Supplement Database
サプリメント
研究結果を根拠に、効果・推奨量・注意点をまとめています。リンクから購入できます。
タグ
Muscle & Strength
筋肥大・筋力
クレアチン
信頼度: 高クレアチン一水和物(モノハイドレート)
研究の蓄積が多いサプリのひとつ。本サイトが収録している除脂肪量・筋力のメタ分析は、対象が高齢者(各研究の平均年齢57〜70歳)に限られる。 記憶については健常者全体でわずかな改善が報告されているが、効果が有意だったのは高齢者(66〜76歳)で、若年者(11〜31歳)では差が無かった。
ベータアラニン
信頼度: 中β-アラニン(非必須アミノ酸)
筋肉内のカルノシン濃度を高め、細胞内のpH緩衝として働くとされるアミノ酸。メタ分析では60〜240秒と240秒超の運動で改善が認められ、60秒未満では有意に達していない。ただし区分間の差は検定されていないため、持続時間で効果が違うとも、60秒未満で効かないとも結論できない。改善が認められたのは運動「容量」の指標で、運動「パフォーマンス」の指標では有意な改善が検出されていない(p=0.204)。これも効果が無いことの証明ではない。 摂取後のチクチク感(パレステジア)はISSNが唯一報告されている副作用としている。
アシュワガンダ
信頼度: 中ウィザニア・ソムニフェラ根エキス
アーユルヴェーダで用いられてきたハーブ。コルチゾールの低下は23件・1,706名を統合したメタ分析で報告されている(標準化平均差 −1.18)。筋力については、トレーニング経験のほとんど無い若年男性57名を対象とした8週間のRCT1件を収録している。
ビーツ(硝酸塩)
信頼度: 中硝酸塩(Dietary Nitrate)、ビートルートエキス
硝酸塩を多く含むビーツの搾汁。33件を統合したメタ分析で、高強度インターバルスプリント・平均パワー・最大酸素摂取量のいずれも有意に改善している。ただし効果量はいずれも小〜中程度で、競技レベルや摂取方法による違いは検定では有意でなく、著者ら自身が「仮説を生成するもの」と位置づけている。
ベタイン無水物
信頼度: 中ベタイン(トリメチルグリシン)無水物
無水ベタイン。本サイトは、無水物と他のベタイン製剤を直接比較した試験を収録していない。以下はベタイン一般についての結果で、有意だったのは最大筋力(とくに下半身)であり、上半身の筋力には有意な効果が見られていない。
ベタイン(トリメチルグリシン)
信頼度: 中ベタイン(トリメチルグリシン、TMG)
メチル基供与体として働くアミノ酸誘導体。17件・317名を統合したメタ分析で最大筋力の改善が報告されているが、有意だったのは下半身であり、上半身の筋力には有意な効果が見られていない。 本サイトが以前「上半身で向上、下半身は結果が分かれる」と記載していたのは誤りである。
カフェイン
信頼度: 中無水カフェイン
プレワークアウトの定番。運動パフォーマンスへの効果は、21件のメタ分析を統合したアンブレラレビューで確認されている。ただし筋力・筋パワーへの効果量は小さく、効果は無酸素系より有酸素系のほうが大きい傾向がある。 収録した研究はいずれも若い男性が中心である。
シトルリン
信頼度: 中L-シトルリン / シトルリンマレート
一酸化窒素(NO)の前駆体とされる非必須アミノ酸。本サイトが収録しているのは、男性41名を対象にシトルリンマレート8gの単回摂取を調べたRCT1件のみである。全16セットの胸トレの終盤で反復回数が増え、筋肉痛が軽減したと報告されているが、血流・NO産生・パンプ感を測定した研究は収録していない。
プレワークアウト(カフェインあり)
信頼度: 中カフェイン・シトルリン・ベータアラニン・クレアチン等の複合配合
カフェインを中心に複数の成分を配合したトレーニング前用サプリ。本サイトが収録しているのは、カフェイン・シトルリン・ベータアラニンをそれぞれ単独で調べた研究であり、配合製品そのものを評価した試験は収録していない。 成分どうしの相乗効果を検証した研究も収録していない。
ビタミンD
信頼度: 中ビタミンD3(コレカルシフェロール)
日光照射によって皮膚で合成される脂溶性ビタミン。筋力については、健常な18〜40歳を対象とした7件・計310名のメタ分析で上肢・下肢とも有意な増加が報告されている(いずれも標準化平均差0.32)。ただし下肢は信頼区間の下限が0.01とぎりぎりで、抄録は参加者のベースラインの充足状態を報告していない。
カゼインプロテイン
信頼度: 中カゼイン(ミセラカゼイン / カルシウムカゼイネート)
牛乳タンパク質の約80%を占める、消化吸収の遅いタンパク質。就寝前の摂取が夜間のタンパク質バランスを改善することは示されているが、その効果がカゼイン特有かどうかは別の話で、ホエイと直接比べた試験では差が無かった。
ソイプロテイン(大豆プロテイン)
信頼度: 中大豆タンパク質(ソイプロテインアイソレート / コンセントレート)
大豆由来の植物性タンパク源。運動後の筋タンパク質合成はホエイのほうが31%高いことが試験で示されている一方、長期の除脂肪量と筋力には由来による差が出なかったというメタ分析がある。ただし同じ解析で、除脂肪量の割合では動物性が有利で、50歳未満では絶対的な除脂肪量でも動物性が有利だった。
CGT Max(クレアチン・グルタミン・タウリン配合)
信頼度: 低クレアチンモノハイドレート・L-グルタミン・タウリン
クレアチン・グルタミン・タウリンの3成分を組み合わせたトレーニングサポートサプリメント。この配合そのものを評価した試験は確認できていないため、以下は各成分単独の研究に基づく。3成分のうち根拠が最も厚いのはクレアチンで、グルタミンは運動分野での有効性がまだ定まっていない。製品によって配合比率が異なるため、各成分がどれだけ入っているかはラベルで確認したい。
EAA(必須アミノ酸)
信頼度: 低9種の必須アミノ酸(ロイシン・イソロイシン・バリン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・トリプトファン・ヒスチジン)
体内で合成できない9種の必須アミノ酸をすべて含む製品。総説は「最大限の筋タンパク質合成には必須アミノ酸全体の供給が必要」と述べており、これはBCAA単独より理にかなう(Wolfe 2017)。ただしEAA製品そのものの効果を検証した試験を、本サイトは収録していない。
プレワークアウト(カフェインなし)
信頼度: 低シトルリン・ベータアラニン・クレアチン・ベタイン等の複合配合(カフェイン不使用)
カフェインなどの興奮性成分を含まないトレーニング前用サプリ。本サイトが収録しているのは、シトルリンとベータアラニンをそれぞれ単独で調べた研究であり、配合製品そのものを評価した試験は収録していない。
タウリン
信頼度: 低タウリン(2-アミノエタンスルホン酸)
体内でも合成される含硫アミノ酸。単回摂取の急性効果を調べた23件・計308名のメタ分析では、パフォーマンス全体で小〜中程度の改善(g=0.25)が示されている。ただし著者らはGRADEでエビデンスの質を「低い〜非常に低い」と評価し、予測区間がしばしばゼロを含むと述べている。
Recovery & Sleep
回復・睡眠
メラトニン
信頼度: 高メラトニン
松果体から分泌されるホルモン。原発性睡眠障害を対象とした19件のRCTのメタ分析では、入眠潜時が平均7.06分短縮し、総睡眠時間が8.25分延長した。著者ら自身が効果を「控えめ」と表現している。 時差ぼけについては別のレビューがあり、こちらは0.5〜5mgがおおむね同等とされる。この2つは別の問いに答えた研究であり、合わせて「何mgが最適か」を決められる材料ではない。 日本での取り扱い(食薬区分)について、本サイトは一次情報を確認できていない。国内でサプリメントとして流通しているかも確認できていない。
カルシウム
信頼度: 高カルシウム(炭酸カルシウム・クエン酸カルシウム等)
骨の主要な構成ミネラル。閉経後女性を対象としたメタ分析(Shea ら 2002、15試験・1,806名)では、2年以上の補給で骨量減少の抑制が認められた一方、著者ら自身が効果を「小さい」と表現しており、骨折の減少は有意差に達していない。ビタミンDとの併用や食事からの摂取量による違いは、この解析では検討されていない。別のメタ分析(Bolland ら 2010)では、ビタミンDを併用しないカルシウムサプリの試験群で心筋梗塞リスクの上昇が示されている(組み入れたのは1日500mg以上を用いた試験だが、これは組入れ基準であってリスクが立ち上がる閾値ではない。食事由来のカルシウムを調べたものでもない)。
クルクミン
信頼度: 中クルクミン(ターメリック由来ポリフェノール)
ウコン(ターメリック)の黄色色素ポリフェノール。RCT10件を統合したメタ分析(Beba 2022)が扱っているのは、運動後の遅発性筋肉痛とそれに伴う指標である。 筋肉痛・CK・TNF-α・最大随意収縮・関節可動域で改善が報告された一方、IL-6・IL-8には有意な変化が無かった。
アルファリポ酸(ALA)
信頼度: 中α-リポ酸
抗酸化物質として知られる化合物。本サイトが収録しているのは、代謝疾患のある患者を対象としたメタ分析1件である。 健常者を対象とした試験は収録していない。
BCAA(分岐鎖アミノ酸)
信頼度: 中ロイシン・イソロイシン・バリン(2:1:1または4:1:1比率が一般的)
ロイシン・イソロイシン・バリンの3種の必須アミノ酸。筋タンパク質合成については、BCAA単独の経口摂取を検証したヒト試験が存在しないと総説が指摘している。 ロイシンはmTORシグナルを活性化するが、他の必須アミノ酸が足りないと、合成の材料を確保するために既存の筋肉を分解せざるを得ない(Wolfe 2017)。遅発性筋痛の軽減については小規模なメタ分析がある。
ビタミンK2(MK-7)
信頼度: 中メナキノン-7(MK-7)
発酵食品(納豆等)由来のメナキノン。健常な閉経後女性244名にMK-7 180µg/日を3年間投与したRCT(Knapen ら 2013)では、腰椎・大腿骨頸部の骨密度低下の抑制が報告されている(全股関節では抑制なし)。同試験は心血管系のアウトカムを測定していない。 オステオカルシンやマトリックスGlaタンパクを活性化し、カルシウムを骨に誘導しつつ血管への沈着を抑える機序とされるが、血管への効果を裏づける出典を本サイトは示せない。
マグネシウム
信頼度: 低マグネシウム(グリシン酸マグネシウム・クエン酸マグネシウムなど)
必須ミネラルのひとつ。「300以上の酵素反応に関わる」という説明について、本サイトは出典を示せない。 睡眠について本サイトが収録しているのは、原発性不眠症の高齢者46名を対象とした8週間のRCT1件である。睡眠時間・睡眠効率・入眠潜時が改善した一方、総睡眠時間には有意差が出ていない。若年者やアスリートを対象とした試験は収録していない。
5-HTP
信頼度: 低5-ヒドロキシトリプトファン(Griffonia simplicifolia種子由来)
セロトニンの前駆体となるアミノ酸誘導体。収録している根拠はいずれも小規模で、対象も限定的である。 うつ病についてはコクランレビューがあるが、著者らは「代替となる有効で安全な抗うつ薬が存在するため、現時点で臨床的有用性は限られる」と結論している。 セロトニン症候群についての総説を引いていた記述は、本文を参照できないため帰属を撤回した(注意自体は残している)。
コラーゲンペプチド
信頼度: 低加水分解コラーゲン(コラーゲンペプチド)
加水分解された低分子コラーゲン。本サイトが収録しているのは、男性8名にビタミンC強化ゼラチンを摂らせて血中のコラーゲン合成マーカーを測ったRCT1件(著者らはこれが骨のコラーゲン合成を反映するとしている)と、変形性関節症のサプリを比較したメタ分析1件である。皮膚への効果を評価した研究は収録していない。関節については後者のメタ分析が疼痛・機能を扱っているが、著者らはエビデンスの質を very low と評価し、中期・長期では臨床的に意味のある改善を示したサプリは無かったと結論している。
コラーゲン(加水分解コラーゲン)
信頼度: 低加水分解コラーゲンペプチド(Type I/II/III)
腱・靭帯・軟骨・皮膚の主成分であるコラーゲンを加水分解したサプリ。本サイトが収録しているのは、男性8名にビタミンC強化ゼラチンを摂らせて血中のコラーゲン合成マーカーを測ったRCT1件(著者らはこれが骨のコラーゲン合成を反映するとしている)と、変形性関節症のサプリを比較したメタ分析1件である。後者では短期で大きな効果が出ているが、著者らはエビデンスの質を「非常に低い」と評価し、中期・長期では臨床的に意味のある効果が無かったとしている。
マグネシウムグリシネート
信頼度: 低マグネシウムグリシネート(グリシン酸マグネシウム)
マグネシウムとグリシンをキレート結合させた形態。この形態そのものを評価した試験を、本サイトは収録していない。 以下はマグネシウム単独・グリシン単独の研究である。
ホスファチジルセリン
信頼度: 低ホスファチジルセリン(大豆由来またはヒマワリ由来)
細胞膜リン脂質の一種。本サイトが収録している唯一の試験では、運動時の血清コルチゾール濃度に有意な影響は認められなかった。 一方、疲労困憊までの時間は延びている(活動的な男性14名)。
AHCC(活性化ヘキソース相関化合物)
信頼度: 低AHCC(キノコ由来α-グルカン)
キノコの菌糸体から抽出した多糖類複合体。本サイトが収録しているヒトを対象とした研究は、いずれも参加者数十名以下の小規模なものである。 一般に言われる「NK細胞を活性化する」という説明は、健常者を対象とした試験でNK細胞活性に群間差が出なかったため、そのままは使えない。疾患アウトカムについて、効果を推定できる対照試験は収録していない(対照群を置かない予備的な報告のみ。注意点の欄を参照)。
グルタチオン
信頼度: 低グルタチオン(還元型・L-グルタチオン)
グルタミン酸・システイン・グリシンからなるトリペプチドで、体内で最も多い内因性の抗酸化物質。サプリとしての最大の論点は「経口で摂って体内の量が増えるのか」で、ここは研究間で結果が割れている。6か月間1,000mg/日で血中濃度の上昇を報告したRCTがある一方、同じ用量帯を4週間投与して変化が無かったRCTもある。前駆体のNAC(N-アセチルシステイン)とは別物で、体内での経路も異なる。
Fat Loss
減量・脂肪燃焼
カプサイシン
信頼度: 中カプサイシン(唐辛子由来)
唐辛子の辛味成分。13件を統合したメタ分析で、安静時代謝率が1日あたり33.99 kcal 増加した(95%CI 15.95〜52.03)。呼吸商もわずかに下がっている(−0.01)。著者らは「中程度の改善」と表現し、「熱産生の性質を明らかにするにはさらに質の高い研究が必要」としている。 体重や体組成への影響を評価した研究は収録していない。
L-カルニチン
信頼度: 中L-カルニチン(酒石酸塩・フマル酸塩・アセチルL-カルニチン等)
長鎖脂肪酸のミトコンドリア輸送に関わる化合物。本サイトが収録しているのは減量を調べたメタ分析1件で、体重とBMIの小さな低下が報告されている。ただしメタ回帰では、摂取期間が長くなるほど減量幅が有意に小さくなっている。持久力・筋損傷・カルニチンの形態による違いを調べた研究は収録していない。
MCTオイル(中鎖脂肪酸)
信頼度: 中中鎖トリグリセリド(C8カプリル酸・C10カプリン酸)
ヤシ油・パーム核油に含まれる中鎖脂肪酸を精製したオイル。収録したメタ分析では、長鎖脂肪酸(LCT)に富む食事と比べて体重が1.53%多く減った。対象は過体重・肥満の人である。純粋なMCTでは1.62%だったが、中鎖と長鎖の混合(MLCT)では有意な減量が見られなかった。
Nutrition & Health
栄養・健康
葉酸(フォレート)
信頼度: 高葉酸(ビタミンB9 / メチル葉酸を含む)
DNA合成・メチル化に必須の水溶性ビタミンB9。コクランレビュー(5試験・7,391名)では、妊娠前後の葉酸補給が神経管閉鎖障害(二分脊椎・無脳症など)を予防することが示されている(リスク比0.31、95%CI 0.17〜0.58)。再発の予防(過去に神経管閉鎖障害のあった妊娠を経験した人)では有意(リスク比0.34、95%CI 0.18〜0.64、4試験)。初発の予防を評価したのは1試験のみで、効果の証拠は得られていない(リスク比0.07、95%CI 0.00〜1.32)。サブグループが有意か非有意かということから、全体の推定値への寄与の割合は読み取れない。神経管の閉鎖は妊娠3〜4週で完了するため、妊娠前からの補給が重要とされる。
ホエイプロテイン アイソレート
信頼度: 高ホエイプロテイン アイソレート(WPI)
ホエイタンパク質を精製してタンパク質含有率を高めた製品(WPI)。コンセントレート(WPC)と比べて乳糖・脂質が少ないという組成上の違いがある。ただし本サイトが収録しているホエイの試験(Tang 2009)が用いたのはWPIではなくホエイ加水分解物であり、WPIそのもので確認された結果ではない。 また、乳糖が少ないことで消化器症状が減るかどうかを検証した試験も収録していない。
鉄(アイアン)
信頼度: 高鉄(フマル酸第一鉄・ビスグリシン酸鉄等)
赤血球のヘモグロビン合成に必要なミネラル。本サイトが収録している運動パフォーマンスのメタ分析は、対象が生殖年齢の女性に限られる。 鉄過剰は有害であり、欠乏が確認されてから補うのが前提になる。
サイリウム(オオバコ)
信頼度: 高サイリウムハスク(Plantago ovata種皮)
水溶性の粘性食物繊維を多く含むオオバコ種皮。腸内でゲル状になる。LDLコレステロールの低下と慢性便秘の改善についてはメタ分析があり、血糖への効果は「血糖コントロールが崩れている人ほど大きく、正常な人では見られない」という形で報告されている。
ホエイプロテイン
信頼度: 高ホエイ(乳清)タンパク質
食事で不足しがちなタンパク質を補う手段。メタ分析で確かめられているのは「タンパク質補給」の効果であり、ホエイという種類の優位ではない。 総タンパク質摂取量については、除脂肪量の増加が頭打ちになるブレークポイントが1.62 g/kg/日(95%CI 1.03〜2.20)と推定されている。ただし著者らはこの分節回帰が統計的に有意でないこと(p=0.079)を明記しており、確立した閾値ではない。
ベルベリン
信頼度: 中ベルベリン塩酸塩(植物性アルカロイド)
メギ科植物や黄連などに含まれる植物性アルカロイド。血糖・脂質の代謝に関わる指標への影響が研究されており、研究の蓄積は2型糖尿病患者を対象としたものが中心。糖尿病でない肥満者を対象とした大規模RCTでは、内臓脂肪と肝脂肪はプラセボと差が無かった。 「飲めば内臓脂肪が落ちる」という位置づけの製品ではない。
イヌリン
信頼度: 中イヌリン(チコリ根由来フルクタン)
チコリ根などに含まれる可溶性食物繊維(イヌリン型フルクタン)。ビフィズス菌の増加は50件・2,525名のメタ分析で報告されている(標準化平均差0.83)。血糖については33件のメタ分析で改善が報告され、空腹時血糖とHbA1cはGRADEで「高い」品質と評価されている。ただし対象は前糖尿病・2型糖尿病の集団である。
オメガ3(魚油)
信頼度: 中EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)
EPA・DHAを含む多価不飽和脂肪酸。筋肉に関しては、収録した2件のメタ分析がいずれも小さいか無い効果を報告している。筋量・筋機能への効果は有意でなく、筋力への効果は「非常に小さい」(SMD 0.12)。筋タンパク質合成そのものにも効果が見られていない。 全身のタンパク質合成には効果が示されている。
ウェイトゲイナー
信頼度: 中ホエイプロテイン・マルトデキストリン(主要構成成分)
タンパク質(多くはホエイ)と炭水化物(マルトデキストリン・オーツなど)を高比率で配合した高カロリーサプリメント。1食あたり600〜1,200kcalを摂取できる設計で、食事だけでカロリー目標に届かない人の増量を補助する目的で作られている。増量にまつわる本サイト収録の研究は、それぞれ別の問いに答えたものである——エリート選手で増量プロトコルの大小を比べた試験では、より多く摂取した群で脂肪量の増加が大きかった。別に、トレーニング経験者でタンパク質摂取量を大きく変えた試験では、体重・脂肪量・除脂肪量のいずれにも有意な変化が無かった。両者は対象・介入・期間・測定方法が異なり、カロリーの出どころによって結果が変わるかどうかを判定できる材料ではない。 いずれも小規模な単一研究であり、総摂取カロリーとその内訳を管理することが前提になる。
ビタミンB12
信頼度: 中コバラミン(メチルコバラミン・シアノコバラミン等)
神経機能・赤血球産生・DNA合成に関わる水溶性ビタミン。動物性食品にのみ含まれる。成人ヴィーガンでは、雑食者と比べて血中B12が低く、機能的な欠乏の指標も高いことがメタ分析で示されている。補給している人ではこれらの指標が改善する。 なお収録している根拠は集団間の比較と観察的な関連であり、補給によって臨床的な利益が生じるかを評価したRCTではない。
亜鉛
信頼度: 中亜鉛(グルコン酸亜鉛・酸化亜鉛・硫酸亜鉛等)
多数の酵素・転写因子の働きに必要な必須微量ミネラル。研究で確認されているのは「欠乏を是正すると正常な状態へ戻る」方向の変化であり、足りている人がさらに足しても効果は確認されていない。
ビタミンBコンプレックス
信頼度: 低ビタミンB群(B1・B2・B3・B5・B6・B7・B9・B12)
ビタミンB群8種をまとめて配合したサプリメント。B群は多様な酵素反応で補酵素として働き、レビュー(Kennedy 2016)はその効果が脳機能に強く及ぶと整理している。個別の欠乏症(脚気・ペラグラなど)については、本サイトは出典を示せない。収録しているレビューは脳機能の総説で、欠乏症の症状も、欠乏者への補給の効果も扱っていない。充足している人が追加で摂った場合にどうかは、本サイトが示せる出典の範囲では決着していない。通常用量での安全性についても、本サイトは出典を示せない。
チアシード
信頼度: 低チアシード(Salvia hispanica)
オメガ3の一種であるα-リノレン酸(ALA)や食物繊維を含む種子。本サイトが収録しているのは炎症マーカーのメタ分析1件のみで、対象は2型糖尿病または過体重の成人である。 全体ではCRPが低下したが、RCT4件・210名という小さな解析で、1試験を除くと有意でなくなる。健常者を対象とした試験は収録していない。 IL-6とTNF-αには有意な変化が無い。
エッグホワイトプロテイン
信頼度: 低卵白(アルブミン)タンパク質
卵白を乾燥・粉末化したプロテイン。乳製品を使わないため、乳アレルギー・乳糖不耐の人の選択肢になる。ただし本サイトは、卵白プロテインそのものを評価した試験を収録していない。 以下で引く Moore ら(2009)が用いたのは全卵タンパク質であり、卵白ではない。
フラックスシード(亜麻仁)
信頼度: 低亜麻仁(Linum usitatissimum種子)
ALA型オメガ3・リグナン・食物繊維を含む種子。本サイトが収録しているのは血圧を調べたメタ分析1件で、収縮期・拡張期とも数mmHgの低下が報告されている。サブグループごとに有意・非有意は分かれるが、群間の差を検定した結果は示されていないため、どの製剤・期間が優れるかは結論できない。
グラスフェッドホエイプロテイン
信頼度: 低グラスフェッド(牧草飼育)牛乳由来ホエイプロテイン
牧草飼育の牛の乳から作られるホエイプロテイン。本サイトは、グラスフェッドと通常のホエイを比較した試験を収録していない。 以下はホエイ全般についての研究である。
亜鉛ピコリネート
信頼度: 低亜鉛ピコリネート(ピコリン酸亜鉛)
亜鉛とピコリン酸をキレート結合させた形態。ピコリン酸塩が他の形態より吸収率が高いという説明について、本サイトは出典を示せない。 亜鉛そのものについては、欠乏を是正すると正常な状態へ戻る方向の変化が報告されている一方、足りている人がさらに足しても効果は確認されていない。
消化酵素
信頼度: 非常に低プロテアーゼ・アミラーゼ・リパーゼ・ラクターゼ等の複合酵素
食物の消化を補助するとされる酵素製品。本サイトは、市販の消化酵素サプリを評価した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれについても判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。
general
効果の分類なし
コンドロイチン
信頼度: 中コンドロイチン硫酸(ウシ・サメ軟骨由来等)
関節軟骨・結合組織の主要構成成分。変形性膝関節症・股関節症を対象とした大規模なネットワークメタ分析(10件のRCT・計3,803名)では、グルコサミン・コンドロイチン・その併用のいずれも、事前に定めた臨床的に意味のある差に届かなかった。 さらに業界から独立した試験は、企業資金による試験より小さい効果を示している(Wandel 2010)。
ガーリック(ニンニク)
信頼度: 中ニンニク(Allium sativum)エキス・アリシン含有
食品としても使われる球根。108件のRCT・計7,137名を統合したメタ分析で、血圧・脂質・血糖・炎症マーカーの改善が報告されている。ただし効果量は小さく(収縮期血圧 −3.71 mmHg、LDL −5.90 mg/dL)、著者らは「とくにベースラインのリスク因子が不良な成人で」改善が見られたとしている。体重・BMIには影響が無い。
グルコサミン
信頼度: 中グルコサミン硫酸塩(または塩酸塩)
関節軟骨の構成成分であるグリコサミノグリカンの前駆体。変形性膝関節症・股関節症を対象とした大規模なネットワークメタ分析(10件のRCT・計3,803名)では、グルコサミン・コンドロイチン・その併用のいずれも、事前に定めた臨床的に意味のある差に届かなかった。 さらに業界から独立した試験は、企業資金による試験より小さい効果を示している(Wandel 2010)。
緑茶エキス(EGCG)
信頼度: 中緑茶カテキン(エピガロカテキンガレート:EGCG)
緑茶に含まれるカテキン類を濃縮したサプリ。収録しているコクランレビューの結論は「過体重・肥満の成人において、緑茶製剤がもたらす減量はわずかで統計的に有意でなく、量が小さいため臨床的に重要とは考えにくい」である。体重維持にも有意な効果は無かった。
HMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)
信頼度: 中β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸(HMB-Ca または HMB-FA)
ロイシンの代謝産物。収録した2件のメタ分析は、若年者でも50歳以上でも、除脂肪量・筋力への上乗せ効果を認めていない。 若年者では総体重にわずかな効果が出たが除脂肪量には及ばず、高齢者では体組成・筋力とも効果が無かった。本サイトが以前「筋肉量の保持に比較的強いエビデンスが蓄積されている」と記載していたのは誤りである。
ナイアシン(ビタミンB3)
信頼度: 中ニコチン酸(ナイアシン)
ビタミンB3の酸形態(ニコチン酸)。脂質については、2型糖尿病患者を対象とした8件のRCT・計2,110名のメタ分析で、総コレステロール・中性脂肪・LDLの低下とHDLの上昇が報告されている。一方、著者らは感度分析とサブグループ解析から「血糖とHbA1cに有害な影響を及ぼす可能性がある」と明記し、高用量は慎重に投与すべきだとしている。 対象は2型糖尿病の患者であり、健常者ではない。
ビタミンC
信頼度: 中アスコルビン酸
水溶性ビタミン。収録したコクランレビューでは、一般集団(10,708人)で風邪の罹患リスクは有意に低下しなかった(RR 0.97、95%CI 0.94〜1.00)。一方、マラソン走者・スキーヤー・亜寒帯で訓練する兵士など短期間の強い身体運動にさらされる集団(5試験・598人)では罹患リスクが約半分になった(RR 0.48)。持続期間の8%短縮は「発症前から定期的に摂っていた」場合の結果で、発症後に飲み始める治療的摂取では一貫した効果が見られていない。
アルファGPC(L-α-グリセリルホスホリルコリン)
信頼度: 低L-α-グリセリルホスホリルコリン(Alpha-GPC)
アセチルコリンの前駆体とされるコリン含有リン脂質。収録したRCTでは、認知課題の1つ(ストループ)で改善が見られた一方、身体パフォーマンスと成長ホルモンには群間差が無かった。本サイトが以前「成長ホルモン分泌促進・筋力・パワー出力の向上」と記載していたのは、この結果と食い違う。
アップルサイダービネガー
信頼度: 低リンゴ酢(酢酸・ポリフェノール含有)
リンゴを発酵させた酢。収録したメタ分析の対象は2型糖尿病の患者で、空腹時血糖(−21.9 mg/dL)とHbA1c(−1.53)の低下が報告されている。ただしGRADEの評価はアウトカムごとに分かれており、空腹時血糖とインスリンが「中」、HbA1cとHOMA-IRは「低」である。組み入れ7件のうち5件が低品質で、HbA1cは異質性も高い(本文とFigure 2Bでは I²=83.31%、Table 4の脚注では88.61%と食い違う)。健常者の体重や食欲を対象とした研究は収録していない。
アルギニン
信頼度: 低L-アルギニン
アミノ酸の一種。血圧については22件のメタ分析で低下が報告されている(収縮期 −6.40 mmHg)。ただし1日9gを超える用量、24日を超える期間、肥満者では有意な変化が見られていない。 一方、持久性パフォーマンスを調べたメタ分析(118件)は、L-アルギニンを含む食品の研究を組み入れ基準に挙げながら、実際に統合されたのはポリフェノール・硝酸塩・L-シトルリンの研究のみだった。
カルノシン
信頼度: 低L-カルノシン(β-アラニン+L-ヒスチジン)
β-アラニンとヒスチジンからなるジペプチド。本サイトは、経口摂取したカルノシンそのものを評価した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 以下はβ-アラニンについての結果である。ISSNは「β-アラニン補給は筋カルノシン濃度を高め、細胞内のpH緩衝として働く」としている。
CBD(カンナビジオール)
信頼度: 低カンナビジオール(大麻草由来)
大麻草(ヘンプ)由来の非精神活性カンナビノイド。大規模なレビューは「宣伝されているほとんどの用途について、無作為化比較試験からの根拠は支持していない」と結論しており、不眠はその例として名指しされている(Hsu 2026)。日本の規制は2024年12月12日施行の改正で成分規制に変わり、製品区分ごとにTHCの残留限度値が定められている。
CoQ10(コエンザイムQ10)
信頼度: 低ユビキノン(CoQ10)またはユビキノール(還元型)
ミトコンドリアの電子伝達に関わる補酵素。本サイトが収録しているのは、スタチン服用患者の筋症状(SAMS)を調べたメタ分析1件である。痛みの強さは有意に低下したが(加重平均差 −0.96)、信頼区間の上限が −0.03 とぎりぎりで、7件のうち有意だったのは4件、有意でなかったのが3件である。著者らは「エビデンスに基づく推奨にはさらなる研究が必要」としている。 健常者・アスリートを対象とした試験は収録していない。
クレアチンHCl
信頼度: 低クレアチン塩酸塩(クレアチンHCl)
クレアチンに塩酸を結合させた形態。新しい形態のクレアチンを比較したレビューは、「新しい形態がモノハイドレートより有効あるいは安全だという証拠はほとんど無い」「モノハイドレートの規制上の位置づけがほぼすべての市場で明確なのに対し、他の形態については不明瞭」と結論している(Jäger 2011)。本サイトは、塩酸塩とモノハイドレートを直接比較した試験を収録していない。買うならモノハイドレートを基準にすることを勧める。
電解質(エレクトロライト)
信頼度: 低ナトリウム・カリウム・マグネシウム等のミネラル
体液中でイオンとして働くミネラル群。収録したレビューは、体水分の不足が心血管系と体温調節への負担を増やし有酸素パフォーマンスを低下させるとしている。活動的なアスリートでは1日あたり水4〜10L・ナトリウム3,500〜7,000mgの喪失が起こりうる。ただし「回復を急ぐ必要がなければ通常の食事と飲水で足りる」とも述べている。
ジンジャー(生姜)
信頼度: 低ショウガ(Zingiber officinale)根茎エキス・パウダー
ジンゲロール・ショウガオールを含むスパイス。収録したメタ分析は、生姜だけでなくクルクミン・高麗人参・ニンニクを含む「根菜系サプリ」4種をまとめて統合したものである。生姜単独の効果を切り出した結果ではない。 筋損傷マーカーと筋肉痛は24時間後・48時間後で有意に低かったが、筋パフォーマンスの指標には有意差が無かった。
グルタミン
信頼度: 低L-グルタミン
体内で最も多く存在するアミノ酸。本サイトが収録しているのは免疫機能と臨床応用を主題としたレビュー1件で、筋力・筋肥大・運動後の回復への効果は扱っていない。 著者らは「重症患者・外傷後・敗血症・消耗したアスリートなどで、血中濃度を根拠に補給を推奨すべきかの判断は現時点で難しい」と述べている。
イノシトール
信頼度: 低myo-イノシトール(シクロヘキサンヘキソール)
細胞膜成分・セカンドメッセンジャーとして働くビタミン様物質。本サイトが収録しているのは多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性を対象としたアンブレラレビュー1件である。プラセボと比べて複数の指標が改善しているが、GRADEで評価した85項目のうち高品質のものは1つも無く、41.1%が「非常に低い」品質だった。メトホルミンと比べるとほとんどの指標で有意差が無い。
L-テアニン
信頼度: 低L-テアニン(緑茶由来アミノ酸)
緑茶に含まれるアミノ酸。収録したメタ分析では、テアニン+カフェインおよびテアニン単独が認知・気分の指標で小〜中程度の差を示している。ただし著者ら自身が「信頼区間はしばしば、差の向きと大きさに関する不確実性を示していた」と述べている。この論文は紅茶・緑茶製品の企業から資金提供を受けた研究者を含む。
ルテイン
信頼度: 低ルテイン(マリーゴールド花由来キサントフィル)
網膜黄斑部に存在するカロテノイド色素。本サイトが収録しているのは加齢黄斑変性(AMD)を対象としたネットワークメタ分析1件だが、抄録が示しているのは栄養素の順位で、ルテイン/ゼアキサンチン自体の効果量・信頼区間は報告されていない。 カロテノイドは視力の改善で亜鉛に次ぐ2位、後期AMDへの進行を遅らせる点で1位だったのはβ-カロテンである。
モリンガ
信頼度: 低モリンガ(Moringa oleifera)葉パウダー
ビタミン・ミネラルを含む植物。収録したメタ分析の結論は「現在のエビデンスは、成人におけるモリンガ補給の一貫した心血管代謝上の利益を支持しない」である。評価した全アウトカムのGRADEが「非常に低い」品質だった。
NAC(N-アセチルシステイン)
信頼度: 低N-アセチル-L-システイン
グルタチオン合成の前駆体とされるアミノ酸誘導体。本サイトが収録しているのは運動パフォーマンスを調べたメタ分析1件で、パフォーマンスの平均増加は0.29%(95%CI −0.67〜1.25)と信頼区間がゼロをまたいでいる。著者らは「現段階でこれ以上推奨することはできない」と結論し、副作用のリスクも不明確なままだとしている。
ナイアシンアミド(ニコチンアミド)
信頼度: 低ナイアシンアミド(ビタミンB3のアミド形態)
ビタミンB3のアミド形態(ニコチンアミド)。本サイトは、ニコチンアミドそのものを評価した試験を収録していない。 ナイアシン(ニコチン酸)で報告されている脂質改善はニコチン酸についての結果であり、アミド形態に当てはめる根拠を本サイトは示せない。
PQQ(ピロロキノリンキノン)
信頼度: 低ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩
キノン化合物。収録したRCTでは、加齢による物忘れを自覚する中高年58名(平均70〜72歳)で、認知機能の複数の領域とスクリーニング検査の得点がプラセボより改善した。ただし特定の商品名の製剤(mnemoPQQ®)を用いた1件の試験である。
プロバイオティクス
信頼度: 低生きた有用菌(Lactobacillus・Bifidobacterium属等)
適切な量を摂取したときに宿主に有益な効果をもたらすとされる生きた微生物。本サイトが収録しているのは、過敏性腸症候群(IBS)と慢性特発性便秘を対象としたメタ分析1件である(レビュー全体で43件のRCTが適格)。IBSの症状が持続するリスク比は0.79だった。ただし著者らは「どの菌種・菌株が最も有益かは依然として不明」と明記しており、健康な人の「腸内環境改善」や免疫指標を扱った研究は収録していない。
パンプキンシード(かぼちゃの種)
信頼度: 低パンプキンシード(Cucurbita pepo種子)
亜鉛・マグネシウム・植物性タンパク質などを含む種子。前立腺肥大症について収録しているのは、パンプキンシードオイルと薬(タムスロシン)を比べた単盲検試験1件である。プラセボ対照ではないため、症状の改善をオイルの効果と帰属することはできない。 症状スコアの改善幅はタムスロシン群のほうが有意に大きかった。
スペルミジン
信頼度: 低スペルミジン(小麦胚芽・大豆・きのこ由来)
細胞内に存在するポリアミンの一種。収録した薬物動態研究では、1日15mgを5日間経口摂取しても血漿・唾液のスペルミジン濃度は上がらなかった。上がったのは代謝物のスペルミンで、著者らは「食事由来のスペルミジンは全身循環に入る前にスペルミンへ変換される」「1日15mg未満のサプリが短期的な効果を発揮するとは考えにくい」と結論している。
スルフォラファン
信頼度: 低スルフォラファン(ブロッコリースプラウト由来グルコラファニン由来)
アブラナ科の野菜に含まれるイソチオシアネート。本サイトが収録できたヒトのメタ分析は、統合失調症の患者369名を対象とした4件のRCTを統合したもの1件だけである。一般的な健常者での有効性を評価することを目的とした研究は収録していない。 主要評価項目(PANSS総得点)は有意に改善せず、認知面の利益も認められなかった。
テストステロンブースター
信頼度: 低アシュワガンダ・亜鉛・マグネシウム・ビタミンD・トリビュラス等の複合配合
テストステロンの維持・向上を目的とした複合サプリ。この配合そのものを評価した試験は収録していない。以下は個々の成分についての結果である。亜鉛は「欠乏を是正すると正常範囲へ戻る」方向の変化にとどまり、充足している人では変化が無かった。ZMAはトレーニング適応にも効果が無い。 アシュワガンダは男性でテストステロンの上昇が報告されている。
TUDCA(タウロウルソデオキシコール酸)
信頼度: 低タウロウルソデオキシコール酸(胆汁酸誘導体)
ウルソデオキシコール酸とタウリンが結合した胆汁酸誘導体。収録したRCTは進行型多発性硬化症の患者47名を対象に1日2gを16週間投与したもので、主要評価項目は安全性と忍容性である。有害事象はプラセボと差が無く、血中の胆汁酸は上昇したが、臨床・体液バイオマーカーのアウトカムには有意差が無かった。肝保護を目的とした試験は収録していない。
ビタミンB50
信頼度: 低ビタミンB群(内容は製品表示による)
本サイトは、「B50」という名称が何を指すのかを判定しない。 名称の使われ方も、製品ごとの配合も、確認できる資料を収録していないためである。購入前に製品の表示を読んでほしい。その配合を評価した試験も収録していない。 収録しているのはビタミンB群全般を整理した単著のナラティブレビュー1件(Kennedy 2016)と、厚生労働省の食事摂取基準である。表示にナイアシン・ビタミンB6・葉酸が含まれている場合、これらには耐容上限量が設定されているので、同基準の該当区分と突き合わせること。
ZMA
信頼度: 低亜鉛・マグネシウム・ビタミンB6の複合体
亜鉛・マグネシウム・ビタミンB6の複合サプリ。収録した2件のRCTはいずれもZMAの効果を認めていない。 亜鉛が充足している男性14名では血清テストステロン(総・遊離とも)に有意な変化が無く、レジスタンストレーニング経験者42名では同化・異化ホルモン・体組成・筋力・筋持久力のいずれにも有意な効果が無かった。「テストステロンを上昇させ筋肉をつける」という位置づけを、本サイトは支持できない。
リチウム(低用量)
信頼度: 未評価オロチン酸リチウムまたはアスパラギン酸リチウム
微量のリチウムを含むサプリ(オロチン酸リチウムなど)。本サイトは、この用量帯のサプリを評価したヒトの研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 リチウムは精神科で用いられる医薬品(炭酸リチウム)の成分でもあり、気分障害の治療としてリチウムを投与された患者の有害事象を統合したレビュー(McKnight ら 2012)は、周辺情報として収録している。
アグマチン
信頼度: 未評価アグマチン硫酸塩
アルギニンの脱炭酸によって生成されるアミン。本サイトは、アグマチンをヒトに投与した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。
クエン酸
信頼度: 未評価クエン酸(無水)
クエン酸回路の中間代謝産物で、食品添加物としても広く使われる。本サイトは、クエン酸サプリそのものを評価したヒトの研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 結石の再発予防に高い確からしさのエビデンスがあるのは医薬品としてのクエン酸カリウムであり、サプリのクエン酸ではない。
グリーンパウダー(野菜・草類ブレンド)
信頼度: 未評価小麦草・大麦草・スピルリナ・クロレラ・野菜・フルーツ等の複合ブレンド
複数の野菜・草類・藻類を粉末化したブレンド製品。収録できたのは特定の市販製品(AG1®)を4週間投与した試験1件だけで、製品ごとに成分が違うため他の製品に当てはめる根拠が無い。この試験を根拠に一般的なグリーンパウダーへ送客することはできないため、このページに購入導線を置いていない。 その試験でも、増えた腸内細菌は製品に含まれるプロバイオティクス由来とされ、消化器QOLの改善は有意に届いていない(p=0.058)。
グリーン&レッドパウダー
信頼度: 未評価野菜・草類(グリーン)+ベリー・フルーツ類(レッド)複合ブレンド
野菜・草類(グリーン系)とベリー・フルーツ類(レッド系)を組み合わせたブレンドパウダー。本サイトは、この種のブレンドを評価した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。
L-システイン
信頼度: 未評価L-システイン
グルタチオン合成に用いられるアミノ酸。本サイトは、L-システインそのものの効果を評価した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれについても判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。
パプリカパウダー
信頼度: 未評価パプリカ(Capsicum annuum)乾燥粉末
赤・黄パプリカを乾燥・粉末化したスパイス。本サイトは、パプリカパウダーを評価したヒトの研究を1件も収録できていない。これは料理に使う食品であり、健康上の効果を主張できる根拠を示せない。
Rリポ酸
信頼度: 未評価R(+)-α-リポ酸(天然型活性異性体)
α-リポ酸(ALA)のうち体内で産生される異性体。本サイトが収録している出典は、介入を「α-リポ酸」としか記していない。R体単独を投与した研究だと確認できるものは1件も無く、観察された効果をR体に帰属することはできない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 以下はα-リポ酸一般についての結果で、対象は代謝疾患のある患者である。