ビーツ(硝酸塩)
硝酸塩を多く含むビーツの搾汁。33件を統合したメタ分析で、高強度インターバルスプリント・平均パワー・最大酸素摂取量のいずれも有意に改善している。ただし効果量はいずれも小〜中程度で、競技レベルや摂取方法による違いは検定では有意でなく、著者ら自身が「仮説を生成するもの」と位置づけている。
研究が進みつつある成分

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(PR)研究で報告されている効果
高強度インターバルスプリント(HIS)が改善した。 標準化平均差0.38(95%CI 0.17〜0.59、p<0.001)、異質性は低い(I²=11.0%)(Cai 2026)。
平均パワー出力(MPO)が改善した。 標準化平均差0.43(95%CI 0.21〜0.64、p<0.001)、異質性なし(I²=0.0%)(Cai 2026)。
最大酸素摂取量(VO₂max)が改善した。 標準化平均差0.30(95%CI 0.05〜0.55、p<0.001)、異質性なし(I²=0.0%)(Cai 2026)。
競技レベル・種目・摂取方法・製品ブランド・タイミングによる差は、サブグループ間の検定では有意に達していない。 著者らは、これらが効果修飾因子でありうるという観察を「仮説を生成するものとして解釈すべきで、今後の研究による確認が必要」と明記している。したがって「一般〜中級者のほうがエリート選手より効果が大きい」とは、この解析からは言えない(Cai 2026)。
タイムトライアルの短縮、運動経済性(同一強度での酸素消費量低減)、血管拡張を介した血流増加について、本サイトは出典を示せない。 収録したメタ分析が扱っているのはHIS・MPO・VO₂maxの3指標である。
推奨摂取量・タイミング
- 収録したメタ分析が統合しているのは、運動の前にビーツジュースを摂る条件の研究である。ただし単回か数日の継続か、何時間前かといった摂取方法・タイミングはサブグループ間の検定で有意な差がなく、著者らは仮説段階としている。用量とタイミングを決められる出典を、本サイトは示せない(Cai 2026)。
- 「硝酸塩300〜600mg」「運動の2〜3時間前」「ビーツジュース約500ml」という目安についても同様である。
注意点
- •安全性・副作用について、本サイトは出典を示せない。 収録したメタ分析(Cai 2026)は運動パフォーマンスを主題としており、有害事象を評価していない。
- •以下は一般に言われている注意で、裏づける出典を示せない。 硝酸塩を多く含む食品や他のNOブースター(シトルリン・アルギニンなど)との併用では血圧低下に注意が必要とされ、低血圧の方・降圧剤を服用中の方はとくに慎重にすべきとされる。
- •まれに消化器症状(腹部不快感・下痢)が報告されるとされる。
- •尿や便が赤色になることがあるが無害(ビートウリア)とされる。
- •G6PD欠乏症の方は摂取を避けるべきとされる——いずれも広く言われる事項なので削除せず残すが、収録した研究が検証したものではない。
- •血圧に関わる薬を服用中の方、持病のある方は、使用前に必ず医師または薬剤師に相談すること。
似た働きのサプリ
タウリン
信頼度: 低タウリン(2-アミノエタンスルホン酸)
体内でも合成される含硫アミノ酸。単回摂取の急性効果を調べた23件・計308名のメタ分析では、パフォーマンス全体で小〜中程度の改善(g=0.25)が示されている。ただし著者らはGRADEでエビデンスの質を「低い〜非常に低い」と評価し、予測区間がしばしばゼロを含むと述べている。
カフェイン
信頼度: 中無水カフェイン
プレワークアウトの定番。運動パフォーマンスへの効果は、21件のメタ分析を統合したアンブレラレビューで確認されている。ただし筋力・筋パワーへの効果量は小さく、効果は無酸素系より有酸素系のほうが大きい傾向がある。 収録した研究はいずれも若い男性が中心である。
シトルリン
信頼度: 中L-シトルリン / シトルリンマレート
一酸化窒素(NO)の前駆体とされる非必須アミノ酸。本サイトが収録しているのは、男性41名を対象にシトルリンマレート8gの単回摂取を調べたRCT1件のみである。全16セットの胸トレの終盤で反復回数が増え、筋肉痛が軽減したと報告されているが、血流・NO産生・パンプ感を測定した研究は収録していない。