本文へスキップ
BODYDATA
JPEN
読みもの解説

握力はパフォーマンス全体のバロメーター:測定方法と向上のための実践法

公開日:

執筆: 吉崎 槙吾監修: 染田 智信

握力はどのくらい全身の筋力やパフォーマンスと関連しているの?

握力は全身の筋力・健康寿命・心血管リスクの強力な予測因子であることが大規模コホート研究で示されている。握力そのものを鍛えることで、デッドリフト・ロウ・バーベルカールなどの引く系種目のパフォーマンスも向上する。

1

握力が「全身筋力の代理指標」とされる理由

17カ国・14万人超を追跡したPURE研究(Leong DP et al. 2015、本データベース収録)では、握力の低下が全死因死亡率・心血管疾患死亡リスクと強く逆相関することが示されている(握力5kg低下ごとに全死因死亡率+16%)。握力は上肢・体幹・全身の筋肉量と高い相関を持ち、単純な計測で大まかな全身筋力と健康状態が推定できる。

+16%
握力5kg低下ごとの全死因死亡率上昇
2

握力が「引く系種目」のボトルネックになるケース

デッドリフト・バーベルロウ・ラットプルダウンで「前腕が先に疲れて追い込めない」という経験は多い。これは握力(前腕屈筋群・指の屈筋)が主動作筋(背中・ハムストリング)より先に力尽きる状態。この場合、グリップを強化することで対象筋(背中・ハムストリング)をより効果的に追い込めるようになる。ストラップ・フックグリップなどの補助具は一時的な解決策だが、根本的な握力強化も並行して行う価値がある。

3

握力を高める代表的なトレーニング種目

①ファーマーズウォーク(重いダンベル・ケトルベルを持って歩く):実用的な握力と前腕の耐久力を同時に鍛える。②プレートピンチ(プレート2枚を指で挟んで保持):指先の強さを鍛える。③ハンドグリッパー(ばね式グリッパー):手の開閉筋を鍛える。④デッドハング(懸垂バーにぶら下がる):持続的な握力と肩関節の安定性も同時に高める。週2〜3回・各種目2〜4セット・30〜60秒程度の持続保持を目安にする。

週2〜3回
握力トレーニング推奨頻度

関連するサプリ

PR

以下のリンクはアフィリエイトリンク(PR)を含みます。

公開日:

吉崎 槙吾

執筆

吉崎 槙吾

エンジニア / BODYDATAリサーチ担当

エンジニアの仕事は裏付けを取ること。筋トレの通説も、ソースコードと同じで中身を読んでから信じます。

プロフィールを見る
染田 智信

監修: 染田 智信

トレーニング指導とサプリメント業界での実務経験の観点から内容を確認しています

Read Next

次に読む