アルファリポ酸(ALA)
抗酸化物質として知られる化合物。本サイトが収録しているのは、代謝疾患のある患者を対象としたメタ分析1件である。 健常者を対象とした試験は収録していない。
研究が進みつつある成分

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(PR)研究で報告されている効果
代謝疾患のある患者では、血糖に関わる指標が改善した。 24件の研究を統合したメタ分析で、空腹時血糖が標準化平均差 −0.54(95%CI −0.89〜−0.19、P=0.003)、インスリンが −1.01(−1.70〜−0.31、P=0.006)、HOMA-IR が −0.76(−1.15〜−0.36、P<0.001)、HbA1c が −1.22(−2.01〜−0.44、P=0.002)だった(Akbari 2018)。対象は代謝疾患のある患者であり、健常者ではない。
脂質にも改善が見られた。 中性脂肪 −0.58(−1.00〜−0.16、P=0.006)、総コレステロール −0.64(−1.01〜−0.27、P=0.001)、LDLコレステロール −0.44(−0.76〜−0.11、P=0.008)。HDLコレステロールには有意な変化が無かった(+0.57、95%CI −0.14〜1.29、P=0.11)(Akbari 2018)。
グルタチオン・ビタミンC・Eの再生を助ける抗酸化ネットワークへの寄与、および酸化ストレス・炎症の軽減について、本サイトは出典を示せない。
推奨摂取量・タイミング
- 収録したメタ分析は用量ごとの効果を分けて示していない。 個々の試験の用量は同論文を参照すること。
- 「300〜600mg/日」「R体は少量で同等」「空腹時摂取で吸収が向上」といった説明について、本サイトは出典を示せない。
注意点
- •上記のメタ分析では、代謝疾患のある患者で空腹時血糖とHbA1cが低下している。ただし同解析は安全性も薬物相互作用も評価していないため、糖尿病薬との併用可否を本サイトは判断できない。血糖に関わる薬を服用している人は、必ず事前に医師に相談すること。 チアミン欠乏がある場合の禁忌、甲状腺疾患の治療中の注意についても、本サイトは出典を示せない。 本情報は教育・参考目的であり、疾患の診断・治療を意図しない。
似た働きのサプリ
ベルベリン
信頼度: 中ベルベリン塩酸塩(植物性アルカロイド)
メギ科植物や黄連などに含まれる植物性アルカロイド。血糖・脂質の代謝に関わる指標への影響が研究されており、研究の蓄積は2型糖尿病患者を対象としたものが中心。糖尿病でない肥満者を対象とした大規模RCTでは、内臓脂肪と肝脂肪はプラセボと差が無かった。 「飲めば内臓脂肪が落ちる」という位置づけの製品ではない。
AHCC(活性化ヘキソース相関化合物)
信頼度: 低AHCC(キノコ由来α-グルカン)
キノコの菌糸体から抽出した多糖類複合体。本サイトが収録しているヒトを対象とした研究は、いずれも参加者数十名以下の小規模なものである。 一般に言われる「NK細胞を活性化する」という説明は、健常者を対象とした試験でNK細胞活性に群間差が出なかったため、そのままは使えない。疾患アウトカムについて、効果を推定できる対照試験は収録していない(対照群を置かない予備的な報告のみ。注意点の欄を参照)。
グルタチオン
信頼度: 低グルタチオン(還元型・L-グルタチオン)
グルタミン酸・システイン・グリシンからなるトリペプチドで、体内で最も多い内因性の抗酸化物質。サプリとしての最大の論点は「経口で摂って体内の量が増えるのか」で、ここは研究間で結果が割れている。6か月間1,000mg/日で血中濃度の上昇を報告したRCTがある一方、同じ用量帯を4週間投与して変化が無かったRCTもある。前駆体のNAC(N-アセチルシステイン)とは別物で、体内での経路も異なる。