ZMA補給がトレーニング適応と同化・異化マーカーに与える影響 ― RCT
Wilborn CD, Kerksick CM, Campbell BI, Taylor LW, Marcello BM, Rasmussen CJ, Greenwood MC, Almada A, Kreider RB
研究が積み重なりつつある段階のエビデンス
サマリー
レジスタンストレーニング経験のある男性42名(27±9歳、178±8cm、85±15kg、体脂肪率18.6±6%)を除脂肪体重でマッチングし、デキストロースのプラセボまたはZMAを就寝の30〜60分前に摂取する群へ二重盲検で無作為に割り付け、8週間の標準化されたレジスタンストレーニングを並行して実施した試験。0・4・8週の各時点で、DXAによる体組成、ベンチプレスとレッグプレスの1RMおよび筋持久力、ウィンゲート無酸素パワーテスト、同化/異化の状態と健康指標を評価する血液検査を行った。ZMAの摂取は血清亜鉛を11〜17%上昇させたが、これは有意ではなかった(p=0.12)。 同化・異化ホルモンの状態、体組成、ベンチプレスとレッグプレスの1RM、上半身・下半身の筋持久力、自転車での無酸素能力のいずれにも、群間の有意差は認められなかった。著者らの結論は「トレーニング中のZMA摂取は、レジスタンストレーニング経験者においてトレーニング適応を高めるようには見えない」。
検証の内訳
- 書誌照合
- Crossref と照合済み
- 内容照合
- 本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団対象はレジスタンストレーニング経験のある男性42名で、亜鉛欠乏者は検証されていない。ZMAによる血清亜鉛の上昇自体が有意ではなかった点も、結果の読み方に関わる。
- 訂正履歴
1件を表示
- 「対象は空腹時の亜鉛・マグネシウム値が正常範囲内の集団であり」は抄録に記載が無い(抄録は「亜鉛とマグネシウムの状態に影響するかを検討した」と述べるにとどまる)。またZMAによる血清亜鉛の上昇が11〜17%で有意ではなかった(p=0.12)という、結果の解釈に関わる所見が落ちていた。変更履歴
- 編集の確認
書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について
この研究で分かること
- 1
血清亜鉛の上昇は11〜17%にとどまり、有意ではなかった(p=0.12)。 摂取しても亜鉛の状態がはっきりとは変わっていない。
- 2
同化・異化ホルモン(テストステロン・IGF-1・成長ホルモン・コルチゾール等)の状態に群間の有意差は無かった。
- 3
ベンチプレス・レッグプレスの1RM、上半身・下半身の筋持久力、自転車での無酸素能力にも有意差は無かった。
- 4
体組成(DXAで測定)にも有意差は無かった。評価は0・4・8週の3時点で行われている。
- 5
対象はレジスタンストレーニング経験のある男性42名で、著者らの結論も「レジスタンストレーニング経験者においてトレーニング適応を高めるようには見えない」に限定されている。 亜鉛が欠乏している人については何も検証していない。
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