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吉村 浩嗣
BODYDATA運営者 / INVOLVE代表
Profile
プロフィール
トレーニング歴20年(19歳から)。ベストはベンチプレス180kg・スクワット180kg・デッドリフト190kg。ウェブディレクターとして業界歴15年、制作・マーケティング・システム開発を手がける。研究論文を「調べて・整理して・伝える」仕事の延長として、BODYDATAを企画・運営。
Credentials
資格・経歴
- トレーニング歴20年
- BIG3ベスト: ベンチプレス180kg・スクワット180kg・デッドリフト190kg
- ウェブ業界歴15年
Articles
執筆記事(14)
- 研究 vs 勘全3ラウンド
筋トレにBIG3は必須か? 「フリーウェイトでないと大きくならない」通説 vs 研究
VS言われていること
マシンは軌道が固定されていて楽だから効かない。スクワット・ベンチ・デッドのようなフリーウェイトのコンパウンド種目でなければ本気の筋肥大は起きない。マシンは初心者や仕上げ用だ。
研究が示すこと
筋肥大に関しては、フリーウェイトとマシンでほぼ差がないという結果が複数報告されている。Haugen ら(2023)のシステマティックレビュー/メタ分析(13研究・1016名)では、筋肥大の差は統計的に有意でなく(SMD -0.055, p=0.751)、跳躍力の差も見られなかった。Schwanbeck ら(2020)の8週間RCT(46名)でも、筋厚の増加は両群で同等だった。追い込む強度とボリュームが揃っていれば、成長を決めるのは“フリーかマシンか”ではないことを示唆している。
吉村 浩嗣
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「太ってからじゃないと筋肉はつかない」は本当か? 通説 vs 研究
VS言われていること
筋肉をつけるには必ずカロリーを大幅に余らせて太る必要がある。減量と筋肥大は同時にできないから、まず脂肪ごと大きくして後で絞るしかない。
研究が示すこと
体脂肪を減らしながら筋肉を増やす“リコンプ”は、複数の文献で報告されている。Barakat ら(2020)のレビューは、リコンプが初心者や肥満者だけでなく、トレーニング経験者でも生じうるとまとめている。鍵は漸進的なレジスタンストレーニングと十分なタンパク質を含む栄養戦略で、必ずしも大幅に太る必要はない。ただしこれはナラティブレビューであり、進行度合いは個人差(トレーニング歴・体脂肪率など)に大きく依存する。
吉村 浩嗣
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クッションの効いた靴は筋トレに向かない? 通説 vs 研究
VS言われていること
クッションの効いた靴は沈み込むから、床への力が逃げてスクワットやデッドで損をする。硬いフラットソールの方が確実に力が伝わる。
研究が示すこと
“力が逃げる”を直接測って不利を示したデータは、ほとんど無い。むしろ Sinclair ら(2015)の小規模研究では、クッションのある走用シューズの方が裸足よりスクワットが深く、膝屈曲や大腿直筋の活動が増えた(被験者は裸足を好んだが、その選好を裏づけるバイオメカ的根拠は見つからなかった)。理屈としては、柔らかく沈む接地面を“小さな不安定面”とみなせば、Anderson & Behm(2004)が示した不安定条件での最大力低下(約-60%)が連想される。ただしこれはチェストプレスの研究で、靴やスクワットの直接データではない。
吉村 浩嗣
根拠は弱い判定を見る → - 研究 vs 勘全2ラウンド
フルスクワットは膝に悪い? 「浅く止めるべき」通説 vs 研究
VS言われていること
膝が深く曲がるほど関節に負担がかかる。フルスクワットは膝の軟骨や靭帯を傷めるから、太ももが床と平行になる手前で止めるべきだ。
研究が示すこと
健常な膝では、深いスクワットが有害という根拠は乏しい。Hartmann ら(2013)が164の文献を精査したレビューでは、膝蓋大腿(膝のお皿)にかかる圧迫応力のピークはむしろ約90度付近で、それより深くしゃがむと“ラッピング効果”で荷重が分散すると報告されている。軟骨軟化や変形性関節症のリスクが深いスクワットで高まるという懸念は「根拠がない(unfounded)」と結論づけられた。むしろ、ハーフやクォーターで超高重量を扱う方が長期的に膝や脊柱に負担をかけうる。ただし前提は健常膝・適切なフォームである。
吉村 浩嗣
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朝イチ空腹の有酸素は脂肪がよく燃える? 通説 vs 研究
VS言われていること
朝食前の空腹状態で有酸素をすると、糖がない分だけ体脂肪がエネルギーに使われる。だから同じ運動でも空腹の方が痩せる。
研究が示すこと
食事量(カロリー)を揃えると、空腹でも摂食後でも体脂肪の減り方は変わらないという結果が出ている。Schoenfeld ら(2014)のRCT(若年女性20名)では、低カロリー食のもとで4週間・週3回の有酸素を行い、空腹群と摂食群で体重・脂肪量の減少に有意差はなかった。減量を決めるのは運動のタイミングではなく総カロリー収支であることを示唆している。
吉村 浩嗣
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「脚トレをやらないと全身デカくならない」は本当か? 通説 vs 研究
VS言われていること
スクワットやデッドリフトのような大きな種目は成長ホルモンやテストステロンを大量に分泌させる。そのホルモンが全身に回って腕や胸まで大きくする。だから脚トレをやらないと上半身も伸びない。
研究が示すこと
運動直後に一時的に上がるホルモンが筋肥大を生む、という因果は複数の研究で否定されている。West ら(2010)は、同じ人の片腕を“低ホルモン条件”、もう片腕を脚トレ併用の“高ホルモン条件”で15週鍛えたが、筋肥大にも筋力にも差がなかった(ホルモンは高ホルモン側で明確に上昇していたにもかかわらず)。Morton ら(2016, 49名)でも、運動後のテストステロン・GH・IGF-1の急性上昇は筋量・筋力の増加と相関しなかった。West & Phillips(2012, 56名)も同様で、特にテストステロンは無相関だった。
吉村 浩嗣
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運動前の静的ストレッチはやってはいけない? 通説 vs 研究
VS言われていること
運動前にしっかりストレッチをしておけば、筋肉や関節を痛めにくくなる。ケガ予防の基本だ。
研究が示すこと
傷害予防の手段としてストレッチ単独の効果は確認されていない。Lauersen ら(2014)の大規模メタ分析(25 RCT・約2万6千人)では、ストレッチのリスク比は0.963で予防効果は有意でなかった。一方、筋力トレーニングはリスク比0.315と傷害を大きく減らした。つまり“ケガを防ぎたいなら伸ばすより鍛える”方が効果的というのが現在の知見だ。
吉村 浩嗣
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腹筋すれば腹の脂肪は落ちる? 「部分痩せ」通説 vs 研究
VS言われていること
お腹の脂肪を落としたいなら腹筋運動をたくさんやればいい。鍛えた場所の脂肪が使われて凹んでいく。
研究が示すこと
腹筋運動だけで腹部脂肪が減るという証拠はない。Vispute ら(2011)の6週間RCT(24名)では、等カロリー食のもとで週5日・腹筋7種を行っても、体重・体脂肪率・腹囲・腹部の皮下脂肪厚のいずれも有意に減らなかった。向上したのは腹筋の持久力(カールアップ回数)だけだった。脂肪は特定部位の運動では局所的に落ちないことを示している。
吉村 浩嗣
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「カフェインは有酸素だけ、筋トレには効かない」は本当か? 通説 vs 研究
VS言われていること
カフェインは持久系にしか効かない。ウェイトの最大筋力やパワーには関係ない。
研究が示すこと
メタ分析では、カフェイン摂取で最大筋力・筋パワーがわずかに向上することが示されている。効果は小〜中程度だが、方向性は一貫している。
吉村 浩嗣
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「L-カルニチンを飲めば脂肪が燃えて痩せる」は本当か? 通説 vs 研究
VS言われていること
脂肪をエネルギーに変える「運び屋」だから、飲むだけで脂肪燃焼が進んで痩せる。
研究が示すこと
脂肪酸をミトコンドリアへ運ぶメカニズム自体は確立している。ただし1,000人超を統合したメタ分析では、プラセボ比の体重減少は有意ではあるものの効果量は小さい。
吉村 浩嗣
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「プロテインは摂るほど筋肉がつく」は本当か? 通説 vs 研究
VS言われていること
増量期はプロテインを浴びるように飲む。多ければ多いほど筋肥大する。
研究が示すこと
1,800人超を統合したメタ分析では、総タンパク質およそ1.6 g/kg/日で筋量・筋力の上乗せ効果がほぼ頭打ちになる。それ以上摂っても追加の伸びはごくわずか。
吉村 浩嗣
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「ZMA・亜鉛でテストステロンが上がる」は本当か? 通説 vs 研究
VS言われていること
ZMAは自然にテストステロンを高めるから、飲めば筋力も筋肥大も伸びる。
研究が示すこと
レジスタンストレーニング経験者42名を対象とした8週間のRCTでは、血中の亜鉛・マグネシウム濃度は上昇したものの、テストステロンやIGF-1に有意な変化はなく、筋力・筋肥大を直接高める証拠は得られなかった。
吉村 浩嗣
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「高タンパクは腎臓に悪い」は本当か? 通説 vs 研究
VS言われていること
プロテインを毎日たくさん飲むと腎臓に負担がかかって壊す。だからほどほどにすべきだ。
研究が示すこと
腎機能が正常な人では、高タンパク食(〜2.2 g/kg/日程度)が腎障害を引き起こすという確かな証拠はない。介入研究のメタ分析でも糸球体濾過量に有害な影響は確認されていない。
吉村 浩嗣
強い根拠あり判定を見る → - 解説
クレアチンの始め方:ローディングは必要?
1日3〜5gを毎日飲むだけでOK。早く効果を感じたいなら最初の5〜7日だけローディングしてもよいが、必須ではありません。
吉村 浩嗣
