本文へスキップ
BODYDATA
研究データ
研究タイプ: メタ分析信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

果糖ブドウ糖液糖(HFCS)とショ糖の体組成・代謝指標への影響比較(システマティックレビュー・メタ分析)

Li X, Luan Y, Li Y, Ye S, Wang G, Cai X, Liang Y, Kord Varkaneh H, Luan Y

発表年2022
被験者数n=767
掲載誌Frontiers in Nutrition
著者Li X, Luan Y, Li Y, Ye S, Wang G, Cai X, Liang Y, Kord Varkaneh H, Luan Y

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

介入研究4件・9群・計767名を統合したメタ分析。果糖ブドウ糖液糖(HFCS)とショ糖を比較した結果、体重・BMI・ウエスト周囲径・体脂肪に有意差はなかった。血圧・空腹時血糖・脂質プロファイル(中性脂肪・LDL・HDL・総コレステロール)についても有意差は無いが、これらは抄録が「同様の結果」とまとめているだけで、個別の数値は全文(PMC9551185)の記載である(空腹時血糖は加重平均差 −0.87 mg/dl、95%CI −2.56〜0.82、I²=84%)。一方でCRP(炎症マーカー)はHFCS群でわずかに高かった。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.3389/fnut.2022.1013310

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 測定したアウトカム・研究デザイン血圧・空腹時血糖・脂質プロファイルの個別の数値が抄録ではなく全文(PMC9551185)の記載であることを明記した。抄録はこれらを「同様の結果」とまとめているだけである。
訂正履歴
1件を表示
  • 血圧・空腹時血糖・脂質プロファイルの数値について、出所が全文であることを明記した。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    介入研究4件・9群・計767名を統合。全研究が米国で実施され、参加者の平均年齢は41.5歳(37〜52歳)、介入期間の平均は8.5週間(2〜12週間)。対象は過体重・肥満または耐糖能異常のある成人が中心。

  • 2

    摂取量は、HFCS・ショ糖とも1日の摂取カロリーの平均19%に相当する。 通常の食生活より多い水準での比較である。

  • 3

    体重変化に有意差なし(加重平均差 −0.29kg、95%CI −1.34〜0.77、I²=0%)。BMI・ウエスト周囲径・体脂肪も同様。血圧・空腹時血糖・脂質プロファイルも有意差は無いが、個別の数値は抄録ではなく全文(PMC9551185)の記載である(3件・6アーム・645名を統合。空腹時血糖 −0.87 mg/dl、95%CI −2.56〜0.82、I²=84%)。

  • 4

    CRP(炎症マーカー)のみ、HFCS群で有意に高かった(加重平均差 +0.27 mg/L、95%CI 0.02〜0.52、I²=23%)。信頼区間の下限は0.02とぎりぎり0を上回る。

  • 5

    組み入れは4研究のみ。著者のうち2名はバイオテクノロジー企業(Lairui Biotechnology)の従業員であると利益相反として開示されている。

Related Research

関連する研究

ランダム化比較試験

果糖飲料・ブドウ糖飲料を10週間:内臓脂肪とインスリン感受性の変化が果糖群でのみ有意だったRCT

Journal of Clinical Investigation, 2009

過体重・肥満の成人を対象に、エネルギー必要量の25%を果糖飲料またはブドウ糖飲料で摂取する10週間の並行群間RCT。両群とも同程度体重が増えたが、内臓脂肪の増加・空腹時血糖とインスリンの上昇・インスリン感受性の低下は果糖群でのみ観察された。ただしこれは各群のなかでの変化であり、抄録は変化量を群間で比べた検定を報告していない。一方の群で有意・他方で非有意であることは、群間に有意な差があったことを意味しない。

研究詳細を見る
メタ分析

食事中の糖類と体重:ランダム化比較試験とコホート研究のシステマティックレビューおよびメタ分析

BMJ, 2012

食事由来の糖類と体重の関係を、30件のRCTと38件の前向きコホート研究から統合したシステマティックレビュー・メタ分析。摂取を厳密に制限しない自由摂取下の成人では、糖類の摂取を減らすと体重が0.80kg減り(95%CI 0.39〜1.21、p<0.001)、増やすと同程度(0.75kg、95%CI 0.30〜1.19、p=0.001)増えた。一方、糖類を他の炭水化物と等エネルギーで置き換えた場合、体重に変化は出なかった(0.04kg、95%CI -0.04〜0.13)。コホート研究では、砂糖入り飲料の摂取が最も多い群は最も少ない群に比べ、1年後に過体重・肥満であるオッズ比が1.55(1.32〜1.82)だった。著者らは、体脂肪の変化はエネルギー摂取量の変化を介して生じていると結論づけている。

研究詳細を見る
Read Next

この研究を扱った記事

最終確認: