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サプリメント

カフェイン

エビデンス評価

プレワークアウトの定番。運動パフォーマンスへの効果は、21件のメタ分析を統合したアンブレラレビューで確認されている。ただし筋力・筋パワーへの効果量は小さく、効果は無酸素系より有酸素系のほうが大きい傾向がある。 収録した研究はいずれも若い男性が中心である。

研究が進みつつある成分

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研究で報告されている効果

最大筋力・筋パワーの向上は有意だが、効果量は小さい。 筋力を扱った10件・パワーを扱った10件を統合したメタ分析で、筋力が標準化平均差0.20(95%CI 0.03〜0.36、p=0.023)、パワーが0.17(95%CI 0.00〜0.34、p=0.047)。パワーの信頼区間の下限はほぼ0である。 サブグループでは上半身の筋力が有意(0.21、p=0.026)、下半身は有意でない(0.15、p=0.147)。ただし群間差の検定は示されておらず、部位による効果差は結論できない(Grgic 2018)。

効果の範囲は広いが、確からしさは一様でない。 21件のメタ分析を統合したアンブレラレビューで、カフェインは有酸素持久力・筋力・筋持久力・パワー・跳躍・運動速度に対してエルゴジェニックだった。筋持久力・筋力・無酸素パワー・有酸素持久力についてはGRADE評価が「中」の質のエビデンスに裏づけられている一方、それ以外の項目は「低」〜「非常に低い」質である。95%予測区間を考えると効果の向きが定まらない解析もあった(Grgic 2020)。

効果は有酸素系のほうが大きい傾向がある。 アンブレラレビューの著者らは「カフェインの効果量は一般に、無酸素運動より有酸素運動で大きいようだ」と述べている。ISSNのポジションスタンドも「有酸素持久力が、カフェインから最も一貫して中〜大の恩恵を受ける運動形態である」としている(Grgic 2020/Guest 2021)。

認知面への効果もISSNが認めている。 「カフェインは大半の人で注意力・覚醒度を含む認知機能に対してエルゴジェニックである」「睡眠不足の条件下では、一部の人で認知面・身体面のパフォーマンスを改善しうる」(Guest 2021)。

対象の偏りが明記されている。 アンブレラレビューに含まれた個々の研究は大半が若い男性を対象としており、著者らは女性・中高年での一次研究をもっと行うべきだとしている(Grgic 2020)。「常用すると耐性がつき効果が薄れる」という説明について、本サイトは出典を示せない。 ISSNは習慣的摂取量が個人差の一因になりうると述べるにとどまっている(Guest 2021)。

推奨摂取量・タイミング

  • ISSNのポジションスタンドは「体重1kgあたり3〜6mgの用量で運動パフォーマンスの改善が一貫して示されている」としている。最小有効量は不明だが、体重1kgあたり2mgと低い可能性がある。 最も一般的に用いられるタイミングは運動の60分前で、至適タイミングはカフェインの形態によって変わる(カプセルよりガムのほうが待ち時間が短くてよい)。
  • 暑熱下の持久運動では3〜6mg/kg、高地では4〜6mg/kgが支持されている(Guest 2021)。
  • 睡眠や不安への影響には遺伝的な個人差が関わるとされる。夕方以降を控えるべき具体的な時刻について、本サイトは出典を示せない。

注意点

  • ISSNは、睡眠への悪影響や不安感には、カフェイン代謝に関わる遺伝的な個人差が関与しうるとしている(Guest 2021)。
  • それ以外の具体的な副作用や上限量について、本サイトは出典を示せない。 心疾患のある方、妊娠中の方は、使用前に医師に相談すること。
  • エナジードリンクやプレワークアウトにも含まれるため、合計量に注意する。
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