スマホSNS利用・Stroop課題によるメンタル疲労は、ベンチプレスのForce-Velocityプロファイル・1RM・垂直跳びには影響しない ― ランダム化クロスオーバー試験
Alix-Fages C, Baz-Valle E, González-Cano H, Jiménez-Martínez P, Balsalobre-Fernández C
研究が積み重なりつつある段階のエビデンス
サマリー
訓練経験のある成人25名を対象としたランダム化二重盲検クロスオーバー試験。30分間のスマホSNS利用とStroop課題(認知的干渉課題)はいずれも対照条件よりメンタル疲労の自覚を有意に高めた(SNS: p=0.007、Stroop: p<0.001)。しかしベンチプレスのForce-Velocityプロファイル・1RM・垂直跳び(CMJ)のいずれの指標にも有意差はなく、効果量も無視できる〜小さい範囲(≤0.24)にとどまった。メンタル疲労を自覚しても、最大筋力・パワー発揮の単発測定には表れにくい可能性を示す。
検証の内訳
- 書誌照合
- Crossref と照合済み
- 内容照合
- 本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザイン・対象集団測定したのは単発の最大筋力・パワーであり、トレーニング量やセッション全体の遂行は評価していない。対象は訓練経験のある成人25名。
- 編集の確認
書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について
この研究で分かること
- 1
訓練経験のある成人25名(25.8±5.7歳)が、1週間ずつ間隔をあけた3セッションを無作為化二重盲検クロスオーバーで実施。各セッションで30分の対照課題/SNS利用/Stroop課題を行った後に測定した。
- 2
Stroop課題(p≤0.001)もSNS利用(p=0.007)も、対照より自覚的なメンタル疲労を有意に高めた。 介入としては成立している。
- 3
にもかかわらず、ベンチプレスのForce-Velocityプロファイル(最大筋力・最大速度・最大パワー)・1RM・垂直跳びのいずれにも有意差が無かった(p=0.056〜0.723)。
- 4
条件間の差の大きさは無視できる〜小さい範囲(効果量≤0.24)にとどまった。
- 5
動機づけも記録・比較されている。単発の最大筋力・パワー測定では、自覚されるメンタル疲労が成績に表れにくい可能性を示す結果である。
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