研究タイプ: メタ分析信頼度: 中
高タンパク質食が健康な成人の腎機能に与える影響(系統的レビュー&メタ分析)
Kalantar-Zadeh K, et al.
発表年2017
被験者数n=2144
掲載誌Journal of the American Society of Nephrology
著者Kalantar-Zadeh K, et al.
研究が積み重なりつつある段階のエビデンス
Summary
サマリー
体重1kgあたり1.5〜3.5gの高タンパク質食が健康な腎機能を持つ成人の腎機能(GFR・クレアチニン値など)に与える影響を系統的レビューとメタ分析で評価。腎機能が正常な成人では、高タンパク食による腎機能の臨床的に有意な低下は認められなかった。
Key Findings
この研究で分かること
- 1
腎機能が正常な健康な成人では高タンパク食(最大3.5g/kg/日)で腎機能への悪影響なし
- 2
血清クレアチニン値・GFRへの臨床的に有意な変化は認められない
- 3
慢性腎臓病(CKD)を持つ患者ではタンパク制限が必要であり、この知見は適用されない
- 4
高タンパク食が腎臓を「傷める」という主張は健常者には根拠がない
関連する研究
メタ分析
タンパク質補給はレジスタンストレーニングによる筋量・筋力増加を高める(メタ分析)
British Journal of Sports Medicine, 2018
49件のRCT(計1,863名)を統合。タンパク質補給はレジスタンストレーニングによる除脂肪量・1RMの増加を有意に高めた。総タンパク質摂取量が約1.6 g/kg/日を超えると追加の効果は頭打ちになった。
研究詳細を見る
ランダム化比較試験高タンパク質の過剰摂取と体組成 ― トレーニング経験者の8週RCT
Journal of the International Society of Sports Nutrition, 2014
レジスタンストレーニング経験者30名(平均24歳)で、高タンパク群(4.4g/kg/日、307g/日)と通常群(1.8g/kg、138g/日)を8週間比較した結果、体重・脂肪量・除脂肪量・体脂肪率に群内・群間の有意な変化はなく、過剰なタンパク質由来のカロリーは脂肪を増やさなかった。
研究詳細を見る
最終確認:

