筋力トレーニング習慣と全死因死亡率・長寿の関連(前向きコホートのメタ分析)
Momma H, et al.
複数の良質な研究に基づく、信頼性の高いエビデンス
サマリー
筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)習慣と全死因死亡率・疾患別死亡リスクの関連を16件の前向きコホート研究で統合評価したメタ分析。週30〜60分の筋力トレーニングが全死因死亡率・心血管死亡リスク・がん死亡リスクを有意に低下させることが示された。
この研究で分かること
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週30〜60分の筋力トレーニングで全死因死亡率が10〜20%低下
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心血管疾患による死亡リスクが17%、がんによる死亡リスクが12%低下
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有酸素運動との組み合わせでさらに10〜20%の追加的な死亡リスク低減効果
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週60分を超えるとリスク低減の追加効果は減少し、過剰な筋トレが逆効果になる可能性も示唆
関連する研究
握力と全死因死亡率・心血管疾患リスクの関連(大規模前向きコホート研究)
The Lancet, 2015
17カ国・14万人以上を追跡した大規模前向きコホート研究(PURE研究)。握力が全死因死亡率・心血管疾患による死亡リスクと強く逆相関することを示した。握力5kg低下ごとに全死因死亡率が16%・心血管死亡リスクが17%増加し、握力が血圧よりも優れた心血管リスクマーカーとなりうることを示唆。
レジスタンストレーニングが骨密度に与える効果(メタ分析)
British Journal of Sports Medicine, 2015
複数のRCTを統合し、レジスタンストレーニングが脊椎・股関節・大腿骨頚部の骨密度に与える効果を検証。すべての部位で骨密度の有意な増加が確認され、特に閉経後女性での効果が大きかった。
レジスタンストレーニングがうつ・不安・精神的健康に与える効果(メタ分析)
JAMA Psychiatry, 2018
レジスタンストレーニングがうつ症状・不安症状・全般的精神的健康に与える効果を評価したメタ分析。合計33件のRCTを解析し、レジスタンストレーニングがうつ・不安の症状を統計的に有意に軽減することが示された。効果量は中〜大(d = 0.66)で、有酸素運動と同等以上の精神的健康効果が示唆された。
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