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研究データ
研究タイプ: メタ分析信頼度: 高抄録と突き合わせ済み

運動前の静的ストレッチと最大筋力・パワー ― 104研究のメタ分析

Simic L, Sarabon N, Markovic G

発表年2013
掲載誌Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports
著者Simic L, Sarabon N, Markovic G

複数の良質な研究に基づく、信頼性の高いエビデンス

Summary

サマリー

1966年から2010年12月までに発表された研究から104件を統合し、運動前の静的ストレッチが筋力・パワー・爆発的パフォーマンスに与える急性の影響を推定したメタ分析(筋力61データ点、パワー12データ点、爆発的パフォーマンス57データ点)。統合推定は標準化単位で筋力 −0.10(95%CI −0.15〜−0.04)、パワー −0.04(−0.16〜0.08)、爆発的パフォーマンス −0.03(−0.07〜0.01)、百分率では筋力 −5.4%(95%CI −6.6〜−4.2)、パワー −1.9%(−4.0〜0.2)、爆発的パフォーマンス −2.0%(−2.8〜−1.3)パワーの信頼区間は0をまたいでおり、有意な低下とは言えない。 これらの効果は被験者の年齢・性別・体力レベルとは関連しなかった一方、動的なテストより等尺性のテストでより顕著であり、ストレッチの総保持時間と関連していた(45秒以下で負の効果が最小)。著者らは、ウォームアップで静的ストレッチのみを行うことは概して避けるべきだと結論している。

出典(原文を確認する)

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DOI: 10.1111/j.1600-0838.2012.01444.x

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 測定したアウトカム・研究デザイン急性の影響を統合したメタ分析であり、静的ストレッチを長期的に行った場合の効果ではない。パワーへの効果は有意ではなく、影響は等尺性テストで顕著で動的テストでは小さい。
訂正履歴
1件を表示
  • パワーの −1.9% は95%CIが −4.0〜0.2 で0をまたいでおり、有意な低下ではない。 旧記述は筋力・パワー・爆発的パフォーマンスの3つを並列に「低下させた」と書いており、確からしさの差が見えなくなっていた。また効果は動的なテストより等尺性のテストでより顕著という、実務上重要な区別も落ちていた。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    筋力は −5.4%(95%CI −6.6〜−4.2)で有意に低下する。 標準化効果量では −0.10 と小さい。

  • 2

    パワーの −1.9% は95%CIが −4.0〜0.2 で0をまたいでおり、有意な低下ではない。 爆発的パフォーマンスは −2.0%(−2.8〜−1.3)で有意。

  • 3

    効果は等尺性のテストのほうが動的なテストより顕著だった。 実際のトレーニング動作に近い動的な条件では、影響はより小さい。

  • 4

    低下幅はストレッチの総保持時間と関連し、45秒以下では負の効果が最小だった。効果は年齢・性別・体力レベルとは関連しなかった。

  • 5

    著者らの結論は「ウォームアップで静的ストレッチのみを行うことは概して避けるべき」であり、静的ストレッチそのものを禁じてはいない。

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