運動・サプリメント研究におけるプラセボ効果と期待効果の大きさ(系統的レビュー)
Beedie CJ, Foad AJ
研究が積み重なりつつある段階のエビデンス
サマリー
スポーツパフォーマンスにおけるプラセボ効果を扱った短いレビュー。臨床試験では中心的な役割を持つプラセボ効果について、スポーツ医学の個別の研究設定でどの程度の大きさで生じるかは最近までほとんど分かっておらず、競技スポーツでの広がりについてはさらに分かっていないとする。本論文は、被験者がエルゴジェニックエイドだと信じている不活性な物質の投与に伴うプラセボ効果を検証した12件の介入研究を検討している。ウエイトリフティングから持久系サイクリングまで、さまざまな種目で大きさの異なるプラセボ効果が報告されている。著者らは、動機づけ・期待・条件づけといった心理変数と、それらと生理変数との相互作用が、プラスの結果とマイナスの結果の双方を生む重要な要因になりうると示唆し、今後は文脈要因やパーソナリティ要因の検討が知見を進めるとしている。
検証の内訳
- 書誌照合
- Crossref と照合済み
- 内容照合
- 本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 測定したアウトカム・研究デザイン12件の介入研究を扱った短いレビューで、効果量を統合した推定ではない。プラセボ効果の大きさを数値で語る根拠は、この出典には無い。
- 訂正履歴
1件を表示
- 「プラセボのみで平均1〜3%向上」という数値は抄録に無い(抄録は「大きさの異なるプラセボ効果が報告されている」とのみ述べる)。「カフェイン・クレアチン」という物質名も、「ラベリング」も抄録には無い。加えて、プラセボ効果はマイナスの結果も生みうるという抄録の指摘が落ちていた。変更履歴
- 編集の確認
書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について
この研究で分かること
- 1
検討したのは12件の介入研究で、いずれも被験者がエルゴジェニックエイドだと信じている不活性な物質を投与したもの。
- 2
報告されているプラセボ効果の大きさは研究によってさまざまで、本レビューは平均的な効果量を数値で示していない。
- 3
プラセボ効果は良い方向だけに働くとは限らない。 著者らは、心理変数と生理変数の相互作用がプラスの結果とマイナスの結果の双方を生みうると述べている。
- 4
関与する心理変数として挙げられているのは動機づけ・期待・条件づけ。今後の課題として文脈要因とパーソナリティ要因の検討が挙げられている。
- 5
対象種目はウエイトリフティングから持久系サイクリングまで幅広い。競技スポーツでのプラセボ効果の広がりは、依然としてほとんど分かっていないとされる。
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