グルコサミン
Glucosamine
関節軟骨の構成成分であるグリコサミノグリカンの前駆体。変形性関節症(OA)の関節痛・機能改善への効果が研究されているが、結果は一貫しておらず、エビデンスは中程度。
研究が進みつつある成分

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(PR)研究で報告されている効果
変形性関節症(特に膝OA)の関節痛軽減に関するエビデンスがある
軟骨代謝への関与から長期的な関節構造維持に寄与する可能性
コンドロイチンとの併用で相加効果が期待される研究がある
推奨摂取量・タイミング
- 1,500mg/日(グルコサミン硫酸塩)。
- 効果が現れるまで6〜12週間の継続が必要。
注意点
- •甲殻類由来製品の場合、甲殻類アレルギーの人は注意(植物由来・発酵由来品も存在)。
- •糖尿病患者ではインスリン抵抗性への影響を確認することが推奨される。
根拠となる研究
グルコサミン・コンドロイチンの関節痛・軟骨保護効果 ― GAITトライアルを含むメタ分析
BMJ, 2010
グルコサミンおよびコンドロイチン(単独・組み合わせ)が変形性膝・股関節症の疼痛と機能に与える影響を評価したネットワークメタ分析。GAITトライアル(1583名)を含む10件のRCTを解析。全体としてプラセボ比で有意差は確認されず、ただし重症の変形性関節症(OA)のサブグループでは組み合わせ投与に有意な疼痛軽減効果がみられた。長期使用での軟骨変性抑制の可能性は別途研究が示している。安全性は良好。
コラーゲンペプチド補給が関節痛・皮膚弾力・軟骨保護に与える影響 ― RCT
American Journal of Clinical Nutrition, 2017
48名の若年アスリートを対象に、コラーゲンペプチド15g(ビタミンC添加)を運動1時間前に摂取させ、腱・靭帯の合成マーカーとサーカディアン血流への影響を検討したRCT。コラーゲン摂取群では腱の組織工学モデルにおけるコラーゲン含量とメカニカル特性が有意に改善した。また血清グリシン・プロリン・ヒドロキシプロリンの上昇を確認。ビタミンCとの同時摂取がコラーゲン合成の最大化に重要であることが示された。関節痛軽減については別のメタ分析でも支持されており、膝関節痛への効果が示されている(Zdzieblik et al. 2017)。
似た働きのサプリ
コンドロイチン
信頼度: 中コンドロイチン硫酸(ウシ・サメ軟骨由来等)
関節軟骨・結合組織の主要構成成分。グルコサミンと組み合わせて変形性関節症の関節痛・機能改善に広く使用される。関節の水分保持・弾力性維持に関与する。
コラーゲン(加水分解コラーゲン)
信頼度: 中加水分解コラーゲンペプチド(Type I/II/III)
腱・靭帯・軟骨・皮膚の主成分であるコラーゲンを加水分解して吸収しやすくしたサプリメント。ビタミンCとの併用で腱・靭帯のコラーゲン合成を促進する可能性をRCTが示唆している。筋肥大への直接効果は低いが、関節健康の維持や怪我予防の観点で研究が進んでいる。
コラーゲンペプチド
信頼度: 中加水分解コラーゲン(コラーゲンペプチド)
加水分解された低分子コラーゲン。若年アスリートを対象としたRCTでは、運動1時間前のコラーゲンペプチド15g(ビタミンC添加)摂取で腱のコラーゲン合成マーカーが改善したと報告されている。膝関節痛の軽減や皮膚の弾力・水分への効果も別の研究・メタ分析で示されている。ビタミンCとの同時摂取が合成に重要とされる。