
Round1
家庭用体組成計(インピーダンス法)は体脂肪率を正確に測れるか
言われていること
体組成計メーカー・ダイエット管理アプリ
体組成計は毎日同じ条件で測れば十分正確。食前・起床後に測れば誤差は小さくなる。メーカーが精度をうたっているから信頼できる。
VS
VS
研究が示すこと
- Lee & Gallagher(2008)のレビューでは、BIA(生体電気インピーダンス法)は水分状態・食事・運動後・月経周期・皮膚温度などの条件変化で絶対値が±3〜8%以上変動する。
- 特定の水分状態(脱水・過水和)では実際の体脂肪率と乖離が大きい。
- 家庭用体組成計の絶対値を「今の体脂肪率」として信じることは誤差を過信するリスクがある。
- 同一条件での「変化のトレンド」を追跡するツールとして使う方が実用的。
Round2
DEXAなしで精度の高い体脂肪測定は可能か
言われていること
測定精度重視のボディコンポジション専門家
DEXAでないとまともな体脂肪率は測れない。DEXAにアクセスできない人は体脂肪管理を諦めるしかない。
VS
VS
研究が示すこと
- Lee & Gallagher(2008)のレビューでは、スキンフォールド法(キャリパー)は熟練した測定者が標準部位(7〜9サイト)を使えば±3〜4%程度の精度が得られる。
- 水中体重測定(水中体重法)もスキンフォールドと同等以上の精度で、費用は比較的少ない。
- DEXAが精度のゴールドスタンダードだが、スキンフォールドと水中体重測定は費用対精度のバランスが良い代替法。
- いずれの方法でも「測定者・条件・方法の一貫性」が再現性の鍵。
関連する研究
出典
公開日:


次に読む
- 研究 vs 勘
「血糖値を上げる食べ物は太る」は本当か? 血糖スパイクと体脂肪 通説 vs 研究
「白米・パン・砂糖は血糖値を急上昇させてインスリンが分泌され、脂肪として蓄積される」——炭水化物=太るという発想の根本にある理論。「炭水化物=インスリン仮説(carbohydrate-insulin model)」の実態を研究から検証する。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「カフェインは脂肪を燃やす」は本当か? カフェインの脂肪燃焼効果 通説 vs 研究
コーヒー・緑茶・脂肪燃焼系サプリに必ずと言っていいほど含まれるカフェイン。「代謝を上げて脂肪を燃やす」という主張のエビデンスを確認する。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「有酸素なしでは痩せられない」は本当か? 筋トレだけダイエット 通説 vs 研究
「痩せるにはランニングやバイクなどの有酸素運動が必須」——この常識は長年ダイエット文化に根付いている。一方で「筋トレだけで体脂肪を落とした」という体験談も多い。有酸素は本当に必須なのか、研究を確認する。
吉崎 槙吾