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研究データ
研究タイプ: メタ分析信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

高タンパク質食が健康な成人の腎機能に与える影響(系統的レビュー&メタ分析)

Devries MC, et al.

発表年2018
被験者数n=1358
掲載誌The Journal of Nutrition
著者Devries MC, et al.

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

腎疾患のない成人を対象に、高タンパク質摂取(体重1kgあたり1.5g以上、またはエネルギーの20%以上、または1日100g以上)と、通常〜低タンパク質摂取とを比較した無作為化比較試験のシステマティックレビュー・メタ分析。2,144件の抄録を精査して40件を全文レビューし、最終的に28件・計1,358名のデータを解析した。 介入後の値だけを比べた解析では、高タンパク質摂取のほうが糸球体濾過量(GFR)がわずかに高かった(標準化平均差0.19、95%CI 0.07〜0.31、P=0.002)。一方、介入前後のGFRの変化量を比べた解析では両群に差が無かった(0.11、95%CI −0.05〜0.27、P=0.16)。タンパク質摂取量とGFRには介入後の値では直線関係が見られたが(r=0.332、P=0.03)、変化量では見られなかった(r=0.184、P=0.33)。著者らは、高タンパク質摂取が健常成人のGFRに悪影響を与えないと結論しつつ、主な限界として、組み入れた試験の選択バイアスのリスクが不明確であると述べている。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.1093/jn/nxy197

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団対象は腎疾患のない成人1,358名で、慢性腎臓病のある人には当てはまらない。測定されているのはGFRであり、腎組織や長期の転帰ではない。著者らは選択バイアスのリスクが不明確であると明記している。
訂正履歴
1件を表示
  • sampleSize 2144 は被験者数ではなく「精査した抄録の件数」だった。 解析対象は28試験・1,358名。また「1.5〜3.5g/kg」の上限3.5gは抄録に無い(組み入れ基準に上限の記載は無い)。結果も「臨床的に有意な低下なし」より精密で、介入後の値だけを比べるとGFRはむしろ高く(P=0.002)、変化量では差が無い(P=0.16)という二段構え。著者らが挙げる主な限界(選択バイアスのリスクが不明確)も未記載だった。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    解析対象は28試験・計1,358名。 2,144というのは精査した抄録の件数であって、被験者数ではない。

  • 2

    介入後の値だけを比べると、高タンパク質群のほうがGFRはむしろ高かった(標準化平均差0.19、P=0.002)。「腎機能が落ちる」方向ではない。

  • 3

    GFRの変化量で比べると両群に差は無かった(0.11、P=0.16)。著者らはこちらを根拠に、高タンパク質摂取はGFRに悪影響を与えないと結論している。

  • 4

    組み入れ基準は「体重1kgあたり1.5g以上、またはエネルギーの20%以上、または1日100g以上」。上限がどこまでかを示す記述は抄録に無い。

  • 5

    主な限界は、組み入れた試験の選択バイアスのリスクが不明確であることと著者らが明記している。対象は腎疾患のない成人であり、慢性腎臓病のある人には当てはまらない。

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    レジスタンストレーニングにタンパク質補給を加えると、筋力・除脂肪量が増える。 健常成人の49件のRCT(計1,863名)のメタ分析で、6週間以上のトレーニングに補給を加えると1RM筋力が+2.49kg、除脂肪量が+0.30kg、筋線維横断面積が+310µm²増えた。総タンパク質摂取量については、除脂肪量の増加が頭打ちになるブレークポイントが1.62 g/kg/日(95%CI 1.03〜2.20)と推定されている。ただし著者らはこの分節回帰が統計的に有意でないこと(p=0.079)を明記しており、確立した閾値ではない。(Morton 2018)

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ランダム化比較試験

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