
Round1
マグネシウムは運動中の筋肉痙攣を防ぐか
言われていること
スポーツサプリ推奨情報・一般健康アドバイス
足がつったり筋肉が痙攣するのはマグネシウム不足が原因。マグネシウムを飲めば確実に痙攣が減る。スポーツ選手は全員飲んだ方がいい。
VS
VS
研究が示すこと
- 運動誘発性の筋肉痙攣(EAMC)の主要因はマグネシウム不足ではなく、神経筋疲労・脱水・電解質バランスの乱れが主体とする研究が多い。
- Miller et al.(2010)のレビューでは、EAMCに対するマグネシウムの有効性の根拠は弱く限定的。
- ただしマグネシウムが実際に欠乏している場合(発汗量が多いアスリート・低摂取)はサプリ補充で痙攣リスクが低減する可能性がある。
- 「痙攣=マグネシウム不足」という一対一の対応は過剰な単純化。
判定
欠乏がある場合はマグネシウム補充で痙攣リスク低減の可能性あり。しかし痙攣の主因は神経筋疲労・脱水であり、マグネシウムは万能の痙攣対策ではない。
信頼度:賛否が分かれる
Round2
マグネシウムは睡眠の質を改善するか
言われていること
「サプリで睡眠は変わらない」懐疑派
マグネシウムは睡眠に全く関係ない。睡眠が悪いなら睡眠薬か別の対策が必要で、ミネラルで睡眠は変わらない。
VS
VS
研究が示すこと
- Abbasi et al.(2012)のRCTおよびmagnesium-sleep-quality-rctの研究では、特に高齢者・マグネシウム欠乏者でマグネシウム補充が入眠時間・睡眠効率・睡眠時間・コルチゾール値を改善した。
- マグネシウムはNMDA受容体の調整とGABA活性化を介して中枢神経のリラクゼーションに関与する。
- トレーニングによる汗での損失や現代食でのマグネシウム不足は珍しくなく、これが慢性的な軽度欠乏を引き起こしている可能性がある。
- グリシン酸マグネシウムやリンゴ酸マグネシウムは吸収率が高く、酸化マグネシウムより有効な形態。
判定
マグネシウム欠乏がある場合は睡眠の質改善に有効とするRCTが複数ある。欠乏のない健常者への効果は小さい。形態選択(グリシン酸塩・リンゴ酸塩)が重要。
信頼度:中程度の根拠
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出典
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