ターメリック(ウコン)サプリの選び方:クルクミンと黒胡椒の関係
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ターメリックサプリって本当に効くの?クルクミンと何が違う?
ターメリック(ウコン)はスパイスとして馴染み深い食材ですが、健康効果の研究で注目されているのは主成分の「クルクミン」です。ただしクルクミンは体内に吸収されにくく、黒胡椒(ピペリン)との組み合わせでバイオアベイラビリティが大きく向上することが研究で示されています。サプリを選ぶなら、クルクミン濃度とピペリン含有の有無が重要な判断基準になります。
ターメリックとクルクミンは別物?
ターメリック(ウコン)はショウガ科の植物で、カレーや料理に使われるスパイスです。一方「クルクミン」はターメリックに含まれる主要な活性成分の名前で、黄色い色素の正体でもあります。重要なのは、ターメリック粉末中のクルクミン含有量はわずか2〜5%にすぎないという点です(Hewlings & Kalman, 2017)。つまりターメリックを食材として使うことと、クルクミンを摂取することは同一ではありません。
- 2〜5%
- ターメリック粉末中のクルクミン含有量
クルクミンの最大の課題:吸収率の低さ
クルクミン単体は消化管での吸収が非常に難しいことが知られています。水に溶けにくい性質(疎水性)を持ち、腸から血中へ移行しにくいため、口から摂取してもそのまま排出されてしまうことが多いのです。このため、研究で示されているような抗炎症・抗酸化効果を期待するには、単純にターメリックを料理で多く使うだけでは不十分と考えられています。
- 非常に低い
- クルクミン単体のバイオアベイラビリティ
黒胡椒(ピペリン)との組み合わせで吸収率が激変
黒胡椒に含まれる「ピペリン」という成分は、クルクミンの生体利用率を最大2000%向上させる可能性があることが研究で示されています(Hewlings & Kalman, 2017)。ピペリンは消化酵素の働きを一時的に抑えることで、クルクミンが腸から吸収される時間を延ばす作用があると考えられています。この組み合わせは現在、クルクミンサプリの標準的なアプローチになっています。
- 最大2000%
- ピペリン併用でのバイオアベイラビリティ向上率(研究値)
料理でのターメリック vs クルクミンサプリ
カレーやゴールデンミルクに使うターメリックは、食文化として長い歴史があります。食材として日常的に使うことには問題はなく、食事の多様性・食物繊維・抗酸化物質の摂取という観点では有益でしょう。ただし、研究で検証されている「クルクミンの治療的投与量」(一般的に500〜1000mg以上/日)を食材から得るのは現実的ではありません。研究で示された効果を参考にサプリを検討する場合は、食材とは別に考える必要があります。
- 500〜1000mg以上
- 研究で使われる1日あたりのクルクミン投与量の目安
サプリを選ぶなら何を見るか
クルクミンサプリを選ぶ際の主なポイントは3つです。①クルクミン含有量が明示されているか(ターメリック粉末量ではなくクルクミン量)、②ピペリン(または同等の吸収補助成分)が含まれているか、③製造品質(GMP認証など)が確認できるか。なお、高用量のクルクミンや長期摂取の安全性については現時点で研究が十分ではない部分もあります。持病がある方や薬を服用中の方は、摂取前に医師や薬剤師に相談することを推奨します。
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