アルギニン
アミノ酸の一種。血圧については22件のメタ分析で低下が報告されている(収縮期 −6.40 mmHg)。ただし1日9gを超える用量、24日を超える期間、肥満者では有意な変化が見られていない。 一方、持久性パフォーマンスを調べたメタ分析(118件)は、L-アルギニンを含む食品の研究を組み入れ基準に挙げながら、実際に統合されたのはポリフェノール・硝酸塩・L-シトルリンの研究のみだった。
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(PR)研究で報告されている効果
血圧が下がった。 22件のRCT(30の効果量)を統合したメタ分析で、収縮期血圧が加重平均差 −6.40 mmHg(95%CI −8.74〜−4.05、P<0.001)、拡張期血圧が −2.64 mmHg(95%CI −3.94〜−1.40、P<0.001)(Shiraseb 2022)。
ただし条件によって効果が消える。 1日9gを超える用量、24日を超える試験期間、肥満者では、有意な変化が見られなかった(Shiraseb 2022)。
非線形の用量反応解析では、収縮期血圧に対する有効用量が1日4g以上と検出されている(P=0.034、試験期間とは独立)。拡張期血圧については、用量と変化量に有意な関係が認められた(メタ回帰、P=0.020)。拡張期血圧の低下は男性より女性で大きいようだとされる(Shiraseb 2022)。
持久性パフォーマンスについては、L-アルギニンを含む食品の研究が統合されていない。 118件を統合したメタ分析は、硝酸塩・L-アルギニン・L-シトルリン・ポリフェノールを含む食品を対象に掲げたが、実際に組み入れられたのはポリフェノール59件・硝酸塩56件・L-シトルリン3件である(d'Unienville 2021)。L-アルギニンについてこの解析から言えることは無い。
一酸化窒素産生を介した血流改善、ポンプ感、シトルリンとの併用による相加効果、シトルリンとの吸収効率の違いについて、本サイトは出典を示せない。
推奨摂取量・タイミング
- 収録したメタ分析は血圧について、1日4g以上を有効用量として検出している。ただし1日9gを超える用量では有意な変化が見られていない(Shiraseb 2022)。
- これは血圧のアウトカムについての値であり、運動パフォーマンスの用量ではない。 「1回3〜6g、運動前30〜60分」という目安について、本サイトは出典を示せない。
注意点
- •収録したメタ分析では血圧の低下が報告されている(収縮期 −6.40 mmHg)。血圧に関わる薬を服用中の方、低血圧の方は、使用前に必ず医師または薬剤師に相談すること。 それ以外の安全性・副作用について、本サイトは出典を示せない。 収録した2件はいずれも有害事象を主題としていない。
出典
似た働きのサプリ
ガーリック(ニンニク)
信頼度: 中ニンニク(Allium sativum)エキス・アリシン含有
食品としても使われる球根。108件のRCT・計7,137名を統合したメタ分析で、血圧・脂質・血糖・炎症マーカーの改善が報告されている。ただし効果量は小さく(収縮期血圧 −3.71 mmHg、LDL −5.90 mg/dL)、著者らは「とくにベースラインのリスク因子が不良な成人で」改善が見られたとしている。体重・BMIには影響が無い。
リチウム(低用量)
信頼度: 未評価オロチン酸リチウムまたはアスパラギン酸リチウム
微量のリチウムを含むサプリ(オロチン酸リチウムなど)。本サイトは、この用量帯のサプリを評価したヒトの研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 リチウムは精神科で用いられる医薬品(炭酸リチウム)の成分でもあり、気分障害の治療としてリチウムを投与された患者の有害事象を統合したレビュー(McKnight ら 2012)は、周辺情報として収録している。
アグマチン
信頼度: 未評価アグマチン硫酸塩
アルギニンの脱炭酸によって生成されるアミン。本サイトは、アグマチンをヒトに投与した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。