NAC(N-アセチルシステイン)
グルタチオン合成の前駆体とされるアミノ酸誘導体。本サイトが収録しているのは運動パフォーマンスを調べたメタ分析1件で、パフォーマンスの平均増加は0.29%(95%CI −0.67〜1.25)と信頼区間がゼロをまたいでいる。著者らは「現段階でこれ以上推奨することはできない」と結論し、副作用のリスクも不明確なままだとしている。
研究はまだ限定的な成分

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(PR)研究で報告されている効果
パフォーマンスへの効果は有意でない。 7件を統合した解析で、パフォーマンスの平均増加は0.29%(95%CI −0.67〜1.25)(タイムトライアルの平均パワー出力換算)。信頼区間はゼロをまたいでおり、改善も悪化も含む。 著者らは「当初の研究がNACの肯定的な効果を報告していたにもかかわらず、現段階でこれ以上推奨することはできない」「報告・記録が不十分で、アウトカムの統合と結論づけを難しくしている」と述べている(Rhodes 2017)。なお、どの程度の改善を意味あるとみなすかの基準は原著が定めていない。
副作用のリスクは不明確なままである。 17件を統合した副作用の解析で、プラセボと比べたオッズ比の差は1.11(95%CI 0.88〜1.39)。著者らは「効果のばらつきが大きいため、副作用のリスクも不明確なままである」としている。用量別のサブ解析ではNACの用量が増えると副作用が増える傾向が示唆されたが、著者らはさらなる検討が必要としている(Rhodes 2017)。
報告された1日用量の中央値は5.8g(範囲1.2〜20.0g)と幅が大きい。著者らは、文献の報告・記録が不十分でメタ分析と結論づけを難しくしていると述べている(Rhodes 2017)。
グルタチオン産生の増加、酸化ストレスの軽減、運動後の筋損傷マーカーの低減、肝臓の解毒機能へのサポートについて、本サイトは出典を示せない。 収録したメタ分析が扱っているのはパフォーマンスと副作用である。
「高用量NACがトレーニング適応を弱める可能性」という説明についても、本サイトは出典を示せない。
推奨摂取量・タイミング
- 収録したメタ分析が報告しているのは、組み入れ試験で用いられた1日用量の中央値5.8g(範囲1.2〜20.0g)である。これは推奨量ではない。用量別のサブ解析では、用量が増えると副作用が増える傾向が示唆されている(Rhodes 2017)。
- 「1日600〜1,800mgを分割摂取」「食後のほうが吸収面で望ましい」という目安について、本サイトは出典を示せない。
注意点
- •収録したメタ分析は、副作用のオッズ比の差がプラセボと比べて1.11(95%CI 0.88〜1.39)で、効果のばらつきが大きいためリスクは不明確なままだとしている。用量が増えると副作用が増える傾向も示唆されている(Rhodes 2017)。
- •抗凝固薬との相互作用、妊娠中・授乳中の安全性について、本サイトは出典を示せない。 服薬中の方、妊娠中・授乳中の方は、使用前に必ず医師または薬剤師に相談すること。
似た働きのサプリ
リチウム(低用量)
信頼度: 未評価オロチン酸リチウムまたはアスパラギン酸リチウム
微量のリチウムを含むサプリ(オロチン酸リチウムなど)。本サイトは、この用量帯のサプリを評価したヒトの研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 リチウムは精神科で用いられる医薬品(炭酸リチウム)の成分でもあり、気分障害の治療としてリチウムを投与された患者の有害事象を統合したレビュー(McKnight ら 2012)は、周辺情報として収録している。
アグマチン
信頼度: 未評価アグマチン硫酸塩
アルギニンの脱炭酸によって生成されるアミン。本サイトは、アグマチンをヒトに投与した研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。
アルファGPC(L-α-グリセリルホスホリルコリン)
信頼度: 低L-α-グリセリルホスホリルコリン(Alpha-GPC)
アセチルコリンの前駆体とされるコリン含有リン脂質。収録したRCTでは、認知課題の1つ(ストループ)で改善が見られた一方、身体パフォーマンスと成長ホルモンには群間差が無かった。本サイトが以前「成長ホルモン分泌促進・筋力・パワー出力の向上」と記載していたのは、この結果と食い違う。