
軽い有酸素運動(アクティブリカバリー)は完全休養より回復が早い
言われていること
スポーツ系トレーナー、アスリート系ブログ
次の日に軽くジョギングやサイクリングをすると血流が改善して疲労物質が流れ、筋肉痛が早く消える。
研究が示すこと
- Activerecovery(20〜40分・最大心拍数の30〜40%)と完全休養を比較した研究では、アクティブリカバリーがDOMSの主観的評価を有意に軽減し、クレアチンキナーゼ(筋損傷マーカー)の回復を早める傾向があるという結果がある(Nédélec et al. 2013)。
- ただし効果量は小〜中程度で、全員に有効とは限らない。
- 血中乳酸の除去についてはアクティブリカバリーが明確に有効(完全休養の2〜3倍の速さ)だが、乳酸は筋肉痛の主因ではないため、主観的な回復感への影響は複雑。
軽いアクティブリカバリーは主観的な回復感とDOMSに中程度の効果があり、乳酸除去には明確に有効。ただし「疲労しすぎた状態(OTSや深刻な疲労蓄積期)」には完全休養の方が適切。一般的には軽い有酸素(歩行・水泳・ヨガ等)をオフ日に取り入れることは合理的な選択。
アクティブリカバリーは翌日の筋力パフォーマンスを向上させる
言われていること
経験則を語るトレーニー、パーソナルトレーナー
オフ日に軽く動くと翌日のトレーニングが調子いい気がする。アクティブリカバリーで次の日の成果も上がる。
研究が示すこと
- 翌日の最大筋力(1RM)や爆発力への影響については、アクティブリカバリーと完全休養で有意差が見られない研究が多い(Coffey et al. 2004)。
- 「主観的な回復感・疲労感」では改善するが、「客観的な筋力指標」では差が出にくい。
- 翌日のパフォーマンス改善を期待してアクティブリカバリーを行うことには過大な期待を持つべきではなく、主目的は「疲労感の軽減・体を動かす習慣の維持」と位置づける方が適切。
アクティブリカバリーで翌日の最大筋力が上がるというエビデンスは現状弱い。主観的な回復感・気分の改善には効果が期待できる。「パフォーマンス向上」ではなく「回復促進と体を動かす習慣の維持」を目的に使うのが現実的。
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出典
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