アシュワガンダ摂取が筋力と回復に与える影響(RCT)
Wankhede S, Langade D, Joshi K, Sinha SR, Bhattacharyya S
研究が積み重なりつつある段階のエビデンス
サマリー
レジスタンストレーニングの経験がほとんど無い健康な若年男性57名(18〜50歳)を、アシュワガンダ根エキス300mgを1日2回摂取する群(29名)とデンプンのプラセボ群(28名)に無作為に割り付け、8週間のレジスタンストレーニングを行わせた二重盲検試験。アシュワガンダ群はベンチプレス(+46.0kg vs +26.4kg、p=0.001)とレッグエクステンション(+14.5kg vs +9.8kg、p=0.04)の1RMがプラセボ群より大きく伸び、腕(p=0.01)と胸(p<0.001)の筋サイズの増加も大きかった。血清テストステロンの増加も大きく(+96.2 vs +18.0 ng/dL、p=0.004)、体脂肪率の減少も大きかった(-3.5% vs -1.5%、p=0.03)。運動由来の筋損傷については、血清クレアチンキナーゼの安定化として評価されている(p=0.03)。
検証の内訳
- 書誌照合
- Crossref と照合済み
- 内容照合
- 本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団コルチゾールは測定されていない。対象はトレーニング経験がほとんど無い若年男性で、初心者の伸びしろが結果に含まれている点に注意。id の cortisol は実体と合わない(URL互換のため変更していない)。
- 訂正履歴
1件を表示
- 「血清コルチゾール値がプラセボ群より有意に低下」としていたが、本試験はコルチゾールを測定していない。抄録が報告しているのはテストステロンの増加とクレアチンキナーゼの安定化である。また対象を「筋トレ経験者」としていたが、抄録は「経験がほとんど無い」若年男性で逆だった。変更履歴
- 編集の確認
書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について
この研究で分かること
- 1
ベンチプレス1RMの増加がプラセボより大きかった(+46.0kg vs +26.4kg、p=0.001)。
- 2
レッグエクステンション1RMの増加も大きかった(+14.5kg vs +9.8kg、p=0.04)。
- 3
腕(p=0.01)と胸(p<0.001)の筋サイズの増加も大きかった。体脂肪率の減少も大きい(-3.5% vs -1.5%、p=0.03)。
- 4
血清テストステロンの増加がプラセボより大きかった(+96.2 vs +18.0 ng/dL、p=0.004)。
- 5
本試験はコルチゾールを測定していない。 対象はレジスタンストレーニングの経験がほとんど無い若年男性57名で、8週間の短期試験である。
この研究を扱った記事
- 解説
アシュワガンダについて、収録した出典が言える範囲
収録した3件が報告しているのは次のとおりである。Chandrasekhar ら(2012)では、ストレス評価尺度のスコアが60日目にプラセボ群より有意に低下し(P<0.0001)、血清コルチゾールも有意に低下した(P=0.0006)。 Wankhede ら(2015)では、8週間で1RM・筋サイズ・テストステロンの増加がプラセボ群を上回り、体脂肪率の低下も大きかった。 Langade ら(2019)では、10週間で入眠潜時・睡眠効率・睡眠の質・PSQI・不安(HAM-A)が有意に改善した。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「ストレスで腹に脂肪がつく」は本当か? コルチゾールと体脂肪 通説 vs 研究
「ストレスが溜まると腹回りに脂肪がつく」「コルチゾールを下げないと痩せない」——こうした主張はダイエット界で広く語られる。ストレスホルモンと体脂肪の関係を研究から解析する。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
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「アシュワガンダを飲めばテストステロンが急上昇」という広告文句が目立つ。ストレス軽減・筋力向上・テストステロン増加——このアダプトゲンハーブへの期待は大きい。研究が実際に示していることは何か。
吉崎 槙吾
最終確認:
