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研究 vs 勘

「有酸素なしでは痩せられない」は本当か? 筋トレだけダイエット 通説 vs 研究

公開日:

執筆: 吉崎 槙吾監修: 染田 智信

「痩せるにはランニングやバイクなどの有酸素運動が必須」——この常識は長年ダイエット文化に根付いている。一方で「筋トレだけで体脂肪を落とした」という体験談も多い。有酸素は本当に必須なのか、研究を確認する。

Round1

有酸素運動をしないと体脂肪は落とせないか

言われていること

旧来の減量指導・ランニング推奨コーチ

有酸素をやらないと脂肪は燃えない。食事制限と筋トレだけでは「引き締まった」体にはなれない。

VS

研究が示すこと

  • 体脂肪減少の根本はエネルギー収支(摂取カロリー < 消費カロリー)であり、そのカロリー赤字を食事制限と筋トレだけで作り出すことは可能。
  • Ballor & Keesey(1991)のレビューでは、食事制限単独と食事制限+筋トレの組み合わせで、脂肪量の減少は概ね同等だった。
  • 有酸素はカロリー消費を増やし赤字を作る手段の一つにすぎず、「必須」ではない。
  • 筋トレ単独でも十分なカロリー消費は可能で、除脂肪量を維持しながらの減量に有利。
判定

有酸素は「必須」ではなく「選択肢の一つ」。カロリー赤字を作れさえすれば、有酸素がなくても体脂肪は落とせる。

信頼度:強い根拠あり
Round2

有酸素と筋トレを組み合わせると脂肪燃焼は「加速」するか

言われていること

フィットネス雑誌・ボディメイクコーチ

筋トレで筋肉をつけて基礎代謝を上げ、さらに有酸素でカロリーを燃やす——組み合わせれば相乗効果で激痩せできる。

VS

研究が示すこと

  • 筋トレ+有酸素の組み合わせは筋トレ単独より体脂肪を多く減少させる可能性はあるが、その効果はカロリー収支の差で概ね説明できる(追加の有酸素分のカロリー消費量)。
  • 「相乗効果」による特別な脂肪燃焼加速のメカニズムは確立されていない。
  • ただし筋トレで除脂肪量を維持しながら有酸素でカロリー赤字を作る戦略は、食事制限だけの減量より体組成の改善に優れることは支持されている。
判定

組み合わせで「特別な相乗効果」は確認されていないが、追加の消費カロリーと除脂肪量維持の効果を組み合わせる点で体組成改善には有利。

信頼度:賛否が分かれる

公開日:

吉崎 槙吾

執筆

吉崎 槙吾

エンジニア / BODYDATAリサーチ担当

エンジニアの仕事は裏付けを取ること。筋トレの通説も、ソースコードと同じで中身を読んでから信じます。

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染田 智信

監修: 染田 智信

トレーニング指導とサプリメント業界での実務経験の観点から内容を確認しています

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