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研究 vs 勘

デッドリフト vs スクワット:どちらを優先すべきか? 目的別に研究で答える

公開日:

執筆: 吉崎 槙吾監修: 染田 智信

「スクワットは全種目の王様」「デッドリフトで下半身も鍛えられるからスクワットは不要」「どちらか一方でいい」など、2大コンパウンド種目の優劣論は尽きない。実際に両種目の効果を比較した研究を基に、目的別の優先度を整理する。

Round1

大腿四頭筋(前もも)はデッドリフトだけでも十分鍛えられる

言われていること

デッドリフト重視派のトレーニー、一部のパワーリフター

デッドリフトは脚全体を鍛える。スクワットと同じ筋肉を使うからどちらか一方で十分だ。

VS

研究が示すこと

  • コンベンショナルデッドリフトとスクワットの筋電図(EMG)比較研究では、大腿四頭筋(特に大腿直筋・外側広筋)の活動はスクワットで有意に高く、デッドリフトでは股関節伸展筋(大臀筋・ハムストリング)の活動が優位とされる(Escamilla et al. 2000)。
  • スクワットなしに大腿四頭筋を十分に鍛えることはデッドリフトだけでは難しい。
判定

大腿四頭筋を十分に鍛えたいなら、デッドリフトだけでは不十分。スクワット(またはレッグプレス・ブルガリアンスプリットスクワットなど)を組み合わせることで前もも・後もものバランスが整う。

信頼度:強い根拠あり
Round2

全身的な筋力向上・健康目的ならスクワットの方が効果的

言われていること

スクワット重視の指導者、一般フィットネスメディア

スクワットは下半身・体幹・全身を最も効率よく鍛える種目。デッドリフトは腰を傷めやすいから初心者・一般人にはスクワットだけで十分。

VS

研究が示すこと

  • スクワットとデッドリフトはそれぞれ異なる筋群を強調する補完的な種目であり、どちらかが優位とは言い切れない。
  • デッドリフトの腰部損傷リスクは「正しいフォーム」で行えば他の高重量種目と差がないとする研究がある(Berglund et al. 2015)。
  • 全身の筋力・長寿(resistance-training-longevity-metaの知見)という観点では、両種目をプログラムに含めることが推奨される。
判定

「スクワットだけ」または「デッドリフトだけ」より、両方組み合わせることが最も筋力・健康効果に優れる。どちらを優先するかは目的次第:下半身筋肥大→スクワット優先、ハムストリング・臀部・背中→デッドリフト優先、全身バランス→両方同程度。

信頼度:強い根拠あり

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公開日:

吉崎 槙吾

執筆

吉崎 槙吾

エンジニア / BODYDATAリサーチ担当

エンジニアの仕事は裏付けを取ること。筋トレの通説も、ソースコードと同じで中身を読んでから信じます。

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染田 智信

監修: 染田 智信

トレーニング指導とサプリメント業界での実務経験の観点から内容を確認しています

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