高用量亜鉛サプリ投与後の血清テストステロンと尿中ステロイドホルモン代謝物排泄 ― RCT
Koehler K, Parr MK, Geyer H, Mester J, Schänzer W
研究はまだ限定的で、今後の検証が必要な段階
サマリー
健康で定期的に運動している男性14名(22〜33歳)を対象にしたプラセボ対照試験。全員が試験開始前から食事性亜鉛摂取量11.9〜23.2 mg/日と充足していた集団に高用量亜鉛サプリ(ZMA)またはプラセボを夕食後から就寝までの間に8週間摂取させ、血清総テストステロン・遊離テストステロンと、尿中のテストステロンおよび選択されたステロイドホルモン代謝物の排泄パターンを測定した。血清テストステロン(総・遊離とも)に有意な変化はなく、尿中代謝物の排泄パターンにも有意な変化は認められなかった。
検証の内訳
- 書誌照合
- Crossref と照合済み例外の対象: 発表年の不一致Koehler 2009 Eur J Clin Nutr 63(1):65-70。Crossref が返すのはオンライン先行公開の2007年で、冊子体の2009年とずれる。論文自体は一致している
- 内容照合
- 本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団被験者14名と少なく、対象は亜鉛が充足している運動習慣のある男性。亜鉛欠乏者に当てはめることはできない。投与期間は抄録に記載が無く未確認。
- 編集の確認
書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について
この研究で分かること
- 1
対象は健康で定期的に運動している男性14名(22〜33歳)で、試験開始前の食事性亜鉛摂取量は11.9〜23.2 mg/日と充足していた。
- 2
ZMAの摂取は血清亜鉛(P=0.031)と尿中亜鉛排泄(P=0.035)を有意に増やした。 尿pH(P=0.011)と尿量(P=0.045)も上昇している。つまり摂取した亜鉛はきちんと吸収されていた。
- 3
にもかかわらず、血清の総テストステロン・遊離テストステロンのいずれにも有意な変化は無かった。
- 4
尿中のテストステロン代謝物の排泄パターンにも有意な変化は認められなかった。
- 5
著者らの結論は「亜鉛が充足した食事を摂っている人では、ZMAの使用は血清テストステロン値およびテストステロン代謝に有意な影響を及ぼさない」。 亜鉛欠乏者への外挿はできない。
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最終確認:
