ヒト体組成の評価方法
Lee SY, Gallagher D
研究が積み重なりつつある段階のエビデンス
サマリー
生体でのヒト体組成の測定法を、栄養評価の観点から整理したレビュー。よく使われる手法として生体電気インピーダンス法(BIA)、希釈法、空気置換法(BOD POD)、二重エネルギーX線吸収法(DEXA)、MRI/磁気共鳴スペクトロスコピーが挙げられ、比較的新しいものとして3次元フォトニックスキャンと定量的磁気共鳴(QMR)が紹介されている。これらを組み合わせることで、脂肪・除脂肪量・骨ミネラル量・総体水分・細胞外水分・脂肪組織とその部位別内訳(内臓・皮下・筋間)・骨格筋・特定の臓器・異所性脂肪が測定できる。著者らは、質量と構造という静的な情報を超えて、代謝的・生物学的な機能を反映する動的な指標へ手法を発展させる必要があると述べ、出生時からの小児に適した生体測定法には空白があると指摘している。
検証の内訳
- 書誌照合
- Crossref と照合済み
- 内容照合
- 本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 測定したアウトカム・研究デザイン手法を概観したレビューであり、精度を数値で比較した研究ではない。2008年の論文であるため、その後普及した機器(家庭用体組成計を含む)の評価は含まれない。
- 訂正履歴
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- 「BIAの誤差は±3〜8%」「スキンフォールド法は±3〜4%」「DEXAや水中体重測定が標準」「家庭用体組成計はトレンド追跡に使う」は、いずれもこの論文に存在しない。 PMCの本文まで確認したが skinfold という語は一度も現れず、誤差の数値比較も行われていない。手法の精度を数値で語る主張は、この出典では裏づけられない。変更履歴
- 編集の確認
書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について
この研究で分かること
- 1
よく使われる測定法として、BIA・希釈法・空気置換法・DEXA・MRI/磁気共鳴スペクトロスコピーが挙げられている。比較的新しい手法は3次元フォトニックスキャンと定量的磁気共鳴。
- 2
これらにより、脂肪・除脂肪量・骨ミネラル量・体水分・脂肪組織の部位別内訳(内臓・皮下・筋間)・骨格筋・臓器・異所性脂肪までが測定対象になる。
- 3
空気置換法(BOD POD)は、水中体重法と違って水に潜る必要がないため被験者の負担が小さい代替法として位置づけられている。
- 4
著者らは、静的な指標から代謝的・生物学的な機能を反映する動的な指標へ発展させる必要があると述べている。
- 5
本レビューは各手法の誤差の大きさを数値で比較しておらず、キャリパー法(スキンフォールド)には言及していない。 手法ごとの精度を知りたい場合は別の出典が要る。
この研究を扱った記事
- 解説
FFMIの計算手順 ─ 収録した出典が言える範囲
FFMI は、身長に対する除脂肪体重の大きさを表す指数である。 収録している Kouri ら(1995)の定義は「除脂肪体重(kg)×(身長m)^-2」であり、除脂肪体重には筋肉以外の組織も含まれる。FFMI が筋肉量の指標として妥当かを検証した研究を、本記事は収録していない。 さらに身長補正した「補正FFMI」も使われる。 収録している Kouri ら(1995)が報告しているのは、ステロイド非使用者74名という標本で正規化FFMIが25.0という明確な上限まで分布していたという観察であり、著者ら自身が所見を予備的なものとしている。個人の残りの伸びしろを推定した研究ではない。 測定方法ごとの誤差の大きさについても、数値で示せる出典を収録していない。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「体組成計の体脂肪率は正確」は本当か? 測定精度 通説 vs 研究
毎朝体組成計に乗って体脂肪率を確認する——多くのトレーニーにとって日課だ。しかしその数値はどれほど信頼できるのか。測定方法の精度を研究から整理し、数値との正しい付き合い方を考える。
吉崎 槙吾
最終確認: