PQQ(ピロロキノリンキノン)
キノン化合物。収録したRCTでは、加齢による物忘れを自覚する中高年58名(平均70〜72歳)で、認知機能の複数の領域とスクリーニング検査の得点がプラセボより改善した。ただし特定の商品名の製剤(mnemoPQQ®)を用いた1件の試験である。
研究はまだ限定的な成分

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(PR)研究で報告されている効果
認知機能の複数の領域が改善した。 mnemoPQQ®(PQQ二ナトリウム塩として1日21.5mg)を12週間投与した無作為化二重盲検プラセボ対照試験(完了58名。プラセボ31名・平均70.91歳/PQQ群27名・平均72.10歳)で、Cognitrax の「複合記憶」「言語性記憶」「反応時間」「複雑注意」「認知的柔軟性」「実行機能」「運動速度」の得点が、プラセボ群より有意に改善した(Shiojima 2022)。
認知症のスクリーニングに使われる DECO と MMSE-J の得点も有意に改善した。 有害事象は観察されなかった(Shiojima 2022)。
対象は「加齢によって物忘れが増えたと感じている中高年〜高齢者」である。 健常な若年者や運動パフォーマンスを対象とした研究は収録していない。
用いられたのは特定の商品名の製剤(mnemoPQQ®、PQQ二ナトリウム塩として1日21.5mg)で、1件の試験である。 他の製剤・他の用量で同じ結果が出るかは分からない。
ミトコンドリア新生の促進、細胞エネルギー産生能の向上、抗酸化作用による酸化ストレスの軽減、CoQ10との相乗効果について、本サイトは出典を示せない。
推奨摂取量・タイミング
- 収録した試験が用いたのは、mnemoPQQ®(PQQ二ナトリウム塩として1日21.5mg)を12週間である(Shiojima 2022。
- 無作為に割り付けたのは64名、完了は58名)。
- これは1件の研究が用いた条件であり、一般的な推奨量ではない。他の製剤に当てはまる根拠も示せない。 「1日10〜20mg」「CoQ10との併用」という目安について、本サイトは出典を示せない。
注意点
- •収録した試験では有害事象が観察されなかったと報告されている(58名・12週間)(Shiojima 2022)。
- •これは1件・小規模・12週間の結果であり、長期の安全性を示すものではない。 以下は一般に言われている注意で、裏づける出典を示せない。 長期的な安全性データが不十分とされる、PQQの研究の多くが製造会社の資金によるもので独立した検証が必要とされる——広く言われる事項なので削除せず残す。
- •腎疾患のある方、服薬中の方は、使用前に必ず医師または薬剤師に相談すること。
似た働きのサプリ
アルファGPC(L-α-グリセリルホスホリルコリン)
信頼度: 低L-α-グリセリルホスホリルコリン(Alpha-GPC)
アセチルコリンの前駆体とされるコリン含有リン脂質。収録したRCTでは、認知課題の1つ(ストループ)で改善が見られた一方、身体パフォーマンスと成長ホルモンには群間差が無かった。本サイトが以前「成長ホルモン分泌促進・筋力・パワー出力の向上」と記載していたのは、この結果と食い違う。
L-テアニン
信頼度: 低L-テアニン(緑茶由来アミノ酸)
緑茶に含まれるアミノ酸。収録したメタ分析では、テアニン+カフェインおよびテアニン単独が認知・気分の指標で小〜中程度の差を示している。ただし著者ら自身が「信頼区間はしばしば、差の向きと大きさに関する不確実性を示していた」と述べている。この論文は紅茶・緑茶製品の企業から資金提供を受けた研究者を含む。
リチウム(低用量)
信頼度: 未評価オロチン酸リチウムまたはアスパラギン酸リチウム
微量のリチウムを含むサプリ(オロチン酸リチウムなど)。本サイトは、この用量帯のサプリを評価したヒトの研究を1件も収録できていない。有効性・用量・安全性のいずれも判断材料を示せないため、このページに購入導線を置いていない。 リチウムは精神科で用いられる医薬品(炭酸リチウム)の成分でもあり、気分障害の治療としてリチウムを投与された患者の有害事象を統合したレビュー(McKnight ら 2012)は、周辺情報として収録している。