本文へスキップ
BODYDATA
JPEN
読みもの解説

アシュワガンダの回復・ストレス効果:アダプトゲンの中で最も研究が多い成分を評価する

公開日:

執筆: 吉崎 槙吾監修: 染田 智信

アシュワガンダは本当にストレスを減らしてトレーニング回復に役立つの?

アシュワガンダ(KSM-66®・Sensoril®など標準化エキス)は、コルチゾール低下・主観的ストレス・不安の軽減にRCTで一貫したエビデンスがある。筋力・筋肉量にも若干の向上効果が示されており、アダプトゲン系の中では最も研究が充実した選択肢の一つ。

1

RCTで確認されたコルチゾール・ストレス低下効果

Ashwagandha-strength-cortisol-RCT(本データベース収録)を含む複数の二重盲検RCTでは、アシュワガンダの標準化エキス(KSM-66® 300〜600mg/日)が8〜12週のコース後に血清コルチゾールを有意に低下させ(-14〜27%)、PSS(知覚ストレス尺度)やHAM-A(ハミルトン不安評価尺度)スコアも改善することが繰り返し確認されている(Chandrasekhar et al. 2012)。

14〜27%
コルチゾール低下率(RCT)
300〜600mg/日
標準化エキスの有効量
2

筋力・筋肉量への効果

Ashwagandha-strength-cortisol-RCTでは、プラセボ群と比較してアシュワガンダ群が8週後にスクワット・ベンチプレスの1RMで有意に優れた向上を示した(スクワット+18.2kg vs +14.3kg)。また筋肉量(MRI測定)と回復指標(血清CK・主観的回復感)も改善した。ただしこれは初中級者対象の研究であり、上級トレーニーへの効果は小さくなる可能性がある。

3

睡眠の質への効果

Langade ら(2019)の二重盲検RCTでは、アシュワガンダ(KSM-66® 300mg×2回/日)を10週間摂取したグループが、PSQI(睡眠質問票)スコア・入眠時間・睡眠効率・翌朝の気分で有意な改善を示した。睡眠の質向上を通じた間接的な回復促進効果も期待できる。

4

安全性と注意点

アシュワガンダはナス科の植物で、通常摂取量では安全性が高いとされる。まれに消化器の不快感・眠気が報告されるが重篤な副作用は少ない。甲状腺ホルモンを増加させる可能性が示唆されており、甲状腺疾患・薬服用中の人は医師に相談が必要。妊娠中は禁忌とされている。KSM-66®・Sensoril®など品質の担保された標準化エキスを選ぶことを推奨(ウィタノリド濃度が明記されているもの)。

関連するサプリ

PR

以下のリンクはアフィリエイトリンク(PR)を含みます。

公開日:

吉崎 槙吾

執筆

吉崎 槙吾

エンジニア / BODYDATAリサーチ担当

エンジニアの仕事は裏付けを取ること。筋トレの通説も、ソースコードと同じで中身を読んでから信じます。

プロフィールを見る
染田 智信

監修: 染田 智信

トレーニング指導とサプリメント業界での実務経験の観点から内容を確認しています

Read Next

次に読む