CGT Max(クレアチン・グルタミン・タウリン配合)
クレアチン・グルタミン・タウリンの3成分を組み合わせたトレーニングサポートサプリメント。この配合そのものを評価した試験は確認できていないため、以下は各成分単独の研究に基づく。3成分のうち根拠が最も厚いのはクレアチンで、グルタミンは運動分野での有効性がまだ定まっていない。製品によって配合比率が異なるため、各成分がどれだけ入っているかはラベルで確認したい。
このページの出典はすべて周辺情報です。この成分・この用量帯そのものを評価した研究は収録していません。
研究はまだ限定的な成分

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(PR)周辺情報の研究で報告されていること
クレアチン:高齢者を対象としたメタ分析では、レジスタンストレーニングにクレアチンを併用すると除脂肪量と上下肢の筋力の増加が大きかったと報告されている(Chilibeck ら 2017)
クレアチン:ISSNのポジションスタンドは、高強度運動のパフォーマンス向上に対する根拠が最も確立したサプリメントの一つと位置づけている(Kreider ら 2017)
グルタミン:運動と免疫に関するレビューはあるが、生体内での有効性と推奨すべき場面は未解決とされている(Cruzat ら 2018)
タウリン:持久系運動パフォーマンスの改善が報告されている(10件のメタ分析、Hedges' g = 0.40、Waldron ら 2018)
推奨摂取量・タイミング
- クレアチン:3〜5g/日(維持量)。
- ISSNポジションスタンドが示す急速ローディングは5g(体重1kgあたり約0.3gに相当)を1日4回・5〜7日間で、これは任意。
- 摂取タイミングについては本サイトが示せる出典が無いため、続けやすい時間帯でよい。
- タウリン:メタ分析で用いられた用量は1〜6g/日の範囲で、用量による効果の差は認められていない。
- グルタミン:運動分野で確立した用量プロトコルは無い。
- 製品によって各成分の配合量が異なるため、ラベルの用量に従うこと。
注意点
- •クレアチンは腎機能が健常な場合は安全性が確立されているが、慢性腎臓病がある場合は医師に相談。
- •グルタミンは一般的に安全だが高用量での長期データは限られる。
- •製品ごとの配合比率や添加物を確認すること。
- •カフェイン含有の製品には注意(就寝前の摂取を避ける)。
- •本情報は教育・参考目的であり、疾患の診断・治療を意図しない。
根拠となる研究
クレアチン摂取の安全性と有効性に関するISSN公式見解
Journal of the International Society of Sports Nutrition, 2017
国際スポーツ栄養学会(ISSN)による、運動・スポーツ・医療におけるクレアチン補給の安全性と有効性についての公式見解。クレアチン補給が筋内クレアチン濃度を高め、それが高強度運動の成績向上とトレーニング適応の増大につながることを一貫して示す研究群を整理し、運動後の回復・外傷予防・体温調節・リハビリテーション・脳震盪や脊髄の神経保護への応用にも触れる。臨床応用としては神経変性疾患・糖尿病・変形性関節症・線維筋痛症・加齢・脳と心臓の虚血・思春期のうつ・妊娠が扱われている。安全性については、短期・長期の補給(1日30gまで5年間)が健康な人でも、乳児から高齢者までの複数の患者群でも、安全で忍容性が高いとしている。文書は、クレアチンが1990年代前半に普及して以降1,000件を超える研究が行われてきたと述べている。
高齢者においてクレアチン補給はレジスタンストレーニングによる除脂肪量・筋力の増加を高める(メタ分析)
Open Access Journal of Sports Medicine, 2017
高齢者(各研究の平均年齢57〜70歳)を対象に、レジスタンストレーニング中のクレアチン摂取を検証した22件のRCT・計721名を統合したメタ分析。週2〜3回・7〜52週間のトレーニングにクレアチンを併用した群は、プラセボ群より除脂肪量(平均差 +1.37 kg、95%CI 0.97〜1.76、p<0.00001)、チェストプレス筋力(標準化平均差 0.35、p=0.0002)、レッグプレス筋力(同 0.24、p=0.01)のいずれも増加が大きかった。
グルタミンの代謝と免疫機能、補給と臨床応用(レビュー)
Nutrients, 2018
グルタミンの代謝が免疫細胞にとってどう重要かを整理したレビュー。グルタミンは体内で最も豊富かつ多用途なアミノ酸で、免疫細胞による消費速度はグルコースと同等かそれ以上になる。リンパ球の増殖とサイトカイン産生、マクロファージの貪食・分泌活動、好中球の殺菌に不可欠な栄養素であることが、試験管内・生体内の研究で示されている。血中への放出と利用可能性は主に腸・肝臓・骨格筋が制御しており、異化が亢進した状況ではグルタミンが必須となりうるが、組織間のアミノ酸代謝の恒常性が崩れることで利用可能性が損なわれる場合がある。このためグルタミンは臨床栄養の補給プロトコルに組み込まれ、免疫抑制状態の人に推奨されている。ただし著者らは、重症患者・外傷後・敗血症・消耗したアスリートなど幅広い異化状況において、血中濃度を根拠に補給を推奨すべきかどうかは現時点で判断が難しいと述べている。免疫面での有益な効果は既に確立している一方、生体内での良好な転帰を示す証拠には未解明の点が多く残るとしている。
タウリンの摂取量と摂取期間が持久系運動パフォーマンスに与える影響 ― メタ分析
Sports Medicine, 2018
経口タウリンの単回・継続摂取が持久系運動パフォーマンスに与える影響を評価したメタ分析(10件)。全体で持久系パフォーマンスの改善が示された(Hedges' g = 0.40、95%CI 0.12〜0.67)。疲労困憊までの時間に限った下位解析(7件)でも同程度(g = 0.43)。用量は1〜6g/日の範囲で、用量の違いによる効果の差は認められず、単回摂取と継続摂取(最長2週間)でも差は無かった。
出典
- Chilibeck PD, et al. (2017) Open Access J Sports Med — 高齢者のレジスタンストレーニングにおけるクレアチン補給(22件のRCTのメタ分析、8:213-226)※この成分・この用量帯そのものを評価した研究ではありません(判断の材料として周辺情報を示しています)
- Kreider RB, et al. (2017) J Int Soc Sports Nutr — 運動・スポーツ・医療におけるクレアチン補給の役割と安全性(国際スポーツ栄養学会のポジションスタンド、14:18)※この成分・この用量帯そのものを評価した研究ではありません(判断の材料として周辺情報を示しています)
- Cruzat V, et al. (2018) Nutrients — グルタミン:代謝と免疫機能、補給と臨床応用(10(11):1564)※この成分・この用量帯そのものを評価した研究ではありません(判断の材料として周辺情報を示しています)
- Waldron M, et al. (2018) Sports Med — タウリン補給が持久系運動パフォーマンスに与える影響(メタ分析)※この成分・この用量帯そのものを評価した研究ではありません(判断の材料として周辺情報を示しています)
似た働きのサプリ
カフェイン
信頼度: 中無水カフェイン
プレワークアウトの定番。運動パフォーマンスへの効果は、21件のメタ分析を統合したアンブレラレビューで確認されている。ただし筋力・筋パワーへの効果量は小さく、効果は無酸素系より有酸素系のほうが大きい傾向がある。 収録した研究はいずれも若い男性が中心である。
タウリン
信頼度: 低タウリン(2-アミノエタンスルホン酸)
体内でも合成される含硫アミノ酸。単回摂取の急性効果を調べた23件・計308名のメタ分析では、パフォーマンス全体で小〜中程度の改善(g=0.25)が示されている。ただし著者らはGRADEでエビデンスの質を「低い〜非常に低い」と評価し、予測区間がしばしばゼロを含むと述べている。
クレアチン
信頼度: 高クレアチン一水和物(モノハイドレート)
研究の蓄積が多いサプリのひとつ。本サイトが収録している除脂肪量・筋力のメタ分析は、対象が高齢者(各研究の平均年齢57〜70歳)に限られる。 記憶については健常者全体でわずかな改善が報告されているが、効果が有意だったのは高齢者(66〜76歳)で、若年者(11〜31歳)では差が無かった。