RW, et al. / British Journal of Sports Medicine
主要ポイント: タンパク質補給により1RM筋力が+2.49kg、除脂肪量が+0.30kg、筋線維横断面積が+310µm²増加した(いずれも p<0.05)。
- メタ分析信頼度: 中2010
大豆タンパクおよびイソフラボンは男性の生殖ホルモンに影響しない:メタ分析
Hamilton-Reeves JM, Vazquez G, Duval SJ, Phipps WR, Kurzer MS, Messina MJ / Fertility and Sterility
主要ポイント: テストステロン・SHBG・遊離テストステロン・遊離アンドロゲン指数のいずれにも、有意な影響は検出されなかった。
Supplements
関連するサプリ
マグネシウム
信頼度: 低マグネシウム(グリシン酸マグネシウム・クエン酸マグネシウムなど)
必須ミネラルのひとつ。「300以上の酵素反応に関わる」という説明について、本サイトは出典を示せない。 睡眠について本サイトが収録しているのは、原発性不眠症の高齢者46名を対象とした8週間のRCT1件である。睡眠時間・睡眠効率・入眠潜時が改善した一方、総睡眠時間には有意差が出ていない。若年者やアスリートを対象とした試験は収録していない。
リチウム(低用量)
信頼度: 未評価オロチン酸リチウムまたはアスパラギン酸リチウム
微量のリチウムを含むサプリ(オロチン酸リチウムなど)。本サイトは、この用量帯のサプリを評価したヒトの研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 リチウムは精神科で用いられる医薬品(炭酸リチウム)の成分でもあり、気分障害の治療としてリチウムを投与された患者の有害事象を統合したレビュー(McKnight ら 2012)は、周辺情報として収録している。
アグマチン
信頼度: 未評価アグマチン硫酸塩
アルギニンの脱炭酸によって生成されるアミン。本サイトは、アグマチンをヒトに投与した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。
アルファGPC(L-α-グリセリルホスホリルコリン)
信頼度: 低L-α-グリセリルホスホリルコリン(Alpha-GPC)
アセチルコリンの前駆体とされるコリン含有リン脂質。収録したRCTでは、認知課題の1つ(ストループ)で改善が見られた一方、身体パフォーマンスと成長ホルモンには群間差が無かった。本サイトが以前「成長ホルモン分泌促進・筋力・パワー出力の向上」と記載していたのは、この結果と食い違う。
アップルサイダービネガー
信頼度: 低リンゴ酢(酢酸・ポリフェノール含有)
リンゴを発酵させた酢。収録したメタ分析の対象は2型糖尿病の患者で、空腹時血糖(−21.9 mg/dL)とHbA1c(−1.53)の低下が報告されている。ただしGRADEの評価はアウトカムごとに分かれており、空腹時血糖とインスリンが「中」、HbA1cとHOMA-IRは「低」である。組み入れ7件のうち5件が低品質で、HbA1cは異質性も高い(本文とFigure 2Bでは I²=83.31%、Table 4の脚注では88.61%と食い違う)。健常者の体重や食欲を対象とした研究は収録していない。
アルギニン
信頼度: 低L-アルギニン
アミノ酸の一種。血圧については22件のメタ分析で低下が報告されている(収縮期 −6.40 mmHg)。ただし1日9gを超える用量、24日を超える期間、肥満者では有意な変化が見られていない。 一方、持久性パフォーマンスを調べたメタ分析(118件)は、L-アルギニンを含む食品の研究を組み入れ基準に挙げながら、実際に統合されたのはポリフェノール・硝酸塩・L-シトルリンの研究のみだった。
アシュワガンダ
信頼度: 中ウィザニア・ソムニフェラ根エキス
アーユルヴェーダで用いられてきたハーブ。コルチゾールの低下は23件・1,706名を統合したメタ分析で報告されている(標準化平均差 −1.18)。筋力については、トレーニング経験のほとんど無い若年男性57名を対象とした8週間のRCT1件を収録している。
ビーツ(硝酸塩)
信頼度: 中硝酸塩(Dietary Nitrate)、ビートルートエキス
硝酸塩を多く含むビーツの搾汁。33件を統合したメタ分析で、高強度インターバルスプリント・平均パワー・最大酸素摂取量のいずれも有意に改善している。ただし効果量はいずれも小〜中程度で、競技レベルや摂取方法による違いは検定では有意でなく、著者ら自身が「仮説を生成するもの」と位置づけている。
ベタイン無水物
信頼度: 中ベタイン(トリメチルグリシン)無水物
無水ベタイン。本サイトは、無水物と他のベタイン製剤を直接比較した試験を収録していない。以下はベタイン一般についての結果で、有意だったのは最大筋力(とくに下半身)であり、上半身の筋力には有意な効果が見られていない。
ベタイン(トリメチルグリシン)
信頼度: 中ベタイン(トリメチルグリシン、TMG)
メチル基供与体として働くアミノ酸誘導体。17件・317名を統合したメタ分析で最大筋力の改善が報告されているが、有意だったのは下半身であり、上半身の筋力には有意な効果が見られていない。 本サイトが以前「上半身で向上、下半身は結果が分かれる」と記載していたのは誤りである。
カフェイン
信頼度: 中無水カフェイン
プレワークアウトの定番。運動パフォーマンスへの効果は、21件のメタ分析を統合したアンブレラレビューで確認されている。ただし筋力・筋パワーへの効果量は小さく、効果は無酸素系より有酸素系のほうが大きい傾向がある。 収録した研究はいずれも若い男性が中心である。
カプサイシン
信頼度: 中カプサイシン(唐辛子由来)
唐辛子の辛味成分。13件を統合したメタ分析で、安静時代謝率が1日あたり33.99 kcal 増加した(95%CI 15.95〜52.03)。呼吸商もわずかに下がっている(−0.01)。著者らは「中程度の改善」と表現し、「熱産生の性質を明らかにするにはさらに質の高い研究が必要」としている。 体重や体組成への影響を評価した研究は収録していない。
カルノシン
信頼度: 低L-カルノシン(β-アラニン+L-ヒスチジン)
β-アラニンとヒスチジンからなるジペプチド。本サイトは、経口摂取したカルノシンそのものを評価した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 以下はβ-アラニンについての結果である。ISSNは「β-アラニン補給は筋カルノシン濃度を高め、細胞内のpH緩衝として働く」としている。
CBD(カンナビジオール)
信頼度: 低カンナビジオール(大麻草由来)
大麻草(ヘンプ)由来の非精神活性カンナビノイド。大規模なレビューは「宣伝されているほとんどの用途について、無作為化比較試験からの根拠は支持していない」と結論しており、不眠はその例として名指しされている(Hsu 2026)。日本の規制は2024年12月12日施行の改正で成分規制に変わり、製品区分ごとにTHCの残留限度値が定められている。
CGT Max(クレアチン・グルタミン・タウリン配合)
信頼度: 低クレアチンモノハイドレート・L-グルタミン・タウリン
クレアチン・グルタミン・タウリンの3成分を組み合わせたトレーニングサポートサプリメント。この配合そのものを評価した試験は確認できていないため、以下は各成分単独の研究に基づく。3成分のうち根拠が最も厚いのはクレアチンで、グルタミンは運動分野での有効性がまだ定まっていない。製品によって配合比率が異なるため、各成分がどれだけ入っているかはラベルで確認したい。
コンドロイチン
信頼度: 中コンドロイチン硫酸(ウシ・サメ軟骨由来等)
関節軟骨・結合組織の主要構成成分。変形性膝関節症・股関節症を対象とした大規模なネットワークメタ分析(10件のRCT・計3,803名)では、グルコサミン・コンドロイチン・その併用のいずれも、事前に定めた臨床的に意味のある差に届かなかった。 さらに業界から独立した試験は、企業資金による試験より小さい効果を示している(Wandel 2010)。
クエン酸
信頼度: 未評価クエン酸(無水)
クエン酸回路の中間代謝産物で、食品添加物としても広く使われる。本サイトは、クエン酸サプリそのものを評価したヒトの研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 結石の再発予防に高い確からしさのエビデンスがあるのは医薬品としてのクエン酸カリウムであり、サプリのクエン酸ではない。
シトルリン
信頼度: 中L-シトルリン / シトルリンマレート
一酸化窒素(NO)の前駆体とされる非必須アミノ酸。本サイトが収録しているのは、男性41名を対象にシトルリンマレート8gの単回摂取を調べたRCT1件のみである。全16セットの胸トレの終盤で反復回数が増え、筋肉痛が軽減したと報告されているが、血流・NO産生・パンプ感を測定した研究は収録していない。
コラーゲンペプチド
信頼度: 低加水分解コラーゲン(コラーゲンペプチド)
加水分解された低分子コラーゲン。本サイトが収録しているのは、男性8名にビタミンC強化ゼラチンを摂らせて血中のコラーゲン合成マーカーを測ったRCT1件(著者らはこれが骨のコラーゲン合成を反映するとしている)と、変形性関節症のサプリを比較したメタ分析1件である。皮膚への効果を評価した研究は収録していない。関節については後者のメタ分析が疼痛・機能を扱っているが、著者らはエビデンスの質を very low と評価し、中期・長期では臨床的に意味のある改善を示したサプリは無かったと結論している。
コラーゲン(加水分解コラーゲン)
信頼度: 低加水分解コラーゲンペプチド(Type I/II/III)
腱・靭帯・軟骨・皮膚の主成分であるコラーゲンを加水分解したサプリ。本サイトが収録しているのは、男性8名にビタミンC強化ゼラチンを摂らせて血中のコラーゲン合成マーカーを測ったRCT1件(著者らはこれが骨のコラーゲン合成を反映するとしている)と、変形性関節症のサプリを比較したメタ分析1件である。後者では短期で大きな効果が出ているが、著者らはエビデンスの質を「非常に低い」と評価し、中期・長期では臨床的に意味のある効果が無かったとしている。
CoQ10(コエンザイムQ10)
信頼度: 低ユビキノン(CoQ10)またはユビキノール(還元型)
ミトコンドリアの電子伝達に関わる補酵素。本サイトが収録しているのは、スタチン服用患者の筋症状(SAMS)を調べたメタ分析1件である。痛みの強さは有意に低下したが(加重平均差 −0.96)、信頼区間の上限が −0.03 とぎりぎりで、7件のうち有意だったのは4件、有意でなかったのが3件である。著者らは「エビデンスに基づく推奨にはさらなる研究が必要」としている。 健常者・アスリートを対象とした試験は収録していない。
クレアチンHCl
信頼度: 低クレアチン塩酸塩(クレアチンHCl)
クレアチンに塩酸を結合させた形態。新しい形態のクレアチンを比較したレビューは、「新しい形態がモノハイドレートより有効あるいは安全だという証拠はほとんど無い」「モノハイドレートの規制上の位置づけがほぼすべての市場で明確なのに対し、他の形態については不明瞭」と結論している(Jäger 2011)。本サイトは、塩酸塩とモノハイドレートを直接比較した試験を収録していない。買うならモノハイドレートを基準にすることを勧める。
EAA(必須アミノ酸)
信頼度: 低9種の必須アミノ酸(ロイシン・イソロイシン・バリン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・トリプトファン・ヒスチジン)
体内で合成できない9種の必須アミノ酸をすべて含む製品。総説は「最大限の筋タンパク質合成には必須アミノ酸全体の供給が必要」と述べており、これはBCAA単独より理にかなう(Wolfe 2017)。ただしEAA製品そのものの効果を検証した試験を、本サイトは収録していない。
エッグホワイトプロテイン
信頼度: 低卵白(アルブミン)タンパク質
卵白を乾燥・粉末化したプロテイン。乳製品を使わないため、乳アレルギー・乳糖不耐の人の選択肢になる。ただし本サイトは、卵白プロテインそのものを評価した試験を収録していない。 以下で引く Moore ら(2009)が用いたのは全卵タンパク質であり、卵白ではない。
電解質(エレクトロライト)
信頼度: 低ナトリウム・カリウム・マグネシウム等のミネラル
体液中でイオンとして働くミネラル群。収録したレビューは、体水分の不足が心血管系と体温調節への負担を増やし有酸素パフォーマンスを低下させるとしている。活動的なアスリートでは1日あたり水4〜10L・ナトリウム3,500〜7,000mgの喪失が起こりうる。ただし「回復を急ぐ必要がなければ通常の食事と飲水で足りる」とも述べている。
ガーリック(ニンニク)
信頼度: 中ニンニク(Allium sativum)エキス・アリシン含有
食品としても使われる球根。108件のRCT・計7,137名を統合したメタ分析で、血圧・脂質・血糖・炎症マーカーの改善が報告されている。ただし効果量は小さく(収縮期血圧 −3.71 mmHg、LDL −5.90 mg/dL)、著者らは「とくにベースラインのリスク因子が不良な成人で」改善が見られたとしている。体重・BMIには影響が無い。
ジンジャー(生姜)
信頼度: 低ショウガ(Zingiber officinale)根茎エキス・パウダー
ジンゲロール・ショウガオールを含むスパイス。収録したメタ分析は、生姜だけでなくクルクミン・高麗人参・ニンニクを含む「根菜系サプリ」4種をまとめて統合したものである。生姜単独の効果を切り出した結果ではない。 筋損傷マーカーと筋肉痛は24時間後・48時間後で有意に低かったが、筋パフォーマンスの指標には有意差が無かった。
グルコサミン
信頼度: 中グルコサミン硫酸塩(または塩酸塩)
関節軟骨の構成成分であるグリコサミノグリカンの前駆体。変形性膝関節症・股関節症を対象とした大規模なネットワークメタ分析(10件のRCT・計3,803名)では、グルコサミン・コンドロイチン・その併用のいずれも、事前に定めた臨床的に意味のある差に届かなかった。 さらに業界から独立した試験は、企業資金による試験より小さい効果を示している(Wandel 2010)。
グルタミン
信頼度: 低L-グルタミン
体内で最も多く存在するアミノ酸。本サイトが収録しているのは免疫機能と臨床応用を主題としたレビュー1件で、筋力・筋肥大・運動後の回復への効果は扱っていない。 著者らは「重症患者・外傷後・敗血症・消耗したアスリートなどで、血中濃度を根拠に補給を推奨すべきかの判断は現時点で難しい」と述べている。
グラスフェッドホエイプロテイン
信頼度: 低グラスフェッド(牧草飼育)牛乳由来ホエイプロテイン
牧草飼育の牛の乳から作られるホエイプロテイン。本サイトは、グラスフェッドと通常のホエイを比較した試験を収録していない。 以下はホエイ全般についての研究である。
グリーンパウダー(野菜・草類ブレンド)
信頼度: 未評価小麦草・大麦草・スピルリナ・クロレラ・野菜・フルーツ等の複合ブレンド
複数の野菜・草類・藻類を粉末化したブレンド製品。収録できたのは特定の市販製品(AG1®)を4週間投与した試験1件だけで、製品ごとに成分が違うため他の製品に当てはめる根拠が無い。この試験を根拠に一般的なグリーンパウダーへ送客することはできないため、このページに購入導線を置いていない。 その試験でも、増えた腸内細菌は製品に含まれるプロバイオティクス由来とされ、消化器QOLの改善は有意に届いていない(p=0.058)。
グリーン&レッドパウダー
信頼度: 未評価野菜・草類(グリーン)+ベリー・フルーツ類(レッド)複合ブレンド
野菜・草類(グリーン系)とベリー・フルーツ類(レッド系)を組み合わせたブレンドパウダー。本サイトは、この種のブレンドを評価した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。
緑茶エキス(EGCG)
信頼度: 中緑茶カテキン(エピガロカテキンガレート:EGCG)
緑茶に含まれるカテキン類を濃縮したサプリ。収録しているコクランレビューの結論は「過体重・肥満の成人において、緑茶製剤がもたらす減量はわずかで統計的に有意でなく、量が小さいため臨床的に重要とは考えにくい」である。体重維持にも有意な効果は無かった。
HMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)
信頼度: 中β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸(HMB-Ca または HMB-FA)
ロイシンの代謝産物。収録した2件のメタ分析は、若年者でも50歳以上でも、除脂肪量・筋力への上乗せ効果を認めていない。 若年者では総体重にわずかな効果が出たが除脂肪量には及ばず、高齢者では体組成・筋力とも効果が無かった。本サイトが以前「筋肉量の保持に比較的強いエビデンスが蓄積されている」と記載していたのは誤りである。
イノシトール
信頼度: 低myo-イノシトール(シクロヘキサンヘキソール)
細胞膜成分・セカンドメッセンジャーとして働くビタミン様物質。本サイトが収録しているのは多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性を対象としたアンブレラレビュー1件である。プラセボと比べて複数の指標が改善しているが、GRADEで評価した85項目のうち高品質のものは1つも無く、41.1%が「非常に低い」品質だった。メトホルミンと比べるとほとんどの指標で有意差が無い。
イヌリン
信頼度: 中イヌリン(チコリ根由来フルクタン)
チコリ根などに含まれる可溶性食物繊維(イヌリン型フルクタン)。ビフィズス菌の増加は50件・2,525名のメタ分析で報告されている(標準化平均差0.83)。血糖については33件のメタ分析で改善が報告され、空腹時血糖とHbA1cはGRADEで「高い」品質と評価されている。ただし対象は前糖尿病・2型糖尿病の集団である。
L-カルニチン
信頼度: 中L-カルニチン(酒石酸塩・フマル酸塩・アセチルL-カルニチン等)
長鎖脂肪酸のミトコンドリア輸送に関わる化合物。本サイトが収録しているのは減量を調べたメタ分析1件で、体重とBMIの小さな低下が報告されている。ただしメタ回帰では、摂取期間が長くなるほど減量幅が有意に小さくなっている。持久力・筋損傷・カルニチンの形態による違いを調べた研究は収録していない。
L-システイン
信頼度: 未評価L-システイン
グルタチオン合成に用いられるアミノ酸。本サイトは、L-システインそのものの効果を評価した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれについても判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。
L-テアニン
信頼度: 低L-テアニン(緑茶由来アミノ酸)
緑茶に含まれるアミノ酸。収録したメタ分析では、テアニン+カフェインおよびテアニン単独が認知・気分の指標で小〜中程度の差を示している。ただし著者ら自身が「信頼区間はしばしば、差の向きと大きさに関する不確実性を示していた」と述べている。この論文は紅茶・緑茶製品の企業から資金提供を受けた研究者を含む。
ルテイン
信頼度: 低ルテイン(マリーゴールド花由来キサントフィル)
網膜黄斑部に存在するカロテノイド色素。本サイトが収録しているのは加齢黄斑変性(AMD)を対象としたネットワークメタ分析1件だが、抄録が示しているのは栄養素の順位で、ルテイン/ゼアキサンチン自体の効果量・信頼区間は報告されていない。 カロテノイドは視力の改善で亜鉛に次ぐ2位、後期AMDへの進行を遅らせる点で1位だったのはβ-カロテンである。
MCTオイル(中鎖脂肪酸)
信頼度: 中中鎖トリグリセリド(C8カプリル酸・C10カプリン酸)
ヤシ油・パーム核油に含まれる中鎖脂肪酸を精製したオイル。収録したメタ分析では、長鎖脂肪酸(LCT)に富む食事と比べて体重が1.53%多く減った。対象は過体重・肥満の人である。純粋なMCTでは1.62%だったが、中鎖と長鎖の混合(MLCT)では有意な減量が見られなかった。
モリンガ
信頼度: 低モリンガ(Moringa oleifera)葉パウダー
ビタミン・ミネラルを含む植物。収録したメタ分析の結論は「現在のエビデンスは、成人におけるモリンガ補給の一貫した心血管代謝上の利益を支持しない」である。評価した全アウトカムのGRADEが「非常に低い」品質だった。
NAC(N-アセチルシステイン)
信頼度: 低N-アセチル-L-システイン
グルタチオン合成の前駆体とされるアミノ酸誘導体。本サイトが収録しているのは運動パフォーマンスを調べたメタ分析1件で、パフォーマンスの平均増加は0.29%(95%CI −0.67〜1.25)と信頼区間がゼロをまたいでいる。著者らは「現段階でこれ以上推奨することはできない」と結論し、副作用のリスクも不明確なままだとしている。
ナイアシン(ビタミンB3)
信頼度: 中ニコチン酸(ナイアシン)
ビタミンB3の酸形態(ニコチン酸)。脂質については、2型糖尿病患者を対象とした8件のRCT・計2,110名のメタ分析で、総コレステロール・中性脂肪・LDLの低下とHDLの上昇が報告されている。一方、著者らは感度分析とサブグループ解析から「血糖とHbA1cに有害な影響を及ぼす可能性がある」と明記し、高用量は慎重に投与すべきだとしている。 対象は2型糖尿病の患者であり、健常者ではない。
ナイアシンアミド(ニコチンアミド)
信頼度: 低ナイアシンアミド(ビタミンB3のアミド形態)
ビタミンB3のアミド形態(ニコチンアミド)。本サイトは、ニコチンアミドそのものを評価した試験を収録していない。 ナイアシン(ニコチン酸)で報告されている脂質改善はニコチン酸についての結果であり、アミド形態に当てはめる根拠を本サイトは示せない。
パプリカパウダー
信頼度: 未評価パプリカ(Capsicum annuum)乾燥粉末
赤・黄パプリカを乾燥・粉末化したスパイス。本サイトは、パプリカパウダーを評価したヒトの研究を1件も収録できていない。これは料理に使う食品であり、健康上の効果を主張できる根拠を示せない。
PQQ(ピロロキノリンキノン)
信頼度: 低ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩
キノン化合物。収録したRCTでは、加齢による物忘れを自覚する中高年58名(平均70〜72歳)で、認知機能の複数の領域とスクリーニング検査の得点がプラセボより改善した。ただし特定の商品名の製剤(mnemoPQQ®)を用いた1件の試験である。
プレワークアウト(カフェインあり)
信頼度: 中カフェイン・シトルリン・ベータアラニン・クレアチン等の複合配合
カフェインを中心に複数の成分を配合したトレーニング前用サプリ。本サイトが収録しているのは、カフェイン・シトルリン・ベータアラニンをそれぞれ単独で調べた研究であり、配合製品そのものを評価した試験は収録していない。 成分どうしの相乗効果を検証した研究も収録していない。
プロバイオティクス
信頼度: 低生きた有用菌(Lactobacillus・Bifidobacterium属等)
適切な量を摂取したときに宿主に有益な効果をもたらすとされる生きた微生物。本サイトが収録しているのは、過敏性腸症候群(IBS)と慢性特発性便秘を対象としたメタ分析1件である(レビュー全体で43件のRCTが適格)。IBSの症状が持続するリスク比は0.79だった。ただし著者らは「どの菌種・菌株が最も有益かは依然として不明」と明記しており、健康な人の「腸内環境改善」や免疫指標を扱った研究は収録していない。
パンプキンシード(かぼちゃの種)
信頼度: 低パンプキンシード(Cucurbita pepo種子)
亜鉛・マグネシウム・植物性タンパク質などを含む種子。前立腺肥大症について収録しているのは、パンプキンシードオイルと薬(タムスロシン)を比べた単盲検試験1件である。プラセボ対照ではないため、症状の改善をオイルの効果と帰属することはできない。 症状スコアの改善幅はタムスロシン群のほうが有意に大きかった。
Rリポ酸
信頼度: 未評価R(+)-α-リポ酸(天然型活性異性体)
α-リポ酸(ALA)のうち体内で産生される異性体。本サイトが収録している出典は、介入を「α-リポ酸」としか記していない。R体単独を投与した研究だと確認できるものは1件も無く、観察された効果をR体に帰属することはできない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 以下はα-リポ酸一般についての結果で、対象は代謝疾患のある患者である。
スペルミジン
信頼度: 低スペルミジン(小麦胚芽・大豆・きのこ由来)
細胞内に存在するポリアミンの一種。収録した薬物動態研究では、1日15mgを5日間経口摂取しても血漿・唾液のスペルミジン濃度は上がらなかった。上がったのは代謝物のスペルミンで、著者らは「食事由来のスペルミジンは全身循環に入る前にスペルミンへ変換される」「1日15mg未満のサプリが短期的な効果を発揮するとは考えにくい」と結論している。
スルフォラファン
信頼度: 低スルフォラファン(ブロッコリースプラウト由来グルコラファニン由来)
アブラナ科の野菜に含まれるイソチオシアネート。本サイトが収録できたヒトのメタ分析は、統合失調症の患者369名を対象とした4件のRCTを統合したもの1件だけである。一般的な健常者での有効性を評価することを目的とした研究は収録していない。 主要評価項目(PANSS総得点)は有意に改善せず、認知面の利益も認められなかった。
タウリン
信頼度: 低タウリン(2-アミノエタンスルホン酸)
体内でも合成される含硫アミノ酸。単回摂取の急性効果を調べた23件・計308名のメタ分析では、パフォーマンス全体で小〜中程度の改善(g=0.25)が示されている。ただし著者らはGRADEでエビデンスの質を「低い〜非常に低い」と評価し、予測区間がしばしばゼロを含むと述べている。
テストステロンブースター
信頼度: 低アシュワガンダ・亜鉛・マグネシウム・ビタミンD・トリビュラス等の複合配合
テストステロンの維持・向上を目的とした複合サプリ。この配合そのものを評価した試験は収録していない。以下は個々の成分についての結果である。亜鉛は「欠乏を是正すると正常範囲へ戻る」方向の変化にとどまり、充足している人では変化が無かった。ZMAはトレーニング適応にも効果が無い。 アシュワガンダは男性でテストステロンの上昇が報告されている。
TUDCA(タウロウルソデオキシコール酸)
信頼度: 低タウロウルソデオキシコール酸(胆汁酸誘導体)
ウルソデオキシコール酸とタウリンが結合した胆汁酸誘導体。収録したRCTは進行型多発性硬化症の患者47名を対象に1日2gを16週間投与したもので、主要評価項目は安全性と忍容性である。有害事象はプラセボと差が無く、血中の胆汁酸は上昇したが、臨床・体液バイオマーカーのアウトカムには有意差が無かった。肝保護を目的とした試験は収録していない。
ビタミンB50
信頼度: 低ビタミンB群(内容は製品表示による)
本サイトは、「B50」という名称が何を指すのかを判定しない。 名称の使われ方も、製品ごとの配合も、確認できる資料を収録していないためである。購入前に製品の表示を読んでほしい。その配合を評価した試験も収録していない。 収録しているのはビタミンB群全般を整理した単著のナラティブレビュー1件(Kennedy 2016)と、厚生労働省の食事摂取基準である。表示にナイアシン・ビタミンB6・葉酸が含まれている場合、これらには耐容上限量が設定されているので、同基準の該当区分と突き合わせること。
ビタミンC
信頼度: 中アスコルビン酸
水溶性ビタミン。収録したコクランレビューでは、一般集団(10,708人)で風邪の罹患リスクは有意に低下しなかった(RR 0.97、95%CI 0.94〜1.00)。一方、マラソン走者・スキーヤー・亜寒帯で訓練する兵士など短期間の強い身体運動にさらされる集団(5試験・598人)では罹患リスクが約半分になった(RR 0.48)。持続期間の8%短縮は「発症前から定期的に摂っていた」場合の結果で、発症後に飲み始める治療的摂取では一貫した効果が見られていない。
ビタミンD
信頼度: 中ビタミンD3(コレカルシフェロール)
日光照射によって皮膚で合成される脂溶性ビタミン。筋力については、健常な18〜40歳を対象とした7件・計310名のメタ分析で上肢・下肢とも有意な増加が報告されている(いずれも標準化平均差0.32)。ただし下肢は信頼区間の下限が0.01とぎりぎりで、抄録は参加者のベースラインの充足状態を報告していない。
ウェイトゲイナー
信頼度: 中ホエイプロテイン・マルトデキストリン(主要構成成分)
タンパク質(多くはホエイ)と炭水化物(マルトデキストリン・オーツなど)を高比率で配合した高カロリーサプリメント。1食あたり600〜1,200kcalを摂取できる設計で、食事だけでカロリー目標に届かない人の増量を補助する目的で作られている。増量にまつわる本サイト収録の研究は、それぞれ別の問いに答えたものである——エリート選手で増量プロトコルの大小を比べた試験では、より多く摂取した群で脂肪量の増加が大きかった。別に、トレーニング経験者でタンパク質摂取量を大きく変えた試験では、体重・脂肪量・除脂肪量のいずれにも有意な変化が無かった。両者は対象・介入・期間・測定方法が異なり、カロリーの出どころによって結果が変わるかどうかを判定できる材料ではない。 いずれも小規模な単一研究であり、総摂取カロリーとその内訳を管理することが前提になる。
ホエイプロテイン アイソレート
信頼度: 高ホエイプロテイン アイソレート(WPI)
ホエイタンパク質を精製してタンパク質含有率を高めた製品(WPI)。コンセントレート(WPC)と比べて乳糖・脂質が少ないという組成上の違いがある。ただし本サイトが収録しているホエイの試験(Tang 2009)が用いたのはWPIではなくホエイ加水分解物であり、WPIそのもので確認された結果ではない。 また、乳糖が少ないことで消化器症状が減るかどうかを検証した試験も収録していない。
ZMA
信頼度: 低亜鉛・マグネシウム・ビタミンB6の複合体
亜鉛・マグネシウム・ビタミンB6の複合サプリ。収録した2件のRCTはいずれもZMAの効果を認めていない。 亜鉛が充足している男性14名では血清テストステロン(総・遊離とも)に有意な変化が無く、レジスタンストレーニング経験者42名では同化・異化ホルモン・体組成・筋力・筋持久力のいずれにも有意な効果が無かった。「テストステロンを上昇させ筋肉をつける」という位置づけを、本サイトは支持できない。
BCAA(分岐鎖アミノ酸)
信頼度: 中ロイシン・イソロイシン・バリン(2:1:1または4:1:1比率が一般的)
ロイシン・イソロイシン・バリンの3種の必須アミノ酸。筋タンパク質合成については、BCAA単独の経口摂取を検証したヒト試験が存在しないと総説が指摘している。 ロイシンはmTORシグナルを活性化するが、他の必須アミノ酸が足りないと、合成の材料を確保するために既存の筋肉を分解せざるを得ない(Wolfe 2017)。遅発性筋痛の軽減については小規模なメタ分析がある。
カゼインプロテイン
信頼度: 中カゼイン(ミセラカゼイン / カルシウムカゼイネート)
牛乳タンパク質の約80%を占める、消化吸収の遅いタンパク質。就寝前の摂取が夜間のタンパク質バランスを改善することは示されているが、その効果がカゼイン特有かどうかは別の話で、ホエイと直接比べた試験では差が無かった。
クレアチン
信頼度: 高クレアチン一水和物(モノハイドレート)
研究の蓄積が多いサプリのひとつ。本サイトが収録している除脂肪量・筋力のメタ分析は、対象が高齢者(各研究の平均年齢57〜70歳)に限られる。 記憶については健常者全体でわずかな改善が報告されているが、効果が有意だったのは高齢者(66〜76歳)で、若年者(11〜31歳)では差が無かった。
ソイプロテイン(大豆プロテイン)
信頼度: 中大豆タンパク質(ソイプロテインアイソレート / コンセントレート)
大豆由来の植物性タンパク源。運動後の筋タンパク質合成はホエイのほうが31%高いことが試験で示されている一方、長期の除脂肪量と筋力には由来による差が出なかったというメタ分析がある。ただし同じ解析で、除脂肪量の割合では動物性が有利で、50歳未満では絶対的な除脂肪量でも動物性が有利だった。
ホエイプロテイン
信頼度: 高ホエイ(乳清)タンパク質
食事で不足しがちなタンパク質を補う手段。メタ分析で確かめられているのは「タンパク質補給」の効果であり、ホエイという種類の優位ではない。 総タンパク質摂取量については、除脂肪量の増加が頭打ちになるブレークポイントが1.62 g/kg/日(95%CI 1.03〜2.20)と推定されている。ただし著者らはこの分節回帰が統計的に有意でないこと(p=0.079)を明記しており、確立した閾値ではない。
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- 解説
シトルリンとは何か:収録した研究が示せる範囲
本記事が収録している2件は、いずれも一酸化窒素(NO)を測定していない。 シトルリンがNOを増やす、血流を改善するという説明について、本記事は出典を示せない。収録しているのは、シトルリンマレート8gの単回摂取でベンチプレスの反復回数が3セット目以降に有意に増え(全16セットの終盤にあたる最後のセットで52.92%多い。平均ではない)、翌日以降の筋肉痛が40%減ったというRCT(男性41名)と、未トレーニング者9名では筋回復の指標に改善が無かったというRCTである。
吉崎 槙吾
- 解説
CoQ10とPQQ:スタチン服用者の筋症状・心不全・認知機能で何が調べられているか
CoQ10について本記事が示せるのは、スタチン服用患者の筋症状と、中等度〜重度の心不全患者での2年間の転帰である。 スタチン関連の筋症状ではメタ分析2件の効果量が大きく食い違い(Qu 2018 で筋肉痛 −1.60、Kovacic 2025 で痛み −0.96・上限 −0.03)、血中CKは低下していない。Q-SYMBIO では2年間の追跡で主要心血管イベントが半減した一方、事前に定めた16週時点の短期評価項目は有意差なしだった(評価している項目が違う)。PQQでヒトで測られているのは、10名での炎症指標と、物忘れを自覚する高齢者58名での認知機能である。両者を併用した試験、健常者のエネルギー代謝や運動パフォーマンスを調べた試験は、本記事は収録していない。
吉崎 槙吾
- 解説
葉酸サプリ ─ コクランレビューが示していること、示していないこと
コクランレビュー(De-Regil ら 2015、5試験・女性7,391名)では、妊娠前後の葉酸補給が神経管閉鎖障害を予防することが示されている(リスク比0.31、95%CI 0.17〜0.58、6,708出生、質の高いエビデンス)。 内訳は次のとおりである。 再発の予防は有意だった(リスク比0.34、95%CI 0.18〜0.64、4試験1,846出生)。初発の予防を評価したのは1試験のみで、効果の証拠は得られていない(リスク比0.07、95%CI 0.00〜1.32。ただし葉酸群では発生が0件)。初発の点推定(0.07)は1未満で予防の向きだが、95%信頼区間は0.00〜1.32で1をまたいでおり、効果の有無も大きさも確定できない。 効果は1日400µg以上という検討された範囲では用量によらず、単独か他のビタミン・ミネラルとの併用かでも変わらなかった。 同じレビューは、口蓋裂・口唇裂・先天性心血管欠損・流産・その他の先天異常については明確な効果を示していない(いずれも信頼区間が1をまたぐ)。 組み入れられた5試験のうち、バイアスのリスクが低いと判定されたのは1試験だけである。 「メチル化サイクルでの役割」「MTHFR遺伝子多型と活性型葉酸の選択」「加熱調理で失われやすい」「日本人の平均摂取量は推奨量を下回る」「妊娠前4週〜妊娠12週」については、いずれも出典を示せない。
吉崎 槙吾
- 解説
グルコサミン・コンドロイチンは関節に効くのか? 大規模研究が示すリアルな答え
関節痛については、10試験3,803名を統合したネットワークメタ分析(Wandel 2010)が、グルコサミン・コンドロイチン・併用のいずれも事前に定めた「臨床的に意味のある最小の差(−0.9cm/10cmスケール)」に届かなかったと報告している。 グルコサミン単独の差 −0.4cm(95%信用区間 −0.7〜−0.1)は統計的には検出されているが、その大きさが基準に届かない。著者らは医療当局と保険者が費用を負担すべきでないと結論している。 GAIT試験(1,583名)では全体で有意差が出ず(併用 +6.5ポイント、P=0.09。対照のセレコキシブは +10.0ポイント、P=0.008)、ベースラインの痛みが中等度〜重度の層(354名)でのみ併用群が有意だった(79.2% 対 54.3%、P=0.002)。ただし著者らはこれを「探索的解析」と明記している。 関節裂隙については、収録した2件が同じ問いに答えていない。 3年間のRCT(Reginster 2001、212名)が示すのは各群内の変化(プラセボ群は有意に狭小化、硫酸グルコサミン群は有意な狭小化なし)で、Wandel ら(2010)が推定するのは治療群間の差(いずれもごく小さく信用区間はゼロを含む)である。介入も対象も違うため、どちらが正しいかを本記事は判定できない。矛盾していると書くこともしない。
吉崎 槙吾
- 解説
鉄サプリは必要か?運動パフォーマンスと鉄欠乏のエビデンス
Pasricha ら(2014)のメタ分析は、生殖年齢の女性を対象に毎日の経口鉄補給と対照を比べたRCTを統合したものである。 この推定値は「生殖年齢の女性を対象とした試験全体」の平均効果であり、鉄が欠乏している人に限った効果ではない。 最大酸素摂取量が平均 +2.35 mL/(kg·分) 増加し(95%CI 0.82〜3.88、18件)、最大下運動では所定の負荷に必要な心拍数が4.05拍/分低下した(95%CI −7.25〜−0.85、6件)。ただし全体でバイアスのリスクが低いと判定されたのは24件中3件のみで、同論文も「無作為化試験の結果は一致していない」と述べている。 鉄の充足状態によって効果が変わることを示した解析を、本記事は収録していない。 したがって「鉄が欠乏している人には効くが、正常な人には効かない」という区別も、本記事は出典で裏づけられない。 吸収を高める・妨げる食べ合わせについて、本記事は出典を示せない。 収録したレビューはむしろ「吸収の低下という説明はありそうにない」としている(Beard & Tobin 2000)。鉄サプリは医学的・食事の管理下で検討するものである。まず血液検査でフェリチンを確認すること。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「L-カルニチンを飲めば脂肪が燃えて痩せる」は本当か? 通説 vs 研究
「脂肪をミトコンドリアに運ぶL-カルニチンを飲めば、脂肪燃焼が加速して痩せる」。減量サプリの定番フレーズを、メカニズムと実際の効果量に分けて研究と照合します。
吉村 浩嗣
- 解説
L-カルニチンとは何か:メタ分析1件が示す減量効果と、その外側
L-カルニチンについて本記事が示せる根拠は、成人の減量を調べたメタ分析1件(9件のRCT・計911名)だけである。 体重は対照群より平均1.33kg多く減り、BMIも0.47 kg/m² 低下したが、BMIは信頼区間の上限が −0.05 とゼロに近く、メタ回帰では摂取期間が長くなるほど減量幅が有意に小さくなっている(p=0.002)。脂肪燃焼の機序、運動パフォーマンス、形態の違い、用量、摂取タイミングについては、いずれも出典を示せない。
吉崎 槙吾
- 解説
マカは本当に効くのか?性欲・精力・運動パフォーマンスへの効果をエビデンスで確認する
本サイトが示せる出典は、Shin BC ら(2010)のシステマティックレビュー1件だけです。組み入れられた4件のRCTのうち、2件が有意な改善(健常な閉経後女性の性機能障害、健常な成人男性の性欲)、1件が勃起不全の患者で有意な効果を示し、1件は健常なサイクリストで効果を示せませんでした。著者らの結論は「限られた根拠」で、試験の総数・総サンプルサイズ・方法論的質のいずれも確かな結論を導くには不十分としています。テストステロンへの作用・活性成分・エネルギー・安全性については、本サイトはまだ出典を示せません。
吉崎 槙吾
- 解説
タウリンは持久系パフォーマンスに効くのか? メタ分析2件が示せる範囲
タウリンについて本記事が収録しているのはメタ分析2件である。 Waldron ら(2018、10件)は持久系パフォーマンスの改善を報告し(Hedges' g = 0.40、95%CI 0.12〜0.67)、Deng ら(2025、23件・計308名)は単回摂取でパフォーマンス全体が小〜中程度改善したとしている(g = 0.25、95%CI 0.10〜0.39、I²=61%)。検討された1〜6gの範囲で、2件とも用量反応関係を検出していない。 ただし Deng ら(2025)はGRADEでエビデンスの質を「低い〜非常に低い」と評価し、予測区間がしばしばゼロを含むと明記している。 無酸素性能力と筋持久力については一貫していない。タイミングは「運動の約1時間前」が示されたが感度分析で頑健でなかった。 VO2max、機序、安全性の数値については、いずれも出典を示せない。
吉崎 槙吾
- 解説
ターメリックとクルクミン:収録したレビューが吸収について述べていること
収録しているのはナラティブレビュー1件(Hewlings & Kalman 2017)だけである。 同レビューは、クルクミンをそれ単体で摂っても関連する健康上の利益は得られないとし、理由を吸収の悪さ・速い代謝・速い排出によるバイオアベイラビリティの低さに帰している。バイオアベイラビリティを高める成分としてピペリン(黒コショウの主要な活性成分)を挙げ、複合体にしたときに2000%増加したと示されているとしている。ただしこれは同レビューが引いている報告で、元の試験を本記事は収録していないため用量・剤形・対象を示せない。
吉崎 槙吾
- 解説
ビタミンB群について、収録した出典が言える範囲
収録している Kennedy(2016)は、B群8種が細胞機能において密接に関連した本質的な役割を果たし、多様な異化・同化の酵素反応で補酵素として働くとしていますが、個別の欠乏症も、欠乏者への補給の効果も扱っていません。 すでに充足している人が追加で摂ったときにどうかも、本サイトが示せる出典の範囲ではまだ決着していません(同レビューは、むしろB群全体の高用量補給を支持する立場です)。
吉崎 槙吾
- 解説
ビタミンB50とは? 研究から言えること・言えないこと
本記事は、「B50」という名称が何を指すのかを判定しない。 その名称の使われ方も、製品ごとにどの成分がどれだけ入っているかも、それを確認できる資料を収録していないためです。手元の製品の内容は表示で確認してください。その配合を検証した研究も収録していない。 本記事が示せるのは、ビタミンB群一般についての Kennedy(2016)のレビュー1件です。同レビューは、先進国の人口のかなりの割合が1つ以上のB群で欠乏または不足の状態にあるとし、最適な食事が無い状況ではB群全体を現行の推奨量を大きく超える用量で補給するのが脳の健康を保つ合理的な方法だろうと結論しています。ただし単著のナラティブレビューです。
吉崎 槙吾
- 解説
亜鉛サプリ ─ 収録した3件が示していること、示していないこと
収録しているのは3件である。 テストステロン。 Prasad ら(1996)は3つの検討を報告している——40名の横断研究で細胞内亜鉛とテストステロンに相関があったこと、若年男性4名で食事の亜鉛を20週間制限するとテストステロンが有意に低下したこと(39.9→10.6 nmol/L、p=0.005)、境界域の欠乏がある高齢男性9名に6か月補給するとテストステロンが上昇したこと(8.3→16.0 nmol/L、p=0.02)。いずれも無作為化もプラセボ対照も無く、対象は4名と9名である。 風邪。 Hemilä ら(2017)は酢酸亜鉛トローチの3試験・199名の個別患者データを統合し、回復の率比3.1(95%CI 2.1〜4.7)、5日目で亜鉛群70%対プラセボ群27%を報告している。用いられたのは酢酸亜鉛トローチで、元素亜鉛として1日80〜92mgである。これが日常の補給量として適切かどうかは判定できない。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「ZMA・亜鉛でテストステロンが上がる」は本当か? 通説 vs 研究
ZMA(亜鉛=Zinc・マグネシウム=Magnesium・ビタミンB6の頭文字を取った配合サプリ)は1990年代後半から「テストステロンが上がって筋肉がつく」という触れ込みで流通してきた定番サプリだ。今もジムのロッカーや通販サイトの定番商品として並んでいる。「ZMAや亜鉛を飲めばテストステロンが上がって筋肉がつく」というこの主張を、研究と突き合わせる。
吉村 浩嗣
- 研究 vs 勘
「高タンパクは腎臓に悪い」は本当か? 通説 vs 研究
ジムでもネットでも繰り返される「プロテインの摂りすぎは腎臓に悪い」。健康な人にとってこれはどこまで本当なのか、現場の声と研究を突き合わせます。
吉村 浩嗣
- 解説
クレアチンの始め方について、収録した出典が言える範囲
収録している Kreider ら(2017)のポジションスタンドが述べているのは、クレアチン補給が筋内クレアチン濃度を高めること、短期・長期の補給(1日30gまで5年間)が健常者および乳児から高齢者までの複数の患者集団で安全かつ忍容性が高いこと、そして生涯にわたり日常的に少量(1日3g程度)を摂ることで健康上の利益が得られうること、である。 具体的な用量やローディングの手順について、本記事は出典を示せない。
吉村 浩嗣