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研究データ
研究タイプ: メタ分析信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

レジスタンス運動が睡眠に与える影響(RCTのシステマティックレビュー)

Kovacevic A, et al.

発表年2018
掲載誌Sleep Medicine Reviews
著者Kovacevic A, et al.

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

レジスタンス運動が睡眠の量と質に与える急性・慢性の影響を、13件のランダム化比較試験から整理したシステマティックレビュー。慢性的なレジスタンス運動は睡眠のあらゆる側面を改善し、なかでも睡眠の質への効果が最も大きかった。ただしこの効果は、レジスタンス運動を有酸素運動と組み合わせて有酸素単独と比べた場合には減弱する。急性の影響については研究が乏しく結果も一貫していない。睡眠に加えて、不安と抑うつの改善も報告されている。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.1016/j.smrv.2017.07.002

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 測定したアウトカム・研究デザイン13件のRCTを対象としたシステマティックレビューで、定量的な統合(メタ分析)は行っていない。抄録は統合参加者数を報告していない。id の末尾 -rct は実体と合わないが、URL の後方互換のため変更していない。
訂正履歴
1件を表示
  • 「16週間の介入・n=23・PSQIスコア」という単一RCTとして記述していたが、実体は13件のRCTのシステマティックレビュー。「不眠傾向で効果が顕著」「夕方の影響は小さい」は抄録と逆で、著者らは今後の課題としている。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    慢性的なレジスタンス運動は睡眠のあらゆる側面を改善し、睡眠の質への効果が最も大きかった。

  • 2

    レジスタンス運動を有酸素運動と組み合わせ、有酸素単独と比べると、この効果は減弱する。

  • 3

    急性の影響(1回の運動が直後の睡眠に与える影響)は研究が乏しく、結果も一貫していない。

  • 4

    睡眠に加えて、不安と抑うつの改善も報告されている。

  • 5

    著者らは、睡眠障害を抱える臨床集団での有効性、時間帯の影響、用量反応関係を今後の研究課題として挙げている——つまりこれらはまだ分かっていない。

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  • マグネシウム

    睡眠時間(p=0.002)と睡眠効率(p=0.03)が有意に改善した。 原発性不眠症の高齢者46名を、マグネシウム500mg/日群とプラセボ群に割り付けた8週間の二重盲検試験による(Abbasi 2012)。

  • メラトニン

    原発性睡眠障害では、入眠潜時の短縮と睡眠の質の改善が報告されている。 成人・小児の19件のRCT(計1,683名)のメタ分析で、入眠潜時が平均7.06分短縮(95%CI 4.37〜9.75、p<0.001)、総睡眠時間が8.25分延長(95%CI 1.74〜14.75、p=0.013)、睡眠の質の標準化平均差は0.22(95%CI 0.12〜0.32、p<0.001)だった(Ferracioli-Oda 2013)。著者ら自身が効果を「控えめ」と表現している。

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Related Research

関連する研究

レビュー

睡眠と筋回復をつなぐ内分泌・分子機構(仮説論文)

Medical Hypotheses, 2011

睡眠不足が筋回復を妨げるという仮説を、内分泌・分子機構の観点から提示した論文。掲載誌は Medical Hypotheses で、著者ら自身が「仮説を立てた(we hypothesized)」と述べている——検証結果の報告ではない。抄録によれば、睡眠の欠如はコルチゾール(ヒト)/コルチコステロン(ラット)の分泌増加と、テストステロン・IGF-1の低下を伴い、タンパク質分解が優位な環境をつくる。著者らはここから、睡眠負債がタンパク質合成経路の活性を下げ分解経路の活性を上げることで、運動・傷害・筋萎縮からの筋回復を妨げるのではないかと推論している。

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メタ分析

レジスタンストレーニングとうつ症状(メタ分析)

JAMA Psychiatry, 2018

レジスタンストレーニングがうつ症状に与える影響を、無作為化比較試験のメタ分析・メタ回帰で検証したもの。2017年8月以前に発表された論文から、レジスタンストレーニング群(947名)と非活動的な対照群(930名)に無作為化した試験を組み入れた。33件の試験・計1,877名から54の効果が導かれ、レジスタンストレーニングはうつ症状を有意に軽減した(平均効果量 Δ=0.66、95%CI 0.48〜0.83、z=7.35、P<0.001)。 治療必要数(NNT)は4。ただし異質性が大きく(I²=76.0%)、サンプリング誤差で説明できたのは観察された分散の32.9%にとどまる。処方されたトレーニング総量・参加者の健康状態・筋力の改善はいずれも抗うつ効果と有意に関連しなかった。一方、割り付けや評価が盲検化されている試験ほど、うつ症状の低下は小さかった。 著者らは、割り付けと評価の双方を盲検化した質の高い試験、およびうつ症状に対して実証的に支持されている他の治療法との比較が必要だとしている。

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