
Round1
ZMAは鍛えている人のテストステロンを上げるか
言われていること
サプリ広告・一般的な通説
ZMAは自然にテストステロンを高めるから、飲めば筋力も筋肥大も伸びる。
VS
VS
研究が示すこと
- レジスタンストレーニング経験者42名を対象とした8週間のRCTでは、血中の亜鉛・マグネシウム濃度は上昇したものの、テストステロンやIGF-1に有意な変化はなく、筋力・筋肥大を直接高める証拠は得られなかった。
判定
栄養が足りている鍛錬者では「テストブースター」としての通説は支持されない。ただし単一の小規模RCTである点は割り引いて読む必要がある。
信頼度:根拠は弱い
Round2
亜鉛そのものはテストステロンを上げるのか
言われていること
一般的な通説
亜鉛はテストステロンを上げるミネラルだから、補えば誰でも上がる。
VS
VS
研究が示すこと
- 亜鉛が欠乏した高齢男性では、補給後にテストステロンが約2倍(正常範囲への回復)に増えたとの報告がある。
- 一方、亜鉛が足りている男性では追加補給による上昇は確認されていない。
- 対象は小規模(n=40)。
Round3
では亜鉛・マグネシウムを飲む意味はないのか
言われていること
反動的な通説
テストが上がらないなら飲むだけ無駄。
VS
VS
研究が示すこと
- テストステロン目的では期待外れでも、亜鉛は免疫機能の指標改善(NK細胞活性・T細胞増殖など)と関連し、マグネシウムは睡眠の質を扱った研究がある。
- 欠乏対策としての意義は別問題として残る。
判定
「テストブースター」としては期待薄。一方、食事で不足しがちな人のミネラル補給という使い方は理にかなう。
信頼度:賛否が分かれる
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出典
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次に読む
- 研究 vs 勘
「ZMAはテストステロンを上げる」は本当か? 通説 vs 研究
ZMAは「テストステロン上昇・睡眠改善・筋肉回復」を謳って売られてきた定番サプリだ。ボディビル界では1990年代から語り継がれ、今もジムのロッカーに常備している人は多い。しかし独立した研究が示す結論は、マーケティングの主張とはかなり食い違う。
吉崎 槙吾
- 解説
亜鉛サプリのエビデンス:免疫・テストステロン・筋肉への効果と注意点
亜鉛が欠乏している場合は、補給によって免疫機能の改善やテストステロンの正常範囲への回復が確認されている。ただし亜鉛が十分な人に追加補給してもテストステロンは上がらない。欠乏かどうかを確認してから摂るのが合理的。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「ビタミンD不足だと痩せにくい」は本当か? ビタミンDと肥満 通説 vs 研究
「現代人はビタミンD不足で、それが肥満の隠れた原因」という主張が広まっている。ビタミンDと体脂肪の関係——因果関係なのか相関関係なのか——を研究から整理する。
吉崎 槙吾
