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研究データ
研究タイプ: ランダム化比較試験信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

脱水(体重の1〜3%)が筋力・無酸素パフォーマンスに与える影響(RCT)

Judelson DA, et al.

発表年2007
被験者数n=7
掲載誌Medicine & Science in Sports & Exercise
著者Judelson DA, et al.

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

レジスタンストレーニング経験のある健常男性7名が、水分状態を3条件(正常/体重の約2.5%脱水/約5.0%脱水)に変えてレジスタンス運動を行ったクロスオーバー試験。脱水は運動と暑熱ストレス、および前日の水分摂取の管理で作り出した。実測の体重減少は2.4±0.4%と4.8±0.4%。垂直跳びの高さ、下肢の最大パワー(ジャンプスクワット)、下肢の最大筋力(等尺性バックスクワット)には、3条件間で有意差が認められなかった。 中枢性活性化率(CAR)は脱水が進むほど下がる傾向を示したが有意ではない(正常95.6%→2.5%脱水94.0%→5.0%脱水92.5%、P=0.075)。一方、6セットのバックスクワットで達成した総仕事量の割合で評価すると、脱水はレジスタンス運動の遂行を有意に低下させた(2.5%脱水で2〜3セット目、5.0%脱水で2〜5セット目)。著者らは、脱水がレジスタンス運動の遂行を減弱させること、その機序として中枢性の駆動が関与するかはさらなる研究を要することを結論としている。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.1249/mss.0b013e3180de5f22

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団被験者7名と少なく、脱水は運動と暑熱ストレスで人為的に作っている。検証されたのは約2.5%と約5.0%の脱水で、軽度の脱水については何も言えない。
訂正履歴
1件を表示
  • 結論が反転していた。 旧記述は「体重の2%以上の脱水で筋力・パワーが有意に低下(最大5〜8%)」としていたが、抄録は垂直跳び・下肢の最大パワー・下肢の最大筋力のいずれにも有意差が無かったと述べている。有意に低下したのは6セットにわたるバックスクワットの遂行である。被験者数も10名ではなく7名、脱水条件も「1〜3%」ではなく約2.5%と約5.0%。「5〜8%低下」「筋持久力が最も影響を受けやすい」「1%程度なら影響が小さい」はいずれも抄録に無い。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    垂直跳び・下肢の最大パワー・下肢の最大筋力には、脱水の程度による有意差が無かった。 単発の最大努力は、この試験の範囲では脱水の影響を受けていない。

  • 2

    影響が出たのは「セットを重ねたときの遂行」である。 6セットのバックスクワットで達成した総仕事量の割合で見ると、2.5%脱水では2〜3セット目、5.0%脱水では2〜5セット目で有意に低下した。

  • 3

    中枢性活性化率は脱水が進むほど下がる傾向を示したが、有意ではない(95.6%→94.0%→92.5%、P=0.075)。機序としての中枢性駆動は仮説にとどまる。

  • 4

    検証されたのは体重の約2.5%と約5.0%の脱水であり、1%程度の軽度脱水は試されていない。実測の体重減少は2.4%と4.8%。

  • 5

    被験者はレジスタンストレーニング経験のある男性7名と少ない。脱水は運動と暑熱ストレスで作り出しており、日常的な水分不足とは条件が異なる。

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    体水分の不足(低水和)は心血管系と体温調節への負担を増やし、有酸素パフォーマンスを低下させる(Shirreffs 2011)。

  • クレアチン

    高齢者では、レジスタンストレーニングにクレアチンを加えると除脂肪量と筋力の増加が大きかった。 22件のRCT(計721名、平均年齢57〜70歳)を統合したメタ分析で、除脂肪量は平均差 +1.37kg(95%CI 0.97〜1.76、p<0.00001)、チェストプレス筋力は標準化平均差0.35(p=0.0002)、レッグプレス筋力は同0.24(p=0.01)だった(Chilibeck 2017)。若年者を対象にした同種のメタ分析を、本サイトはまだ収録していない。

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