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研究 vs 勘

「カフェインは脂肪を燃やす」は本当か? カフェインの脂肪燃焼効果 通説 vs 研究

公開日:

執筆: 吉崎 槙吾監修: 染田 智信

コーヒー・緑茶・脂肪燃焼系サプリに必ずと言っていいほど含まれるカフェイン。「代謝を上げて脂肪を燃やす」という主張のエビデンスを確認する。

Round1

カフェインは代謝を上げて脂肪燃焼を促進するか

言われていること

コーヒーダイエット推薦者・サプリメントブランド

コーヒーを飲むと体が熱くなって代謝が上がる。カフェインは最強の天然脂肪燃焼剤。

VS

研究が示すこと

  • Astrup et al.(1992)の試験ではカフェイン100mg摂取後に安静時代謝が約3〜4%上昇し、脂肪酸酸化も増加することが示された。
  • この効果は「脂肪動員の増加(交感神経系の活性化→脂肪細胞からの脂肪酸放出)」と「熱産生亢進」が主なメカニズム。
  • カフェイン3〜6mg/kgの摂取で運動パフォーマンスも向上し(Caffeine & Exercise Performance Meta)、脂肪燃焼サポートとしての効果は比較的エビデンスが充実している。
  • ただし「飲むだけで体脂肪が落ちる」ほどの効果は期待できず、消費カロリー増加は100kcal/日程度。
判定

カフェインの代謝・脂肪酸酸化促進効果は研究で支持されているが、効果量は控えめ(追加消費100kcal/日程度)。単独で体脂肪を大幅に減らすほどの力はない。

信頼度:中程度の根拠
Round2

カフェインへの耐性が形成されると脂肪燃焼効果は消えるか

言われていること

カフェインサイクリング推奨者・プレワークアウトマニア

毎日コーヒーを飲んでいると耐性ができて、脂肪燃焼効果がなくなる。効かせたいなら週2〜3回にすべき。

VS

研究が示すこと

  • カフェインの代謝亢進効果・熱産生効果には習慣飲用者で耐性形成が報告されており、非習慣者と比べて効果が弱まることが示されている(Westerterp-Plantenga et al.)。
  • ただし運動パフォーマンス向上効果は習慣飲用者でも概ね維持される(Caffeine Strength Meta)。
  • 脂肪燃焼効果の耐性については証拠が混在しており、「効果がゼロになる」わけではないが「非飲用者ほどの効果は期待しにくい」という解釈が適切。
判定

代謝亢進への耐性は形成されうるが「効果ゼロ」にはならない。休息日を設けることで効果をある程度維持できる可能性はあるが、劇的な差ではない。

信頼度:賛否が分かれる

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公開日:

吉崎 槙吾

執筆

吉崎 槙吾

エンジニア / BODYDATAリサーチ担当

エンジニアの仕事は裏付けを取ること。筋トレの通説も、ソースコードと同じで中身を読んでから信じます。

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染田 智信

監修: 染田 智信

トレーニング指導とサプリメント業界での実務経験の観点から内容を確認しています

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