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研究データ
研究タイプ: レビュー信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

フルクトース・グルコース混合炭水化物と持久系パフォーマンス(批判的レビュー)

Rowlands DS, Houltham S, Musa-Veloso K, Brown F, Paulionis L, Bailey D

発表年2015
掲載誌Sports Medicine
著者Rowlands DS, Houltham S, Musa-Veloso K, Brown F, Paulionis L, Bailey D

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

フルクトース:グルコース(またはマルトデキストリン)の混合糖質と、グルコース/マルトデキストリン単独とを比較し、持久系パフォーマンスへの影響を検討した批判的レビュー。2.5〜3.0時間の持久系パフォーマンスの推定を含む14件の研究を対象とし、そのほとんどは男性のサイクリングである。等カロリーのグルコース/マルトデキストリンと比較すると、0.5〜1.0:1比率の混合飲料を毎分1.3〜2.4gで摂取した場合、平均パワーに小〜中程度の改善が見られた(1〜9%、95%信頼区間 0〜19)。0.5:1比率を毎分1.7g以上で摂取した場合の改善(4〜9%、2〜19)は、毎分1.4〜1.6gの場合(1〜3%、0〜6)より大きかった。摂取率が高い場合の効果量は、外因性糖質酸化率の上昇・一方向の水分吸収・消化器症状の軽減と関連していた。吸収が最も速いのは0.7〜1.0:1の比率で、毎分1.5〜1.8gで摂取した場合は0.8:1が最も高い外因性糖質エネルギーと持久パワーをもたらした。著者らは、毎分1.3g未満での効果、競技場面・女性・他の食品形態・暑熱下や超持久系運動での検証を今後の課題としている。

出典(原文を確認する)

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DOI: 10.1007/s40279-015-0381-0

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団対象は14件の研究で、ほとんどが男性のサイクリング。効果の信頼区間は下限が0を含む。著者にはIntertekとNestlé Research Centerの所属者が含まれる。
訂正履歴
1件を表示
  • 平均パワー改善「1〜9%」の95%信頼区間が0〜19であり、下限が0を含む点が落ちていた。また「単一糖質の酸化率は約60g/時が上限」「混合摂取で約90〜105g/時まで向上」という数値はこのレビューの抄録に示されていないため削除した。対象が14件・ほとんどが男性のサイクリングである点、著者にIntertekとNestlé Research Centerの所属者が含まれる点も補った。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    0.5〜1.0:1比率のフルクトース:グルコース飲料を毎分1.3〜2.4gで摂取すると、等カロリーの単一糖質より平均パワーが1〜9%高かった。ただし95%信頼区間は0〜19で、下限が0を含む。

  • 2

    摂取率が効果を左右する。 0.5:1比率を毎分1.7g以上で摂ると改善は4〜9%(信頼区間2〜19)と大きく、毎分1.4〜1.6gでは1〜3%(0〜6)にとどまった。

  • 3

    吸収が最も速いのは0.7〜1.0:1の比率。毎分1.5〜1.8gでは0.8:1が最も高い外因性糖質エネルギーと持久パワーをもたらした。

  • 4

    対象は14件の研究で、そのほとんどが男性のサイクリング、2.5〜3.0時間の持久系運動である。 著者ら自身が、女性・競技場面・暑熱下・超持久系での検証を今後の課題に挙げている。

  • 5

    効果と関連していたのは、外因性糖質酸化率の上昇・一方向の水分吸収・消化器症状の軽減。具体的な酸化率の上限値(毎時何gか)は本レビューの抄録には示されていない。

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ランダム化比較試験

グルコース+フルクトース併用飲料は持久系タイムトライアルのパフォーマンスを向上させる(RCT)

Medicine & Science in Sports & Exercise, 2008

訓練された自転車選手を対象に、120分間の中強度サイクリング(55% Wmax)に続くタイムトライアルで、グルコース+フルクトース飲料・グルコース単独飲料・水(プラセボ)の3条件を比較したクロスオーバーRCT。同じ糖質摂取速度(1.8g/分)でも、グルコース+フルクトース条件はグルコース単独条件よりタイムトライアルの所要時間が約8%短縮した。

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レビュー

トレーニングと競技のための炭水化物(レビュー)

Journal of Sports Sciences, 2011

アスリートの炭水化物摂取を「利用可能性(availability)」の観点から整理したレビュー。総摂取量と運動との時間関係によって、筋と中枢神経に十分な基質がある状態(高利用可能性)と、日々の運動プログラムに対して不足する状態(低利用可能性)に分かれる。競技や高強度トレーニングでは高利用可能性が重要になる。運動中の摂取量は種目の性質に応じて調整すべきで、約1時間の高強度種目では少量(口をすすぐだけでも)が中枢神経系を介して効果を持ち、長時間種目では毎時30〜60g、2.5時間を超える種目では最大90gまで増やす利点がありうる。著者らは、訓練適応を高めるために「train-low」戦略を追加することが、よく訓練された人のパフォーマンス向上につながるかは不明だと明記している。

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