
遊離の糖(HFCS)は結合型の糖(ショ糖)より吸収が速く血糖値を急上昇させるか
言われていること
異性化糖への健康不安・一部の健康情報サイト
果糖ブドウ糖液糖はすでに分解された遊離のブドウ糖・果糖なので、体への吸収が速く血糖値を急上昇させやすい。砂糖より体への負担が大きい。
研究が示すこと
- ショ糖(砂糖)は小腸の刷子縁にあるスクラーゼという酵素でほぼ瞬時に分解され、遊離のブドウ糖・果糖になってから吸収される。
- この分解ステップは非常に速いため、実際の吸収速度の差はわずかとされる。
- 767名を統合したメタ分析でも、HFCS群とショ糖群の間で空腹時血糖に有意差はなかった。
- 『遊離の糖だから急上昇させる』という理屈は消化生理としては単純化しすぎている。
『遊離の糖だから吸収が速く血糖値を急上昇させる』という理屈は誇張されている。実測データでも空腹時血糖に有意差はない。
工業的に作られた糖(異性化糖)であること自体が健康リスクを高めるか
言われていること
「天然=安全、人工=危険」という自然主義的な言説
果糖ブドウ糖液糖は工業的に作られた人工的な糖だから、天然の砂糖より体に悪い・危険だ。
研究が示すこと
- ショ糖(砂糖)もサトウキビ・てん菜から工業的に精製された糖であり、『天然か人工か』という区分自体があいまいである。
- 767名のメタ分析では体重・血糖・脂質など主要な代謝指標に両者の有意差はなかった。
- ただしCRP(炎症マーカー)はHFCS群でわずかに高いという結果もあり、『完全に同じ』と言い切れるほど research は一枚岩ではない。
- また、ショ糖ベースの市販ソフトドリンクでも血漿尿酸値が急性に上昇するという報告があり、尿酸への影響は『HFCS特有』の現象ではない。
『人工的だから危険』という単純化は支持されない。ただしCRPのようにわずかな差を示す報告もあり、『完全に同じ』と言い切るのも正確ではない。糖の種類の違いより総摂取量の管理が本質的に重要という結論は変わらない。
関連する研究
出典
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次に読む
- 研究 vs 勘
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