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研究データ
研究タイプ: メタ分析信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

DHAと成人の記憶(システマティックレビュー・メタ分析)

Yurko-Mauro K, et al.

発表年2015
掲載誌PLOS ONE
著者Yurko-Mauro K, et al.

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

DHA単独またはEPAとの併用が、18歳以上の健常成人のエピソード記憶・作業記憶・意味記憶に与える影響を検証したシステマティックレビュー・メタ分析。組み入れ対象はベースラインで神経疾患の無い人で、軽度の記憶の訴え(mild memory complaints、MMC)の有無は問わない。結果として、MMCのある成人ではエピソード記憶がDHA/EPAの補給で有意に改善した(P<0.004)。またベースラインの認知状態にかかわらず、1日1g超のDHA/EPAはエピソード記憶を改善した(P<0.04)。意味記憶と作業記憶はDHAでベースラインからの変化が有意だったが、群間差は検出されなかった。観察研究のレビューでも、DHA/EPAの摂取量・血中濃度と高齢者の記憶機能に良好な関連が支持されている。著者らの結論は「DHAは単独でもEPAとの併用でも、軽度の記憶の訴えがある高齢者の記憶機能の改善に寄与する」。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.1371/journal.pone.0120391

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団対象は神経疾患の無い健常成人で、軽度の記憶の訴えの有無は問わない。認知症リスクは評価していない。著者3名全員がオメガ3の製造販売企業と金銭的な利害関係を開示している。
訂正履歴
1件を表示
  • 「軽度認知障害(MCI)を持つ集団」は誤りで、対象は「軽度の記憶の訴え(MMC)の有無を問わない、神経疾患の無い健常成人」だった。 MCIは臨床的な診断名であり、集団の重みが変わる。「認知症リスク」も評価項目に含まれていない。「認知機能が正常な高齢者では効果が小さい」も抄録と合わず、ベースラインの認知状態にかかわらず1日1g超でエピソード記憶が改善している。「約900mg/日」という数値も抄録に無い(正しくは1日1g超)。著者3名全員がオメガ3の製造販売企業(DSM Nutritional Products)と金銭的な利害関係を持つという開示も追加した。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    対象は「軽度の記憶の訴え(MMC)」がある人であって、「軽度認知障害(MCI)」ではない。 組み入れ基準はベースラインで神経疾患が無いこと。MCIは臨床的な診断名であり、主観的な物忘れの訴えとは別のものである。

  • 2

    MMCのある成人では、DHA/EPAの補給でエピソード記憶が有意に改善した(P<0.004)。

  • 3

    ベースラインの認知状態にかかわらず、1日1g超のDHA/EPAはエピソード記憶を改善した(P<0.04)。「認知機能が正常な人には効かない」わけではない。

  • 4

    意味記憶と作業記憶はDHAでベースラインからの変化が有意だったが、群間差は検出されていない

  • 5

    著者3名全員が、オメガ3を製造・販売する企業(DSM Nutritional Products)と金銭的な利害関係を持つと開示している(1名は同社の従業員、2名は同社から報酬を受けるコンサルタント)。

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    筋力への効果は「非常に小さい」。 健常な若年・高齢者を対象とした14件・計1,443名のメタ分析で、筋力の標準化平均差は0.12(95%CI 0.006〜0.24、P=0.04)。下限が0.006とほぼ0である。 著者ら自身が「非常に小さいが有意」と表現している(Santo André 2023)。

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