本文へスキップ
BODYDATA
研究データ
研究タイプ: その他信頼度: 中抄録と突き合わせ済み

収縮する筋の隣接皮下脂肪では血流・脂肪分解が高まるか ― 急性メカニズム研究

Stallknecht B, Dela F, Helge JW

発表年2007
被験者数n=10
掲載誌American Journal of Physiology - Endocrinology and Metabolism
著者Stallknecht B, Dela F, Helge JW

研究が積み重なりつつある段階のエビデンス

Summary

サマリー

健常男性10名が一晩絶食後に片脚膝伸展運動を行い(最大仕事率の25%で30分、反対脚で55%を120分、最初の脚で85%を30分)、収縮している筋に隣接する大腿部皮下脂肪と、安静側の皮下脂肪とで、血流と脂肪分解を比較した急性研究。血流は133Xeの洗い出しから、脂肪分解は間質および動脈のグリセロール濃度と血流から算出した。血流は25%(6.6対3.9 ml/100g/分)と55%(7.3対5.0)で収縮側が有意に高く、85%では有意差が無かった。脂肪分解は85%でのみ収縮側が有意に高く(88対−9 nmol/100g/分)、25%は有意には届かず(102対55、P=0.06)、55%では有意差が無かった。 著者らは「運動強度によらず、収縮筋に隣接する皮下脂肪では血流と脂肪分解が概して高い。したがって特定の運動は脂肪組織において『部分的な脂肪分解(spot lipolysis)』を誘発しうる」と結論している。

出典(原文を確認する)

出典を見る

DOI: 10.1152/ajpendo.00215.2006

検証の内訳

書誌照合
Crossref と照合済み
内容照合
本文の記述を原著の抄録と突き合わせています確認した範囲: 被験者数・測定したアウトカム・研究デザイン急性研究であり体組成を測定していない。局所の脂肪分解が長期の部位別脂肪減少につながるかは、この試験からは何も言えない。被験者10名。
訂正履歴
1件を表示
  • この論文の結論と逆の主張を、この論文に帰属させていた。 旧記述は「絶対量は小さく長期的な局所減量にはつながらない」としていたが、著者らは「特定の運動は脂肪組織において『部分的な脂肪分解』を誘発しうる」と結論している。部分痩せが成立しないという判断の根拠は、体組成をアウトカムにした介入RCT(Vispute ら 2011)のほうにある。血流の有意性も「低強度で有意」ではなく25%と55%の両方で有意(85%では有意差なし)。変更履歴
編集の確認

書誌の照合は Crossref・PubMed への機械照会で行っています。結果は上記の照合日時点のもので、それ以降に出た撤回・訂正は反映されていません。最終照合から365日を超えたロックを使う新しいビルドは失敗します。 内容の照合はAIが原著の抄録と突き合わせたもので、専門的な妥当性の判断ではありません。 検証していない範囲も隠さず表示しています。 検証の方法について

Key Findings

この研究で分かること

  • 1

    収縮筋に隣接する皮下脂肪では、安静側より血流が高かった(25%と55%の強度で有意、85%では有意差なし)。

  • 2

    脂肪分解は85%強度でのみ有意に高く(88対−9 nmol/100g/分)、25%はP=0.06で有意に届かず、55%では有意差が無かった。

  • 3

    著者らの結論は「特定の運動は脂肪組織において部分的な脂肪分解を誘発しうる」である。 局所での脂肪分解の亢進そのものは、この試験の範囲では否定されていない。

  • 4

    ただし本試験は体組成を測定しておらず、この局所的な脂肪分解が長期の部位別の脂肪減少につながるかは検証していない。 腹筋運動の介入RCT(Vispute ら 2011)は、6週間の腹筋運動だけでは腹部の皮下脂肪が減らないことを示している。急性の脂肪分解と、長期の体脂肪分布の変化は別の問いである。

  • 5

    被験者10名、一晩絶食後の急性研究。片脚膝伸展という限定的な条件での比較である。

Related Research

関連する研究

Read Next

この研究を扱った記事

最終確認: