研究タイプ: ランダム化比較試験信頼度: 中
コンカレントトレーニングにおける有酸素と筋力トレーニングの実施順序が筋力・パワーに与える影響
Chtara M, Chaouachi A, Levin GT, Chaouachi M, Chamari K, Amri M, Laursen PB
発表年2008
被験者数n=44
掲載誌Journal of Strength and Conditioning Research
著者Chtara M, Chaouachi A, Levin GT, Chaouachi M, Chamari K, Amri M, Laursen PB
研究が積み重なりつつある段階のエビデンス
Summary
サマリー
有酸素運動と筋力トレーニングを同一セッションで行う際、実施順序が筋力・パワー発達に与える影響を検証したRCT。有酸素後に筋トレを行ったグループは筋力・パワー発達が劣った。なお総脂肪燃焼量に有意差は認められなかった。
Key Findings
この研究で分かること
- 1
有酸素運動→筋力トレーニングの順序では、筋力・パワー発達が逆の順序と比較して有意に低かった
- 2
12週間の介入で、筋トレ→有酸素の順序グループは筋力・パワーともに優れた向上を示した
- 3
両グループの総脂肪燃焼量・体脂肪率の変化に有意差はなかった
- 4
筋肥大を最優先にする場合は筋力トレーニングを先に実施することが推奨される
この研究を扱った記事
- 研究 vs 勘
「有酸素運動をすると筋肉が落ちる」は本当か? 有酸素と筋肉量 通説 vs 研究
「有酸素をやりすぎると筋肉が分解される」「筋トレに有酸素を組み合わせると筋肥大を邪魔する」——特に筋肉をつけたい人が有酸素を嫌う理由としてよく語られる。研究の実態を確認する。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「運動後も脂肪が燃え続ける」は本当か? 後燃え(EPOC)効果 通説 vs 研究
「激しい運動をすると体が燃え続ける状態になり、運動後も何時間も脂肪が燃える」——EPOC(運動後過剰酸素消費)を根拠にした主張だ。EPOCは実在するが、その「規模」が大きく誇張されている。
吉崎 槙吾
- 研究 vs 勘
「低強度有酸素が一番脂肪を燃やす」は本当か? 脂肪燃焼ゾーン神話 通説 vs 研究
ジムのカーディオマシンに表示される「脂肪燃焼ゾーン(最大心拍数の60〜70%)」。これが「一番脂肪が燃えるゾーン」として知られているが、実際に体脂肪を最も効率よく落とすかどうかは別の話だ。
吉崎 槙吾
最終確認: