
Round1
通常の食事量の大豆摂取で男性テストステロンが低下するか
言われていること
筋トレ系コミュニティ・反大豆情報・一部のフィットネスコーチ
大豆・豆乳・ソイプロテインを摂ると植物性エストロゲン(イソフラボン)が体内でエストロゲンとして作用し、男性のテストステロンを下げる。筋トレする男性は大豆を避けるべきだ。
VS
VS
研究が示すこと
- Hamilton-Reeves et al.(2010)のメタ分析(15研究・384名)では、通常の大豆タンパク質・イソフラボン摂取量では男性のテストステロン・エストロゲン・LH・FSHに有意な影響がなかった。
- 大豆イソフラボン(ダイゼイン・ゲニステイン)はヒトのエストロゲン受容体への親和性が天然エストロゲン(エストラジオール)の1/100〜1/10000程度と低く、通常摂取量での生理的影響は限定的。
- 欧米人と日本人の大豆摂取量(日本人の平均30〜50mg/日のイソフラボン)での問題は観察研究でも示されていない。
判定
通常の食事量(豆腐・豆乳・ソイプロテイン)の大豆摂取は男性のテストステロンに有意な影響を与えない。筋トレする男性が大豆を避ける根拠はない。
信頼度:強い根拠あり
Round2
高用量イソフラボンサプリ(300mg/日以上)は安全か
言われていること
大豆食品と大豆サプリを区別する立場
大豆食品は問題ないが、イソフラボンサプリを高用量で摂ればホルモンへの影響は避けられない。サプリで摂る量は食品とは別物。
VS
VS
研究が示すこと
- Hamilton-Reeves et al.(2010)が対象とした研究の一部では、イソフラボン150mg/日超での影響について不明な点が残ると示されている。
- 日常的な食事からのイソフラボン(通常30〜100mg/日)とは桁の違う高用量サプリ(300〜1000mg/日以上)での長期影響データは不足している。
- 症例報告レベルで高用量イソフラボンサプリ摂取との関連が疑われる婦人科的影響が男性で報告されているが、因果関係の確立には至っていない。
- 「食品量では安全、超高用量サプリは不確実」が現時点での正直な整理。
判定
高用量イソフラボンサプリ(300mg/日超)の長期的な影響データは不足。通常の食品・ソイプロテインの範囲では安全と考えられる。
信頼度:根拠は弱い
関連するサプリ
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出典
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