Topic
筋力向上
最大筋力やパフォーマンスを伸ばすための研究。プレワークアウト系サプリや強度設定の根拠を扱います。
Research
関連する研究
- その他信頼度: 低2016
靴の種類(裸足・走用・リフティング)がスクワットの関節負荷分配に与える影響
Southwell DJ, Petersen SA, Beach TAC, Graham RB / Journal of Electromyography and Kinesiology
主要ポイント: 経験者24名(男女各12名)が80%1RMスクワットを実施
- その他信頼度: 低2015
走用(クッション)シューズ・裸足・リフティングシューズでのスクワット動作と筋活動
Sinclair J, McCarthy D, Bentley I, Hurst HT, Atkins S / European Journal of Sport Science
主要ポイント: 経験男性14名が70%1RMスクワットを3次元動作解析+EMGで実施
- その他信頼度: 低2004
不安定な接地面での最大力発揮の低下 ― 安定 vs 不安定条件の比較
Anderson KG, Behm DG / Journal of Strength and Conditioning Research
主要ポイント: 男性10名を対象にチェストプレスで検証
- メタ分析信頼度: 中2021
筋力トレーニング vs ストレッチの柔軟性(可動域)改善効果 ― 11 RCTのメタ分析
Afonso J, Ramirez-Campillo R, Moscão J, et al. / Healthcare (Basel)
主要ポイント: 11件のRCT・452名を解析
- レビュー信頼度: 中2013
スクワットの深さと膝・脊柱への負荷 ― 164文献のレビュー
Hartmann H, Wirth K, Klusemann M / Sports Medicine
主要ポイント: 膝蓋大腿の圧迫応力のピークは約90°屈曲で、それ以深では“ラッピング効果”により荷重が分散される
- メタ分析信頼度: 高2013
運動前の静的ストレッチと最大筋力・パワー ― 104研究のメタ分析
Simic L, Sarabon N, Markovic G / Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports
主要ポイント: 運動前の静的ストレッチは最大筋力を平均-5.4%(95%CI -6.6〜-4.2)、パワーを-1.9%、爆発的パフォーマンスを-2.0%低下させた
- レビュー信頼度: 高2012
静的ストレッチの保持時間とパフォーマンス低下 ― 106研究のシステマティックレビュー
Kay AD, Blazevich AJ / Medicine & Science in Sports & Exercise
主要ポイント: 静的ストレッチによる筋力低下は主に60秒以上の長時間保持に限られる
- メタ分析信頼度: 高2014
運動介入とスポーツ傷害予防 ― ストレッチ・筋力トレの効果に関するメタ分析
Lauersen JB, Bertelsen DM, Andersen LB / British Journal of Sports Medicine
主要ポイント: 25件のRCT・26,610名・3,464件の傷害を解析
- その他信頼度: 低2012
リフティングシューズがスクワットの姿勢・体幹前傾に与える影響 ― 急性バイオメカ研究
Sato K, Fortenbaugh D, Hydock DS / Journal of Strength and Conditioning Research
主要ポイント: リフティングシューズ着用時、走用シューズと比べ足部角度が3.5度増加
- メタ分析信頼度: 中2018
トレーニング経験者・競技アスリートにおけるHMB補給が筋力と体組成に与える影響:メタ分析
Sanchez-Martinez J, Santos-Lozano A, Garcia-Hermoso A, Sadarangani KP, Cristi-Montero C / Journal of Science and Medicine in Sport
主要ポイント: HMBのトレーニング経験者・競技者への筋肉量増加効果は統計的に有意でないケースが多かった
- ランダム化比較試験信頼度: 中2018
レジスタンストレーニング中のケトジェニック食が体組成に与える効果:ランダム化比較試験
Vargas S, Romance R, Petro JL, Bonilla DA, Galancho I, Espinar S, Kreider RB, Benitez-Porres J / Journal of the International Society of Sports Nutrition
主要ポイント: ケトジェニックグループは通常食グループより体脂肪減少が有意に大きかった(-2.2kg vs -1.5kg)
- レビュー信頼度: 中2004
ビタミン・ミネラルの充足状態が身体パフォーマンスに与える影響
Lukaski HC / Nutrition
主要ポイント: 鉄・ビタミンD・マグネシウムなどの欠乏は有酸素パフォーマンスと筋力に明確な悪影響を与える
- ランダム化比較試験信頼度: 中2016
セット間の長い休憩時間はレジスタンストレーニング経験者の筋力と筋肥大を高める
Schoenfeld BJ, Pope ZK, Benik FM, Hester GM, Sellers J, Nooner JL, Schnak JA, Bond KF, Carter JM, Aragon AA / Journal of Strength and Conditioning Research
主要ポイント: 3分休憩グループは1分休憩グループと比較して筋肉量の増加が有意に大きかった(上腕二頭筋・大腿四頭筋)
- メタ分析信頼度: 高2013
食事性硝酸塩(ビートルート)補給が有酸素運動パフォーマンスに与える影響:メタ分析
Hoon MW, et al. / International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolism
主要ポイント: ビートルートジュース由来の硝酸塩補給でタイムトライアルパフォーマンスが有意に改善(効果量 d=0.79)
- レビュー信頼度: 中2011
電解質・水分補給が運動パフォーマンスと筋肉クランプ予防に与える影響 ― レビュー
Shirreffs SM, Sawka MN / Journal of Sports Sciences
主要ポイント: 体重比2%以上の脱水でパフォーマンスが有意に低下
- メタ分析信頼度: 中2018
タウリン補給が運動パフォーマンス・筋肉疲労に与える影響 ― メタ分析
Waldron M, et al. / Sports Medicine
主要ポイント: 持久力(疲労困憊までの時間)が有意に改善(中程度の効果量)
- ランダム化比較試験信頼度: 中2015
アシュワガンダ補給が筋力と回復に与える影響 ― RCT
Wankhede S, Langade D, Joshi K, Sinha SR, Bhattacharyya S / Journal of the International Society of Sports Nutrition
主要ポイント: ベンチプレス・レッグエクステンションの筋力がプラセボ群より有意に向上
- メタ分析信頼度: 中2012
β-アラニン補給が運動パフォーマンスに与える影響 ― メタ分析
Hobson RM, Saunders B, Ball G, Harris RC, Sale C / Amino Acids
主要ポイント: β-アラニン補給はプラセボと比較して高強度運動パフォーマンスを有意に改善(SMD = 0.374)
- ランダム化比較試験信頼度: 中2010
シトルリンマレートは無酸素性パフォーマンスを高め筋肉痛を軽減する ― RCT
Pérez-Guisado J, Jakeman PM / Journal of Strength and Conditioning Research
主要ポイント: シトルリンマレート群でベンチプレスの反復回数が平均52.92%増加
- メタ分析信頼度: 中2015
ビタミンD補給がアスリートの筋力に与える影響 ― システマティックレビュー
Tomlinson PB, Joseph C, Angioi M / Journal of Science and Medicine in Sport
主要ポイント: ビタミンD欠乏アスリートでは補給により筋力が改善する可能性がある
- メタ分析信頼度: 中2018
カフェイン摂取は筋力・筋パワーを向上させる(メタ分析)
Grgic J, et al. / Journal of the International Society of Sports Nutrition
主要ポイント: 最大筋力・筋パワーがわずかに向上
- メタ分析信頼度: 高2017
クレアチン補給はレジスタンストレーニングによる筋力・除脂肪量の増加を高める(メタ分析)
Chilibeck PD, et al. / Open Access Journal of Sports Medicine
主要ポイント: クレアチン併用群は除脂肪量の増加が有意に大きい
- メタ分析信頼度: 高2018
タンパク質補給はレジスタンストレーニングによる筋量・筋力増加を高める(メタ分析)
Morton RW, et al. / British Journal of Sports Medicine
主要ポイント: タンパク質補給で除脂肪量・筋力の増加が上乗せされる
- 観察研究信頼度: 低2011
睡眠時間の延長はアスリートの運動パフォーマンスを向上させる
Mah CD, et al. / Sleep
主要ポイント: 睡眠延長でスプリント・シュート精度・反応時間が改善
Supplements
関連するサプリ
アグマチン
信頼度: 低アグマチン硫酸塩
アルギニンの脱炭酸反応から生成されるアミン。NOシンターゼの調整、神経系への作用、インスリン分泌促進などが研究されているが、ヒトでのエビデンスはまだ限定的。
アルギニン
信頼度: 低L-アルギニン
一酸化窒素(NO)の前駆体として血管拡張・血流改善に関与するアミノ酸。プレワークアウト製品に広く配合されるが、経口摂取での吸収効率はシトルリンより低い。
ベタイン無水物
信頼度: 中ベタイン(トリメチルグリシン)無水物
砂糖大根由来のオスモライト。メチル供与体としてホモシステイン代謝に関与し、筋力・パワー・除脂肪量への効果が一部のRCTで報告されている。
カルノシン
信頼度: 中L-カルノシン(β-アラニン+L-ヒスチジン)
β-アラニンとヒスチジンで構成されるジペプチド。筋肉内に高濃度で存在し、運動中の水素イオン(pH低下)を緩衝することで疲労耐性を高める。β-アラニン摂取によって体内合成量を増やすことが可能。
クレアチンHCl
信頼度: 中クレアチン塩酸塩(クレアチンHCl)
クレアチンに塩酸を結合させた形態。モノハイドレートより水溶性が高く、少量(1〜2g)で摂取できるとされる。ただしモノハイドレートとの直接比較研究は少なく、費用対効果では劣る。
プレワークアウト(カフェインなし)
信頼度: 中シトルリン・ベータアラニン・クレアチン・ベタイン等の複合配合(カフェイン不使用)
カフェインなどの興奮性成分を排除したプレワークアウト製品。夜間トレーニングや睡眠への影響を避けたい人、カフェイン感受性が高い人に向けた選択肢。主な有効成分はシトルリン・ベータアラニン等。
プレワークアウト(カフェインあり)
信頼度: 中カフェイン・シトルリン・ベータアラニン・クレアチン等の複合配合
カフェインを中心に複数の成分を配合したトレーニング前用サプリ。カフェイン単体の効果は高いエビデンスで支持されており、他の成分(シトルリン・ベータアラニン等)との相乗効果が期待される製品が多い。
ビーツ(硝酸塩)
信頼度: 中硝酸塩(Dietary Nitrate)、ビートルートエキス
ビーツ(ビートルート)に豊富に含まれる硝酸塩は、体内で亜硝酸塩を経て一酸化窒素(NO)に変換され、血管拡張と酸素利用効率の向上をもたらすと報告されている。複数の研究において、有酸素・持久系パフォーマンスの向上(VO2max改善、タイムトライアル短縮)に一定の効果が示されている。特に一般〜中級者のアスリートにおいて効果が出やすい傾向があるとされる。
ベタイン(トリメチルグリシン)
信頼度: 中ベタイン(トリメチルグリシン、TMG)
ベタインはアミノ酸の一種で、クレアチン合成に関わるメチル基供与体として機能する。複数のRCTにおいて、上半身の筋力・筋パワー向上の結果が報告されているが、下半身への効果は研究によって結果が異なる。ホモシステイン低下を介した心血管系へのベネフィットも検討されている。
L-テアニン
信頼度: 中L-テアニン(緑茶由来アミノ酸)
緑茶に含まれるアミノ酸で、α波を増加させリラックスしながら集中力を維持させる作用が研究で報告されている。カフェインと組み合わせると覚醒感を保ちつつ不安感や手の震えを軽減する相乗効果が期待できる。単独での筋力・運動パフォーマンス向上エビデンスは限定的で、カフェインとのスタックで評価されることが多い。
アルファGPC(L-α-グリセリルホスホリルコリン)
信頼度: 中L-α-グリセリルホスホリルコリン(Alpha-GPC)
アルファGPCはアセチルコリンの前駆体であり、脳および筋神経系の活性化に関与する成分です。研究では運動前摂取により成長ホルモン分泌促進・筋力・パワー出力の向上が報告されており、プレワークアウト成分として注目されています。また、認知機能・集中力の向上効果を示す研究も存在します。
電解質(エレクトロライト)
信頼度: 中ナトリウム・カリウム・マグネシウム等のミネラル
体液中でイオンとして働くミネラル群。系統的レビューでは、体重2%以上の脱水でパフォーマンスが有意に低下し、60分超の運動ではナトリウムを含む電解質ドリンクが水単独よりパフォーマンス維持に優れると報告されている。長時間運動でのナトリウム喪失は筋クランプや低ナトリウム血症のリスクに関係するとされる。
アシュワガンダ
信頼度: 中ウィザニア・ソムニフェラ根エキス
インド伝統医学(アーユルヴェーダ)で使用されてきたアダプトゲンハーブ。ストレスホルモン(コルチゾール)の低下・睡眠改善・筋力向上との関連が複数のRCTで確認されており、自然系サプリの中では比較的エビデンスが充実している。
ベータアラニン
信頼度: 中β-アラニン(非必須アミノ酸)
筋肉内のカルノシン濃度を高め、高強度運動中の疲労蓄積を遅らせる。1〜4分間の高強度運動(インターバル・中距離種目)で効果が最も大きいとメタ分析で確認されている。摂取後のチクチク感(パレスセシア)が有名だが無害。
シトルリン
信頼度: 中L-シトルリン / シトルリンマレート
一酸化窒素(NO)の前駆体として血管拡張を促し、筋肉への血流・酸素供給を高める非必須アミノ酸。プレワークアウトとしての使用に比較的強いエビデンスがある。マレート(リンゴ酸)との複合体(シトルリンマレート)が研究では多く使われる。
ビタミンD
信頼度: 中ビタミンD3(コレカルシフェロール)
日光照射によって皮膚で合成される脂溶性ビタミン。骨代謝・免疫機能・筋肉機能に関わり、室内中心の生活や日照の少ない環境では欠乏しやすい。アスリートでも欠乏率が高く、筋力・免疫・骨密度との関連が研究されている。
カフェイン
信頼度: 中無水カフェイン
プレワークアウトの定番。覚醒・集中とともに、筋力・筋パワー・持久力をわずかに底上げする。常用すると耐性がつき効果が薄れるため、ここぞという時の使い方が鍵。
クレアチン
信頼度: 高クレアチン一水和物(モノハイドレート)
最も研究が蓄積され、効果と安全性のエビデンスが強いサプリの一つ。高強度・短時間運動のパフォーマンスと、レジスタンストレーニング時の除脂肪量・筋力の増加を後押しする。
Articles
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