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サプリメント

ベルベリン

Berberine

エビデンス評価

メギ科植物や黄連などに含まれる植物性アルカロイド。血糖・脂質の代謝に関わる指標への影響が研究されており、研究の蓄積は2型糖尿病患者を対象としたものが中心。糖尿病でない肥満者を対象とした大規模RCTでは、**内臓脂肪と肝脂肪はプラセボと差が無かった。** 「飲めば内臓脂肪が落ちる」という位置づけの製品ではない。

研究が進みつつある成分

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研究で報告されている効果

血糖・インスリン関連の指標への関与(主に2型糖尿病患者を対象とした研究)

脂質(LDLコレステロール・ApoB)や炎症マーカーへの影響に関する研究がある

糖尿病でない肥満者を対象とした6か月のRCTでは、内臓脂肪面積と肝脂肪量はプラセボと有意差がなかった

推奨摂取量・タイミング

  • 研究で用いられているのは1〜1.5g/日で、吸収率が低いため分割摂取が一般的。
  • 食事とあわせて摂る設計の研究が多い。
  • プロトコルは研究間で統一されていない。
  • 具体的な用量と結果は関連研究のページを参照。

注意点

  • 血糖降下作用があるため、糖尿病薬(メトホルミン・インスリンなど)と併用すると低血糖のリスクがある。
  • 必ず医師に相談すること。
  • CYP3A4・CYP2D6・CYP2C9の活性を低下させることが健常男性を対象とした試験で報告されており(Guo ら 2012)、**処方薬を服用中の人は、服用中のすべての薬について医師または薬剤師に確認してから使うこと。
  • **妊娠中・授乳中は禁忌(子宮収縮作用の報告あり)。
  • 消化器症状(下痢・吐き気・腹部不快感)は使い始めに多く、Yin ら(2008)では20名(34.5%)で報告されている(抄録に分母の内訳の記載はない)。
  • 長期の高用量使用の安全性データは不十分。
  • 本情報は教育・参考目的であり、疾患の診断・治療を意図しない。

根拠となる研究

ランダム化比較試験

2型糖尿病患者に対するベルベリンの有効性(メトホルミン対照RCT)

Metabolism, 2008

新規診断の2型糖尿病患者36名を対象に、ベルベリン0.5gを1日3回(計1.5g/日)3か月間投与し、メトホルミンと比較したRCT。HbA1cは9.5%から7.5%へ、空腹時血糖は10.6 mmol/Lから6.9 mmol/Lへ低下し、メトホルミンと同等の降糖効果が示された。比較対象はプラセボではなく実薬(メトホルミン)である点に注意。一過性の消化器系有害事象は20名(34.5%)で報告された。抄録は分母の内訳を明示しておらず、研究Aの36名単独の数字ではない。

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メタ分析

ベルベリンが血糖・インスリン関連指標に与える影響(メタ分析)

The Journal of Nutrition, 2023

ベルベリンとプラセボを比較したランダム化試験20件(n=1,761)のメタ分析。空腹時血糖は0.52 mmol/L低下(95%CI −0.72〜−0.33、18研究n=1,522)、HbA1cは4.48 mmol/mol低下(95%CI −6.53〜−2.44、7研究n=756)。女性・糖尿病患者・アジア人でより大きい効果が示唆されたが、著者らは研究数が限られるため再現の確認が必要としている。

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ランダム化比較試験

糖尿病でない肥満・MASLD患者におけるベルベリンと内臓脂肪(6か月RCT・陰性)

JAMA Network Open, 2026

糖尿病のない肥満かつMASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)の患者337名を対象に、ベルベリン1g/日を6か月投与した多施設・二重盲検RCT。**主要評価項目である内臓脂肪面積(1.4%、97.5%CI −2.4〜5.2)と肝脂肪量(0.9%、97.5%CI −0.4〜2.1)はいずれもプラセボと有意差がなかった。** 副次評価項目のうちLDLコレステロール(−7.72 mg/dL、95%CI −13.13〜−1.93)、ApoB(−3.42 mg/dL、95%CI −6.33〜−0.51)、hs-CRP(−0.072 mg/dL、95%CI −0.140〜−0.004)では差が見られたが、他の副次評価項目では見られなかった。主要評価項目が陰性の試験における副次的な所見であり、確証的なものではない。

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Alternatives

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