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サプリメント

メラトニン

エビデンス評価

松果体から分泌されるホルモン。原発性睡眠障害を対象とした19件のRCTのメタ分析では、入眠潜時が平均7.06分短縮し、総睡眠時間が8.25分延長した。著者ら自身が効果を「控えめ」と表現している。 時差ぼけについては別のレビューがあり、こちらは0.5〜5mgがおおむね同等とされる。この2つは別の問いに答えた研究であり、合わせて「何mgが最適か」を決められる材料ではない。 日本での取り扱い(食薬区分)について、本サイトは一次情報を確認できていない。国内でサプリメントとして流通しているかも確認できていない。

研究の蓄積があるベーシックな成分

購入について

日本での取り扱い(食薬区分)を本サイトが一次情報で確認できておらず、国内でサプリメントとして流通しているかも確認できていないため。医薬品に該当する場合、未承認医薬品の広告に当たりうる表示を避ける。

研究で報告されている効果

原発性睡眠障害では、入眠潜時の短縮と睡眠の質の改善が報告されている。 成人・小児の19件のRCT(計1,683名)のメタ分析で、入眠潜時が平均7.06分短縮(95%CI 4.37〜9.75、p<0.001)、総睡眠時間が8.25分延長(95%CI 1.74〜14.75、p=0.013)、睡眠の質の標準化平均差は0.22(95%CI 0.12〜0.32、p<0.001)だった(Ferracioli-Oda 2013)。著者ら自身が効果を「控えめ」と表現している。

用量については、研究間の関連が報告されているだけである。 同メタ分析のメタ回帰で、試験期間が長く用量が高い研究ほど、入眠潜時の短縮と総睡眠時間の延長が大きかった(睡眠の質については期間・用量の影響なし)。これは研究どうしを比べた関連であって、同じ人に高用量と低用量を割り付けて比べたものではない。試験期間との交絡も分けられていないため、用量の因果効果や最適量をここから決めることはできない。

時差ぼけは別の問いとして扱われている。 10件の試験のうち9件で、目的地の就寝時刻近く(22時〜深夜)に摂取したメラトニンが、5つ以上のタイムゾーンをまたぐ飛行での時差ぼけを軽減した。0.5〜5mgはおおむね同等だが、5mgのほうが0.5mgより早く眠れて睡眠も良いとされる。5mgを超えても上乗せは無い。治療必要数(NNT)は2。またぐタイムゾーンが多いほど効果が大きく、西行きでは小さい(Herxheimer 2002)。

交代勤務への効果について、本サイトは出典を示せない。 上記の2件が扱っているのは原発性睡眠障害と時差ぼけである。

推奨摂取量・タイミング

  • 日本での取り扱い(食薬区分)について、本サイトは一次情報を確認できていない。国内でサプリメントとして流通しているかも確認できていない。用量・可否は医師に相談すること。 また時差ぼけの研究が対象にしたのは目的地の就寝時刻近く(22時〜深夜)の摂取であり、朝など誤った時刻に摂ると眠気を招き、現地時間への適応をかえって遅らせる(Herxheimer 2002)。
  • 収録した試験が用いた量は、時差ぼけのレビューで1日0.5〜5mg(Herxheimer 2002)である。
  • 原発性睡眠障害のメタ分析(Ferracioli-Oda 2013)は用量範囲を抄録に明記していない。
  • この2件は対象も評価項目も異なり、合わせて最適量を決められる材料ではない。

注意点

  • 日本での取り扱い(食薬区分)について、本サイトは一次情報を確認できていない。国内でサプリメントとして流通しているかも確認できていない。そのため、このページに購入導線を置いていない。 使用を検討する場合は医師に相談すること。
  • てんかんのある人、ワルファリンを服用している人はメラトニンで害を受けうるとする症例報告がある(Herxheimer 2002)。
  • 同レビューは、メラトニンの薬理・毒性の体系的な研究と、製品の品質管理の確立が必要だとも述べている。
  • 日中の眠気・頭痛・めまいの報告がある。
  • 妊娠・授乳中、自己免疫疾患のある人は医師に相談すること。
  • 睡眠薬・抗凝固薬・血圧薬との相互作用に注意。
  • 効果は控えめであり、睡眠衛生の代わりにはならない。 本情報は教育・参考目的であり、疾患の診断・治療を意図しない。
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