NAC(N-アセチルシステイン)
NAC (N-Acetyl Cysteine)
グルタチオン合成の前駆体として広く研究されているアミノ酸誘導体。医療では解毒(アセトアミノフェン過剰摂取)や粘液溶解に使用され、抗酸化・抗炎症目的でサプリとしても利用される。
研究が進みつつある成分

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(PR)研究で報告されている効果
グルタチオン産生を高め、酸化ストレスを軽減する可能性
激しい運動後の筋肉損傷マーカーを低減する研究がある
肝臓の解毒機能をサポートする可能性
推奨摂取量・タイミング
- 600〜1,800mg/日を分割摂取。
- 空腹時より食後の摂取が吸収面で望ましいとされる。
注意点
- •一部の研究では高用量NACがトレーニング適応(筋肥大シグナル)を弱める可能性が示唆されている。
- •抗凝固薬との相互作用あり。
- •妊娠中・授乳中は医師に相談。
根拠となる研究
クルクミン補給が運動誘発性炎症・DOSMに与える影響 ― メタ分析
Asian Journal of Sports Medicine, 2015
クルクミン補給が運動後の炎症マーカー(CRP・IL-6・TNF-α)と筋肉痛(DOMS)に与える影響を検討したRCT群のメタ分析。クルクミンはNF-κB経路を抑制することで炎症性サイトカインを有意に低下させ、運動後24〜48時間の筋肉痛スコアを有意に軽減した。しかしクルクミン単体のバイオアベイラビリティは非常に低く(約1%)、ピペリン(黒コショウ成分)との併用で吸収率が約20倍向上することが知られている。
ビタミンC補給が免疫機能・運動後上気道感染リスクに与える影響 ― メタ分析
American Journal of Clinical Nutrition, 1993
激しい運動後(マラソン等)の上気道感染症(風邪)リスクに対するビタミンC補給の効果を検討した研究群のメタ分析。ビタミンC補給群はプラセボ群と比較して上気道感染リスクが約50%低下した。一般人(運動強度が低い集団)では予防効果は限定的で、激しい運動が免疫抑制をもたらす特定のコンテキストで効果が大きいと考えられる。好中球・リンパ球の機能維持とコラーゲン合成への貢献も示されている。
似た働きのサプリ
L-システイン
信頼度: 低L-システイン
グルタチオン(体内最強の抗酸化物質)の合成に必要な制限アミノ酸。NACのよりシンプルな前駆体形態で、酸化ストレス軽減・解毒経路への関与が研究されている。
スルフォラファン
信頼度: 中スルフォラファン(ブロッコリースプラウト由来グルコラファニン由来)
ブロッコリースプラウトに豊富なグルコシノレート(グルコラファニン)が酵素ミロシナーゼと反応して生成されるイソチオシアネート。Nrf2経路を活性化し、体内の解毒酵素・抗酸化酵素の産生を誘導する。
AHCC(活性化ヘキソース相関化合物)
信頼度: 中AHCC(キノコ由来α-グルカン)
ヒラタケ科キノコの菌糸体から抽出した多糖類複合体。NK細胞・マクロファージを活性化することで免疫機能を高める効果が複数の臨床研究で検討されている。特にがん治療補助・感染症予防目的での研究が多い。