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研究データ
研究タイプ: レビュー信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

BCAA単独は筋タンパク質合成を最大化できるか? ― 神話か現実か

Wolfe RR

発表年2017
掲載誌Journal of the International Society of Sports Nutrition
著者Wolfe RR

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

BCAA単独の経口摂取が筋タンパク質合成を刺激するという主張は根拠に乏しい。ロイシンはmTORシグナルを活性化するが、BCAAs以外の必須アミノ酸(EAA)が不足すると、合成の材料を確保するために既存の筋肉を分解せざるを得ない。最大限の筋タンパク質合成にはEAA全体の供給が必要。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.1186/s12970-017-0184-9

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 測定したアウトカム・研究デザインレビューのため被験者数は無い。著者は Essential Blends LLC の株式を保有し、複数の食品企業から研究助成・謝金を受けている旨を開示している(BCAA否定の立場と利害の向きは必ずしも一致しない)。
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    BCAA単独で筋タンパク質合成を高められる理論上の上限は、分解と合成の差(合成より約30%大きい)にとどまる。他の必須アミノ酸は筋タンパク質の分解からしか得られないためである。

  • 2

    しかも必須アミノ酸の不可避的な酸化を完全には抑えられないため、実際には30%という上限すら過大評価だと著者は述べている。

  • 3

    文献を広く探しても、BCAAを経口摂取したときの筋タンパク質合成を定量したヒト試験は見つからなかった

  • 4

    静脈内投与を調べた2件では、BCAAは筋タンパク質の合成も分解も低下させた(回転が落ちただけで、分解が合成を上回る異化状態は続いた)。

  • 5

    著者の結論は「BCAAの摂取が筋タンパク質合成を刺激する、あるいは同化反応を生むという主張には根拠が無い」である。

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    レジスタンストレーニングにタンパク質補給を加えると、筋力・除脂肪量が増える。 健常成人の49件のRCT(計1,863名)のメタ分析で、6週間以上のトレーニングに補給を加えると1RM筋力が+2.49kg、除脂肪量が+0.30kg、筋線維横断面積が+310µm²増えた。総タンパク質摂取量については、除脂肪量の増加が頭打ちになるブレークポイントが1.62 g/kg/日(95%CI 1.03〜2.20)と推定されている。ただし著者らはこの分節回帰が統計的に有意でないこと(p=0.079)を明記しており、確立した閾値ではない。(Morton 2018)

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