
Round1
慢性的な生活・仕事ストレスは筋肥大を阻害するか
言われていること
「結果を出すには言い訳するな」系フィットネス文化
精神的なストレスはトレーニングに関係ない。食事とトレーニングをしっかりすれば、仕事がどれだけ忙しくても筋肉はつく。メンタルは関係ない。
VS
VS
研究が示すこと
- Kraemer & Ratamess(2005)のレビューでは、コルチゾールは糖新生・タンパク質異化(筋タンパク分解)を促進し、テストステロン/コルチゾール比(T/C比)が低下した慢性高コルチゾール状態では筋タンパク合成が有意に抑制される。
- 慢性的な高ストレスは睡眠の質低下・食欲変化・過食リスクも高め、二次的に筋肥大を阻害する。
- 仕事・人間関係・睡眠不足によるコルチゾール慢性高値は、食事やトレーニングだけでは完全に相殺できない。
判定
慢性的な高コルチゾール状態はホルモンバランスを崩し筋肥大を阻害する。睡眠・生活ストレスの管理はサプリや食事と同等以上に重要。
信頼度:強い根拠あり
Round2
筋トレ中のコルチゾール急性上昇は筋肥大に悪いか
言われていること
「1時間以上の筋トレは逆効果」系の情報
筋トレするとコルチゾールが上がる。だからトレーニング中にもコルチゾールによる筋肉分解が起きており、長時間の筋トレは逆効果になる。
VS
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研究が示すこと
- 筋トレ中のコルチゾール急性上昇は生理的に正常な反応で、グリコーゲン動員・遊離脂肪酸の利用を助ける適応的な役割を持つ。
- 適切な回復をとればコルチゾールは速やかにベースラインに戻り、同化ホルモン(テストステロン・成長ホルモン)との均衡が維持される。
- 「60〜90分以上のトレーニングで逆効果になる」という主張を直接支持するエビデンスは限られており、セッション時間より総ボリューム・回復の質が重要。
判定
トレーニング中の急性コルチゾール上昇は適応的反応で問題なし。問題は慢性的な高値。セッション時間より回復の質を優先すべき。
信頼度:賛否が分かれる
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出典
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