ビタミンK2サプリメントガイド:骨密度への効果と、確かめられていないこと
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ビタミンK2は骨を強くして血管を守るって本当?
本記事が引くRCT(Knapen ら 2013)は、閉経後女性244名がMK-7 180µg/日を3年間摂取した場合に、腰椎・大腿骨頸部の骨密度低下が抑制されたと報告している(全股関節では抑制なし)。同試験は心血管系のアウトカムを測定していない。動脈石灰化の予防、およびビタミンDとの相乗効果について、本サイトは出典を示せない。
ビタミンK2とは:K1との違い
ビタミンKには主にK1(フィロキノン)とK2(メナキノン)の2種類がある。K1は主に血液凝固に関与し、緑黄色野菜に多く含まれる。K2はK1を体内で変換したものを含むほか、発酵食品(納豆・チーズ)に含まれる。MK-7とMK-4の血中半減期の違い、少量で長時間作用するという説明について、本サイトは出典を示せない。 本記事が引くRCT(Knapen ら 2013)が用いたのはMK-7であり、MK-4との比較や薬物動態を扱ったものではない。
骨密度維持への効果
ビタミンK2の主な骨への作用は、オステオカルシン(骨タンパク)のカルボキシル化(活性化)を促すことだ。活性化されたオステオカルシンはカルシウムを骨基質に取り込む役割を果たし、骨密度の維持に貢献する。Knapen et al.(2013)のRCTでは、MK-7 180µg/日を3年間摂取した閉経後女性で、プラセボ群と比較して腰椎・大腿骨頸部の骨密度低下が有意に抑制された。ビタミンDとの役割分担(Dが腸で吸収し、K2が骨に誘導する)はよく語られる説明だが、本サイトはそれを検証した出典を示せない。
- 3年間
- 代表的RCTの追跡期間
- 244名
- 代表的RCTのサンプルサイズ
動脈石灰化について語られる機序と、根拠の限界
ビタミンK2はマトリックスGlaタンパク(MGP)を活性化し、これが血管へのカルシウム沈着を抑えるとされる。ただし本記事が引くRCT(Knapen ら 2013)は心血管系のアウトカムを測定しておらず、血管への効果を裏づける出典を本サイトは示せない。 「カルシウムを骨に留め血管に沈着させない」というのは機序の説明であって、確かめられた結果ではない。
推奨用量と注意点
本記事が引くRCT(Knapen ら 2013)が用いたのは MK-7 180µg/日を3年間である。 それ以外の用量帯(90µg/日など)、納豆1パックあたりのK2量、ビタミンD3との併用、脂質と一緒に摂ると吸収が高まることについて、本サイトは出典を示せない。 重要な注意点として、ワルファリン(血液凝固剤)を服用中の方はビタミンKがその作用に影響するため、必ず医師・薬剤師に相談すること。
- 180µg/日・3年間
- 本記事が引くRCTが用いた条件
関連するサプリ
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ビタミンK2(MK-7)閉経後女性で骨密度低下の抑制が3年間のRCTで報告されている
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出典
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- 解説
カルシウムサプリの正しい使い方:骨密度維持のエビデンスと注意点
閉経後女性を対象としたメタ分析(Shea 2002)では、カルシウム補給が骨量減少を抑えることが示されていますが、著者ら自身がその効果を「小さい」と表現しており、骨折の減少については有意差に達していません。50歳以上を対象にカルシウム単独とビタミンD併用の試験をまとめた別のメタ分析(Tang 2007)では、全種類の骨折が12%減少しています。ビタミンDを併用しないカルシウムサプリの試験をまとめたさらに別のメタ分析(Bolland 2010)では、心筋梗塞のリスク上昇が報告されています。この3件は対象集団・介入・評価項目がそれぞれ異なり、互いの利益と害を比べたものではありません。したがって、本サイトはこれらから最適な摂取量や差し引きの得失を示すことはできません。
吉崎 槙吾
- 解説
コラーゲンペプチドは腱・関節・皮膚に効くのか:収録した研究が示せる範囲
本サイトが収録している研究は、コラーゲンペプチドではなくゼラチンを用いたものである。 Shaw ら(2017)が投与したのはビタミンC強化ゼラチン0g・5g・15gで、対照はゼラチン0g(ビタミンCは全条件に48mg含まれる)。血中の合成マーカー(PINP)は運動だけでも上がっており、著者らはこれが骨のコラーゲン合成を反映すると述べている。腱・靭帯は被験者の血清で処理した人工靭帯で評価され、力学特性はプラセボを含む全条件で改善した。 関節痛・皮膚への効果について、本記事は出典を示せない。
吉崎 槙吾
- 解説
クルクミンは筋肉痛に効くのか? メタ分析が示せる範囲と吸収の問題
10件のRCTを統合したメタ分析(Beba 2022)では、クルクミン補給により筋肉痛(VAS −0.56)・血中CK(−65.98 IU/L)・TNF-α(−0.22 pg/ml)が低下し、最大随意収縮(+3.10)と関節可動域(+6.49°)が改善した。一方、IL-6 と IL-8 には有意な変化が認められていない。 用量反応解析では TNF-α について非線形の関連が示されており、増やせば比例して効くという関係ではない。著者らは「DOMSのいくつかの側面を改善しうる」という留保つきの結論に留め、長期的な影響と安全性にはより質の高い研究が必要としている。 吸収については、Hewlings & Kalman(2017)がクルクミン単体では利益が得られないとし、ピペリンとの複合体でバイオアベイラビリティが2000%増加したという報告を引いている。 NF-κB の機序、バイオアベイラビリティ約1%という数値、リポソーム型などの製剤、NSAIDsとの副作用の比較については、いずれも出典を示せない。 なお収録している抗酸化のレビュー(Yavari 2015)は、サプリメントではなく天然の抗酸化物質が豊富な食事を勧めている。
吉崎 槙吾