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研究データ
研究タイプ: その他信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

ホエイ加水分解物・カゼイン・大豆分離プロテイン摂取が安静時および筋力トレーニング後の筋タンパク合成に与える影響

Tang JE, Moore DR, Kujbida GW, Tarnopolsky MA, Phillips SM

発表年2009
被験者数n=18
掲載誌Journal of Applied Physiology
著者Tang JE, Moore DR, Kujbida GW, Tarnopolsky MA, Phillips SM

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

健常な若年男性18名(各群6名)が片脚のレジスタンス運動を行い、必須アミノ酸を10gに揃えたホエイ加水分解物・ミセラーカゼイン・大豆分離タンパクのいずれかを摂取して、安静時と運動後の混合筋タンパク質合成(MPS)を比較した試験。抄録は「3群に割りつけた(assigned)」とだけ記しており、無作為割付とは述べていない。無作為化比較試験としては扱わない(idは公開URLの後方互換のため変更していない)。ホエイは血中の必須アミノ酸・分岐鎖アミノ酸・ロイシン濃度をカゼイン・大豆より大きく上昇させた(p<0.05)。安静時のMPSは速いタンパク質ほど高く(ホエイ0.091・大豆0.078・カゼイン0.047 %/時)、ホエイはカゼインより約93%高かった(p<0.01)が、大豆との差(約18%)は p=0.067 で有意に届かなかった。運動後も同じ順序で、ホエイはカゼインより約122%(p<0.01)、大豆より31%(p<0.05)高かった。大豆もカゼインより安静時64%・運動後69%高い(いずれも p<0.01)。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.1152/japplphysiol.00076.2009

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 研究デザイン・測定したアウトカム抄録は assigned とだけ記しており無作為割付を述べていないため、studyType を rct から other に改めた。id は公開URLの後方互換のため変更していない。
訂正履歴
1件を表示
  • 「カゼインは就寝前摂取での夜間アミノ酸供給に適している」「ソイは植物性プロテインの中でアミノ酸スコアが最も高い」はいずれも抄録に記載が無かった。大豆がカゼインより高いという所見も落ちていた。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    運動後の筋タンパク質合成は、ホエイがカゼインより約122%(p<0.01)、大豆より31%(p<0.05)高かった。

  • 2

    安静時はホエイがカゼインより約93%高かった(p<0.01)が、大豆との差(約18%)は p=0.067 で有意に届いていない。

  • 3

    大豆もカゼインより高い(安静時64%・運動後69%、いずれも p<0.01)。「植物性だから劣る」という単純な話ではない。

  • 4

    ホエイは血中の必須アミノ酸・分岐鎖アミノ酸・ロイシン濃度をカゼイン・大豆より大きく上昇させた(p<0.05)。

  • 5

    必須アミノ酸量を10gに揃えた比較であり、各群6名・計18名と小規模。急性の反応を見た試験で、長期の筋肥大は測定していない。

  • 6

    抄録は「割りつけた(assigned)」とだけ記しており、無作為割付とは述べていない。

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  • ホエイプロテイン

    レジスタンストレーニングにタンパク質補給を加えると、筋力・除脂肪量が増える。 健常成人の49件のRCT(計1,863名)のメタ分析で、6週間以上のトレーニングに補給を加えると1RM筋力が+2.49kg、除脂肪量が+0.30kg、筋線維横断面積が+310µm²増えた。総タンパク質摂取量については、除脂肪量の増加が頭打ちになるブレークポイントが1.62 g/kg/日(95%CI 1.03〜2.20)と推定されている。ただし著者らはこの分節回帰が統計的に有意でないこと(p=0.079)を明記しており、確立した閾値ではない。(Morton 2018)

  • ソイプロテイン(大豆プロテイン)

    運動後の筋タンパク質合成は、ホエイのほうが大豆より31%高かった(p<0.05)。若年男性18名(各群6名)に必須アミノ酸10g相当を摂取させた試験による(これは「大豆が31%低い」という意味ではない。ホエイを基準に言い直すと、大豆は約24%低い計算になる)。一方、大豆はミセラーカゼインより高く(安静時64%・運動後69%、いずれも p<0.01)、「植物性だから劣る」という単純な話ではない(Tang 2009)。各群6名の急性反応の試験であり、長期の筋肥大は測定していない。

  • カゼインプロテイン

    就寝前の摂取で夜間の全身タンパク質バランスが改善する。 若年男性16名が夕方にレジスタンス運動を行い、運動後に20gのタンパク質+60gの糖質を摂ったうえで、就寝30分前に40gのカゼインまたはプラセボを摂取した。カゼイン群では全身タンパク質合成(311対246 µmol/kg/7.5時間)と正味のタンパク質バランス(+61対−11)がいずれも改善した(P<0.01)。ただし筋タンパク質合成そのものは約22%高いにとどまり、有意水準ぎりぎり(P=0.05)だった(Res 2012)。

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