ビタミン・ミネラルの充足状態が身体パフォーマンスに与える影響
Lukaski HC
研究が積み重なりつつある段階のエビデンス
サマリー
ビタミン・ミネラルの摂取状態が身体パフォーマンスに与える影響を整理したレビュー。身体活動的な人は概ね一般向けの推奨量に沿った量のビタミン・ミネラルを摂取しているが、推奨量を下回ると機能的な障害が現れる。ビタミンBの血液生化学指標で判定される急性・短期の軽度欠乏はパフォーマンスに影響しなかった一方、葉酸とビタミンB12の重度の欠乏は貧血を招き持久的な作業能力を低下させる。ビタミンA・Eの欠乏の証拠は乏しく、体内の貯蔵量が相当あることが理由とみられる。ビタミンと対照的に、ミネラルの軽度欠乏はパフォーマンスを損なう——鉄欠乏は貧血の有無にかかわらず筋機能を損ない作業能力を制限し、マグネシウム欠乏は最大下運動に必要な酸素量を増やし持久的パフォーマンスを低下させる。十分な食事を摂っている人では、ビタミン・ミネラルのサプリメント使用はパフォーマンス指標を改善しない。 若い女性や、体重階級・審美性を伴う競技の参加者は、食事量や特定の栄養素豊富な食品を制限するため欠乏に陥りやすい。
検証の内訳
- 書誌照合
- Crossref と照合済み
- 内容照合
- 本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団レビューのため被験者数は無い。2004年の論文で、抄録が挙げる高リスク群は若い女性と体重階級・審美系競技の参加者。汗による損失やビタミンDには言及していない。
- 訂正履歴
1件を表示
- 「アスリートは汗から微量栄養素を失いやすく欠乏リスクが一般人より高い」は、抄録の「身体活動的な人は概ね推奨量に沿った量を摂取している」と向きが逆で、汗による損失にも触れていない。「鉄・ビタミンD・マグネシウム」のうちビタミンDは抄録に登場せず、「1500kcal以下」という数値も無い。ビタミンとミネラルで様相が異なるという中心的な対比も落ちていた。変更履歴
- 編集の確認
書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について
この研究で分かること
- 1
十分な食事を摂っている人では、ビタミン・ミネラルのサプリメント使用はパフォーマンス指標を改善しない。
- 2
身体活動的な人は概ね一般向けの推奨量に沿った量を摂取している、と抄録は述べている。
- 3
ビタミンの軽度・短期の欠乏はパフォーマンスに影響しなかった一方、ミネラルの軽度欠乏はパフォーマンスを損なう。鉄は貧血の有無にかかわらず筋機能を損ない、マグネシウム欠乏は最大下運動の酸素需要を増やす。
- 4
葉酸とビタミンB12の重度の欠乏は貧血を招き、持久的な作業能力を低下させる。ビタミンA・Eの欠乏の証拠は乏しい(体内貯蔵が相当あるため)。
- 5
欠乏に陥りやすいのは、若い女性や、体重階級・審美性を伴う競技の参加者——食事量や特定の食品を制限するためである。汗による損失については抄録に記載が無い。
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