カルシウム
骨の主要な構成ミネラル。閉経後女性を対象としたメタ分析(Shea ら 2002、15試験・1,806名)では、2年以上の補給で骨量減少の抑制が認められた一方、著者ら自身が効果を「小さい」と表現しており、骨折の減少は有意差に達していない。ビタミンDとの併用や食事からの摂取量による違いは、この解析では検討されていない。別のメタ分析(Bolland ら 2010)では、ビタミンDを併用しないカルシウムサプリの試験群で心筋梗塞リスクの上昇が示されている(組み入れたのは1日500mg以上を用いた試験だが、これは組入れ基準であってリスクが立ち上がる閾値ではない。食事由来のカルシウムを調べたものでもない)。
研究の蓄積があるベーシックな成分

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(PR)研究で報告されている効果
閉経後女性で骨量減少の抑制が報告されている。 2年以上の補給で、骨密度の差は1.6〜2.1%程度だった(Shea 2002)。
同じメタ分析で骨折の減少は有意差に達しておらず、著者らは効果を「小さい」と表現している。
食事で不足しがちなミネラルの補完に役立つ、という位置づけである。 ただしサプリで補うことが食事から摂る場合と同じ結果をもたらすかを直接比べた試験を、本サイトは収録していない。
推奨摂取量・タイミング
- 推奨量は年齢・性別で異なるため、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の該当区分を確認すること。 本サイトは具体的な数値を独自に示さない。
- 1回500mg以下に分ける・ビタミンDと併用すると吸収が高まる、という一般的な助言について、本サイトは出典を示せない。 よく語られる説明であり、下に挙げた研究が検証したものではない。
注意点
- •カルシウムサプリと心筋梗塞の関連を調べたメタ分析がある。 40歳超・1年以上のプラセボ対照RCT 15件(いずれも1日500mg以上を使用。これは組入れ基準であってリスクが立ち上がる閾値ではない)を対象に、個別データ(8,151名)で心筋梗塞のハザード比1.31(95%CI 1.02〜1.67、P=0.035)、試験単位のデータ(11,921名)で相対リスク1.27(95%CI 1.01〜1.59、P=0.038)だった。
- •脳卒中(1.20、P=0.11)・複合エンドポイント(1.18、P=0.057)・死亡(1.09、P=0.18)はいずれも有意に達していない(Bolland 2010)。
- •この解析の対象は「ビタミンDを併用していない」カルシウム単独の試験であり、併用した場合にどうなるかは示していない。 また食事由来のカルシウムを調べたものでもない。
- •著者らのうち複数が、カルシウム製剤メーカー(Wyeth、Mission Pharmacal、Shire、Nycomed)から治験薬の提供を受け、あるいは乳業(Fonterra)の研究助成・コンサルティングを受けている。
- •鉄や一部の薬剤の吸収を妨げるという注意についても、本サイトは出典を示せない。 服薬中の人、腎疾患・高カルシウム血症のある人は、摂取の可否と時間の空け方を医師・薬剤師に相談すること。
- •本情報は教育・参考目的であり、疾患の診断・治療を意図しない。
根拠となる研究
出典
似た働きのサプリ
マグネシウム
信頼度: 低マグネシウム(グリシン酸マグネシウム・クエン酸マグネシウムなど)
必須ミネラルのひとつ。「300以上の酵素反応に関わる」という説明について、本サイトは出典を示せない。 睡眠について本サイトが収録しているのは、原発性不眠症の高齢者46名を対象とした8週間のRCT1件である。睡眠時間・睡眠効率・入眠潜時が改善した一方、総睡眠時間には有意差が出ていない。若年者やアスリートを対象とした試験は収録していない。
ビタミンK2(MK-7)
信頼度: 中メナキノン-7(MK-7)
発酵食品(納豆等)由来のメナキノン。健常な閉経後女性244名にMK-7 180µg/日を3年間投与したRCT(Knapen ら 2013)では、腰椎・大腿骨頸部の骨密度低下の抑制が報告されている(全股関節では抑制なし)。同試験は心血管系のアウトカムを測定していない。 オステオカルシンやマトリックスGlaタンパクを活性化し、カルシウムを骨に誘導しつつ血管への沈着を抑える機序とされるが、血管への効果を裏づける出典を本サイトは示せない。
鉄(アイアン)
信頼度: 高鉄(フマル酸第一鉄・ビスグリシン酸鉄等)
赤血球のヘモグロビン合成に必要なミネラル。本サイトが収録している運動パフォーマンスのメタ分析は、対象が生殖年齢の女性に限られる。 鉄過剰は有害であり、欠乏が確認されてから補うのが前提になる。