テストステロンブースター
Testosterone Booster
テストステロン値の維持・向上を目的とした複合サプリメント。亜鉛・マグネシウム・ビタミンDの補充は欠乏がある場合に有効だが、欠乏のない健常者での大幅なテストステロン増加を示すエビデンスは限定的。
研究はまだ限定的な成分

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(PR)研究で報告されている効果
亜鉛・マグネシウム・ビタミンD欠乏がある場合にテストステロン正常化の可能性
アシュワガンダ成分がコルチゾール低下・睡眠改善を介して間接的に寄与する可能性
ZMA(亜鉛+マグネシウム)が睡眠の質に関連するデータがある
推奨摂取量・タイミング
- 製品の指示に従う。
- テストステロン低下が気になる場合はまず血液検査で欠乏の有無を確認することが推奨される。
注意点
- •「テストステロンを増やす」という断定的な広告は根拠が薄いケースが多い。
- •前立腺疾患・ホルモン依存性疾患がある場合は医師に相談。
- •ステロイドではなくあくまで食品サプリ。
根拠となる研究
アシュワガンダ補給が筋力と回復に与える影響 ― RCT
Journal of the International Society of Sports Nutrition, 2015
健康な筋トレ経験者57名を対象に、アシュワガンダ根エキス(KSM-66)600mg/日を8週間摂取させたRCT。プラセボ群と比較してベンチプレス・レッグエクステンションの筋力が有意に向上し、血清コルチゾールの低下、除脂肪量の増加・体脂肪率の低下も確認された。ただし8週間の短期研究で、メーカー(KSM-66)との利益相反の可能性がある。
亜鉛補給がテストステロンレベルと免疫機能に与える影響
Nutrition, 1996
亜鉛欠乏の若年男性と高齢男性を対象に、亜鉛補給(45 mg/日、6ヶ月)がテストステロンと免疫機能に与える影響を検討したRCT。亜鉛欠乏者ではテストステロンが有意に低く、補給によって正常範囲に回復。免疫マーカー(NK細胞活性・インターロイキン-2など)も改善した。
亜鉛・マグネシウム補給が鍛錬者のテストステロンとIGF-1に与える影響 ― RCT
European Journal of Clinical Nutrition, 2009
レジスタンストレーニング経験のある男性42名を対象に、ZMA(亜鉛・マグネシウム・ビタミンB6)を8週間摂取させたRCT。血中の亜鉛・マグネシウム濃度は上昇したものの、テストステロンやIGF-1には有意な変化がなく、ZMAが筋力・筋肥大を直接高めるエビデンスは確認されなかった。ZMAの「テストステロン上昇」というマーケティングクレームを否定する独立した研究。
似た働きのサプリ
クレアチンHCl
信頼度: 中クレアチン塩酸塩(クレアチンHCl)
クレアチンに塩酸を結合させた形態。モノハイドレートより水溶性が高く、少量(1〜2g)で摂取できるとされる。ただしモノハイドレートとの直接比較研究は少なく、費用対効果では劣る。
ベタイン(トリメチルグリシン)
信頼度: 中ベタイン(トリメチルグリシン、TMG)
ベタインはアミノ酸の一種で、クレアチン合成に関わるメチル基供与体として機能する。複数のRCTにおいて、上半身の筋力・筋パワー向上の結果が報告されているが、下半身への効果は研究によって結果が異なる。ホモシステイン低下を介した心血管系へのベネフィットも検討されている。
EAA(必須アミノ酸)
信頼度: 中9種の必須アミノ酸(ロイシン・イソロイシン・バリン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・トリプトファン・ヒスチジン)
体内で合成できない9種の必須アミノ酸をすべて含む製品。研究では、筋タンパク質合成には全必須アミノ酸が揃った状態が有利であるという結果が報告されている。BCAAsのみでは他の必須アミノ酸が不足する可能性があり、EAAはより完全な基質を提供できると考えられている。